横川如珙
横川如珙(わんせん にょこう)は、宋代から元代にかけて活動した禅僧である。松源下3世。
横川如珙 | |
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嘉定15年 - 至元26年10月10日 (1222年 - 1289年4月9日) | |
生地 | 温州永嘉県 |
宗派 | 臨済宗松源派 |
寺院 | 霊巌寺、能仁寺、阿育王寺 |
師 | 滅翁文礼 |
弟子 | 古林清茂、竺元妙道、断江覚恩 |
生涯
編集嘉定15年(1222年)、温州永嘉県で出生する。俗姓は林氏。叔父の正則も僧侶であり、その許で出家した後広慈院で受戒。霊隠寺の石田法薫の許に参禅、後に滅翁文礼の評判を聞き天童山へ移ってその法を嗣いだ。
咸淳4年(1268年)、臨安府浄慈寺にいたところ、請あって瑞安府雁蕩山霊巌寺の住持となった。咸淳8年(1272年)、雁蕩山能仁寺へ移り、その後雁蕩山放牧寮へ隠棲するが、求めに応じて至元20年(1283年)に明州阿育王山鄮峰広利寺に歴住した。
至元26年3月18日(1289年4月9日)示寂。法嗣は古林清茂・竺元妙道ならびに断江覚恩の3名を数える。語録として横川和尚語録がある。
参考文献
編集- 禅学大辞典編纂所 編 『新版 禅学大辞典』p.1106 1985年
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