横井久美子

日本のシンガーソングライター (1944-2021)

横井 久美子(よこい くみこ、1944年 - 2021年1月14日[1])は、日本のフォークシンガーであり、シンガーソングライターでもある。事務所は東京都国立市。「ノーモア・スモンの歌」など、公害や差別をテーマにした歌で知られる[2]

略歴

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愛知県名古屋市出身[3]名古屋市立菊里高等学校国立音楽大学声楽科卒業[3]。大学在学中よりコーラスグループ「ボーチェ・アンジェリカ」に入団[4]1969年よりソロシンガーとして活動開始[3]。創造集団「麦笛の会」を結成して全国を回る[要出典]1998年文化庁新進芸術家派遣研究員としてアイルランドリムリック大学に留学した[4]。1972年、ベトナムのハノイを訪れ、反戦歌を歌う[5]。2005年、ベトナム政府よりベトナム戦争を勝利に導いた国際的友人として「国際平和友好勲章」を受けた[4]。2014年、北アイルランドから「国際市民友好賞」を受けた[4]

頻繁にベトナム、アイルランドを訪れていた[6]。特にベトナムでは、ベトナム戦争中に現地公演し、枯葉剤の被害児救援コンサートを開いたほか[2]アメリカ合衆国軍の枯葉剤により被害を受けた子供たちの施設を訪れていた[7]

毎年8月に広島市で平和コンサートを行っており、こども劇場やおやこ劇場でもコンサートを行っていた[8]。各地の赤旗まつりなどや九条の会にも参加していた[9]

2019年8月、20回目のアイルランド・ツアーから帰国した直後に、下腹部に少し痛みを感じ、精密検査の結果、9月末に腎盂癌が発見され、2019年10月12日に右側の腎臓を全摘出する手術をうける[10]

2021年1月14日、腎盂癌のため死去。76歳没[1][3]

楽曲

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公式サイト・ベスト10投票ページを参照

脚注

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  1. ^ a b 横井久美子さん死去 76歳 シンガー・ソングライター 「ノーモア・スモンの歌」”. 毎日新聞 (2021年1月16日). 2025年1月14日閲覧。
  2. ^ a b 横井久美子さん死去 シンガー・ソングライター:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web (2021年1月17日). 2025年1月14日閲覧。
  3. ^ a b c d 悼む:シンガー・ソングライター 横井久美子さん=1月14日死去・76”. 毎日新聞 (2021年3月1日). 2025年1月14日閲覧。
  4. ^ a b c d 横井久美子 ネパールを語る ~ドキュメンタリー上映とトーク&ライブ | イベントカレンダー”. 毎日メディアカフェ. 毎日新聞社. 2018年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月14日閲覧。
  5. ^ ベトナム反戦歌手の横井久美子さん、8日の生中継音楽番組にゲスト出演”. VIETJO ベトナムニュース (2005年5月6日). 2025年1月14日閲覧。
  6. ^ 「いつの時代も歌があった! その時あなたもそこにいた」 i アイルランドツアー19回・ベトナムツアー16回・ネパールツアー・2019年50周年記念に向けて”. シンガーソングライター・横井久美子さんインタビュー. (株) 富士国際旅行社 (2018年5月1日). 2025年1月14日閲覧。
  7. ^ ベトナムから帰ってきました”. Kumiko Yokoi Web. 横井久美子 (2004年3月30日). 2025年1月14日閲覧。
  8. ^ 世界中の愛をあつめて”. Kumiko Yokoi Web. 横井久美子 (2004年5月15日). 2025年1月14日閲覧。
  9. ^ あいち赤旗まつり”. Kumiko Yokoi Web. 横井久美子 (2005年11月7日). 2025年1月14日閲覧。
  10. ^ <片腎KUMIKOのビスターリ(ゆっくり) ライフ> No. 60 2021年1月15日 お知らせ”. Kumiko Yokoi HomePage. 2025年1月14日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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