植木直一郎
植木 直一郎(うえき なおいちろう、明治11年(1878年)3月29日 - 昭和34年(1959年)7月8日)は、日本の歴史学者、法学者。國學院大學名誉教授。新潟県出身。
略歴
編集- 明治11年(1878年)3月 新潟県頸城郡(現・上越市)に生れる。
- 明治28年(1895年)8月 中頸尋常中学校を退学。
- 明治31年(1898年)7月 國學院本科卒業。東京府城北尋常中学校(後の東京府立第四中学校)助教諭。
- 明治32年(1899年)1月 東京外国語学校別科英語科に入学(-明治33年(1900年)7月)。7月、東京府城北尋常中学校教諭(-明治36年(1903年)9月)。
- 明治36年(1903年)10月 國學院大學研究科に入学。
- 明治37年(1904年)4月 陸軍参謀本部東京振武学校教授(-明治44年(1911年)11月)。
- 明治39年(1906年)3月 國學院大學研究科を卒業。
- 明治40年(1907年)4月 皇典講究所講師。9月、國學院大學講師。
- 大正9年(1920年) 國學院大學教授。
- 大正15年(1926年)12月 大東文化学院教授(-昭和3年(1928年)2月)。
- 昭和2年(1927年)6月 全国神職会神社制度調査委員を嘱託。
- 昭和6年(1931年)10月 「御成敗式目研究」により、國學院大學から文学博士の学位を授与される。
- 昭和10年(1935年)10月 大東文化学院教授。
- 昭和20年(1945年)9月 國學院大學を退職。その後、教職追放を受ける。以後、昭和女子大学・東京女学館短期大学教授を歴任。
- 昭和29年(1954年)1月 國學院大學名誉教授。
- 昭和34年(1959年)7月 脳溢血のため、死去。81歳。
主な著書
編集- 『日露交渉史』 神宮奉斎会、1904年
- 『皇室の制度典礼』 小林川流堂、1914年
- 『丸山正彦伝』 小林川流堂、1915年
- 『御即位礼と大嘗祭』 小林川流堂、1915年
- 『氏族制度時代の神社祭祀』 私家版、1927年
- 『日本古典研究』 大明堂、1927年
- 『皇室制度』 帝国神祇学会、1928年
- 『即位礼と大嘗祭』 大明堂、1928年
- 『承久殉難の五忠臣』 大明堂、1929年
- 『御成敗式目研究』 岩波書店、1930年
- 『神典古事記講話』 章華社、1934年
- 『国民と日本精神』 青年教育普及会、1936年
- 『現代語釈古事記』 非凡閣、1943年
- 『古事記現代考』 皇国青年教育協会、1943年
- 『古語拾遺新攷』 皇国青年教育協会、1944年
- 『上代の勤労思想と生産・生活』 文松堂、1944年