桃山 (台湾)
桃山(とうざん)は、台湾の台中市和平区と新竹県尖石郷の境にある標高3,325mの山。雪覇国家公園の東端に位置する。
桃山 | |
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![]() 桃山 | |
標高 | 3,325 m |
所在地 |
![]() 台中市 新竹県 |
位置 | 北緯24度25分57.47秒 東経121度18分17.64秒 / 北緯24.4326306度 東経121.3049000度座標: 北緯24度25分57.47秒 東経121度18分17.64秒 / 北緯24.4326306度 東経121.3049000度 |
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概要
編集武陵農場の北、七家湾渓の源流にも位置しており、台湾百岳では49位、武隆四秀の一つであり、その中で最も美しい山と知られている。
山名
編集馬里闊丸群タイヤル語では、桃山を「B'bu Ruyu」「B'bu Sbuyug」と呼び[1]:152、葛菈拜群タイヤル語では桃山の周りに大きなススキの円形地形があるということから、「Tumaw Miquy」と呼ばれる[2]:38。また環山や松茂一帯の部落のタイヤル族では「Rgyax Tqirux」と呼ばれ、「桃子山」を意味する[2]:38。溪頭群タイヤル族では「B'bu Qba」と呼ばれ[1]:158、「拳頭山」を意味する[3]:上冊59-60。
登山道
編集登山口は武陵農場から桃山瀑布へと向かう道路沿いにあり、最初は松で覆われた防火道を歩く。その後は視界が開け、武陵農場を望むことができる。距離は約4.5kmなのに対して、標高差は約1400mと急である。山頂からは雪山のカール地形や、大覇尖山・小覇尖山など聖稜線、南湖大山や中央尖山を望むことができる。
「武陵四秀ルート」を使えば品田山、池有山の登山口からも登ることができ、喀拉業山へも縦走が可能である。桃山山頂から約5時間で往復可能。
脚注
編集- ^ a b 林益仁、王信翰 (2014). “自然資源的治理──一個泰雅族的模式初探”. 台灣原住民族研究學報 4 (4): 139-172. ISSN 2308-3263. オリジナルの2022-01-03時点におけるアーカイブ。 2022年1月3日閲覧。.
- ^ a b 楊忠義 (2019). 雪霸國家公園園區山川古蹟之傳統名稱(泰雅族)先期調查計畫案 期末報告書 (PDF) (Report). 雪霸國家公園管理處. pp. 1–103. 2022年1月4日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2022年1月4日閲覧。
- ^ 百岳2.0小組 (2007-08-31). 陳遠建. ed. 第二世代台灣-{百岳}-全集 (初版 ed.). 台北市: 戶外生活. ISBN 978-986-6994-39-5
- ^ 臺灣總督府民政部警察本署 (20 January 1936) [1915年8月測圖 1916年12月製版]. ピヤナン社 (Map). [五萬分一]. 蕃地地形圖 田尾 第2號. 臺北州臺北市: 臺灣日日新報社. 國立台灣大學圖書館 數位化館藏より。
桃山 11188