根白石橋
日本の橋
根白石橋(ねのしろいしばし)は、宮城県仙台市泉区根白石に所在する、七北田川にかかる橋である。仙台市道町東古屋敷線を通す。
根白石橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 仙台市泉区根白石 |
交差物件 | 七北田川 |
管理者 | 仙台市 |
構造諸元 | |
全長 | 50.5m |
幅 | 10.5m |
関連項目 | |
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概要
編集全長50.5m、幅員10.5m、片側1車線の道路および片側歩道を有する道路橋(純合成床版 鋼単純合成床版 鋼単純合成床版I桁橋)[1][2]。2022年10月に竣工し、同年12月25日に供用を開始した[1][3]。事業主体は仙台市[1]。
沿革
編集平成27年9月関東・東北豪雨により、当橋の約150m上流に所在する馬橋が被災。左岸の橋台が崩壊したほか[4]、橋脚に滞留した流木によって川の流れが堰き止められ、周辺の住宅や農地が浸水する被害を受けた[5]。
豪雨被害を受けて、新たな橋の架け替えが計画され、馬橋の約150m下流に(仮称)新馬橋を建設することが決定[4]。新橋建設にあたり、車両の上下線相互通行を可能とし、地元の祭事の神輿が通行できるための幅員の確保や、浸水の原因となった橋脚をなくした設計とされた[2][6]。また、新橋を含めた国道457号をつなぐ約210mの区間が仙台市道町東古屋敷線として、一体的に整備されている[1]。2020年10月より橋梁工事を開始し[7]、2022年12月25日に供用を開始した[3]。
なお馬橋は被災後、2017年8月に復旧されたが[6]、根白石橋の供用開始とともに通行止めとし、橋脚のない歩行者専用橋として架け替えられることとなっている[5][7]。
出典
編集- ^ a b c d 根白石橋の供用を開始します 仙台市(2022年12月20日)
- ^ a b 国道457号 新馬橋 橋梁整備等事業説明会 (PDF) 仙台市泉区(2019年2月7日)
- ^ a b 仙台・泉「根白石橋」が開通 災害への不安軽減、住民ら渡り初め 河北新報(2022年12月25日)
- ^ a b 下流側移設案で合意 新たな馬橋の架設検討 市は29年度に調査・設計へ(仙台市根白石まちづくり協) 日本建設新聞(2016年12月1日)
- ^ a b 仙台・泉「根白石橋」あす25日開通 住民の要望で新設、豪雨に備え 河北新報(2022年12月24日)
- ^ a b 新馬橋36mで予備設計 8社指名し7日開札(仙台市) 日本建設新聞(2017年6月1日)
- ^ a b (仮称)新馬橋橋梁等整備事業 工事だより 第4号 (PDF) 仙台市(2022年12月)