柴野均
柴野 均(しばの ひとし、1948年9月8日 - )は、日本の翻訳家・歴史学者。専門は西洋史、近代イタリア史。信州大学名誉教授。大阪府出身。
略歴
編集学歴
編集- 1972年 東京大学文学部卒業
- 1974年 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了
- 1975年 ローマ大学政治学部に留学(~78年)
- 1982年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学
職歴
編集- 1983年 東京大学文学部助手
日本大学講師(兼任)
- 1990年 信州大学人文学部助教授
- 1996年 信州大学人文学部教授
- 2014年 信州大学退職、同大学名誉教授
受賞歴
編集- 第6回ピーコ・デッラ・ミランドラ賞 1997年
著作
編集単著研究報告書
編集- 『フランチェスコ・デ・サンクティスと同時代――イタリア近代社会における知識人の役割』科研報告書 (1996年)
編書目録
編集- 『イタリア近現代史洋書総合目録』(日外アソシエーツ、1991年)
共著書
編集- 『19世紀のヨーロッパ』(有斐閣、1980年)
- 『ヨーロッパ近代史再考』(ミネルヴァ書房、1983年)
- 『戦士の革命・生産者の国家』(太陽出版、1985年)
- 『概説イタリア史』(有斐閣、1988年)
- 『大学で学ぶ西洋史[近現代]』(ミネルヴァ書房、2011年)
論文
編集- 「1848~49年革命におけるローマの民衆運動」『社会運動史』9号(1981年)
- 「リソルジメントにおける民衆運動」『イタリア学会誌』33号(1984年)
- 「イタリア社会党の成立」『日伊文化研究』27号(1989年)
- 「ファシズムの文化政策」『信大史学』15号(1990年)
- 「19世紀ローマの歴史地理」『イタリア学会誌』33号(1992年)
- 「デ・アミーチスとVita militare」『Azurro』創刊号(1993年)
- 「エミリオ・ルッスの軌跡」『信州大学人文科学論集・人間情報学科篇』30号(1996年)
翻訳
編集- カルロ・マリア・チポッラ 『シラミとトスカナ大公』(白水社、1990年)
- ピーター・バーク 『イタリア・ルネサンスの文化と社会』(森田義之共訳、岩波書店 1992年、新版2000年)
- ロザリオ・ロメーオ(Rosario Romeo) 『カヴールとその時代』(白水社、1992年)
- ジャン・フランコ・ヴェネ(Gian Franco Ven`e) 『ファシズム体制下のイタリア人の暮らし』(白水社、1996年)
- エミリオ・ルッス(Emilio Lussu) 『戦場の一年』(白水社、2001年)
- A.カパッティ/ M.モンタナーリ 『食のイタリア文化史』(岩波書店、2011年)
- ニコラス・ファレル『ムッソリーニ』(白水社(上下)、2011年)
- ハロルド・アクトン『メディチ家の黄昏』(白水社、2012年)
- ルーシー・ヒューズ=ハレット『ダンヌンツィオ 誘惑のファシスト』(白水社、2017年)