柳憲一郎
柳 憲一郎(やなぎ けんいちろう、1950年 - )は、日本の法学者。専門は環境法、環境アセスメント法。博士(法学)(明治大学・論文博士・2011年)。明治大学名誉教授、元環境科学会会長。元環境アセスメント学会会長。日本土地環境学会会長。環境法政策学会常任理事・事務局長。環境大臣表彰、日本土地環境学会学術賞、環境科学会学術賞・学会賞受賞。
人物・経歴
編集神奈川県生まれ[1]。東京都立戸山高等学校を経て[2]、1976年中央大学法学部法律学科卒業。1979年筑波大学大学院環境科学研究科環境科学専攻修士課程修了[3](指導教授:荒秀[4])
筑波大学社会科学系準研究員・文部技官(環境科学研究科・橋本道夫教授)や北海学園大学開発研究所客員研究員、信州大学経済学部兼任講師を経て、1988年北海学園北見女子短期大学経営学科助教授、1992年明海大学不動産学部助教授、1995年英国ケンブリッジ大学土地経済学部客員研究員。その後、明海大学不動産学研究科・不動産学部教授を経て[5]、2004年明治大学法科大学院教授。2011年博士(法学)(明治大学)の学位を取得[3]。2018年明治大学法学部教授、2021年3月明治大学定年退職、同年4月明治大学名誉教授、明治大学研究・知財戦略機構研究推進員。
明治大学環境法センター長[5]、東京都環境影響評価審議会会長[3]、2020年東京オリンピック・パラリンピック環境アセスメント委員会会長[5]、緑の地球防衛基金監事、川崎市環境影響評価審議会会長、埼玉県環境影響評価技術審査会会長、東京都江東区環境審議会会長、公害健康被害不服審査会委員・専門委員、千葉県環境影響評価委員会委員などを歴任。2010年公益社団法人環境科学会学術賞受賞、2020年学会賞受賞。2011年 日本土地環境学会学術賞受賞。2012年環境アセスメント学会会長、2020年顧問。 2017年環境保全功労者環境大臣表彰[3][6][7]。2016年第14代環境科学会会長[8]、2018年顧問、2021年名誉会員。2019年一般社団法人環境情報科学センター理事、2020年学術論文賞受賞2023年常務理事。
著書
編集- 『環境アセスメント法』清文社 2000年
- 『環境法政策』清文社 2001年
- 『環境アセスメント読本』(浦郷昭子と共著)ぎょうせい 2002年
- 『多元的環境問題論』(篠田由紀, 磯田尚子と共編著)ぎょうせい 2002年
- 『判例にみる工作物・営造物責任』(北河隆之と共著)新日本法規出版 2005年
- 『ロースクール環境法』(松村弓彦, 荏原明則, 小賀野晶一, 織朱實と共著)成文堂 2006年
- 『環境リスク管理と法 : 浅野直人教授還暦記念論文集』(岩間徹と共編)慈学社出版 2007年
- 『演習ノート環境法』(浅野直人と共編)法学書院 2010年
- 『環境アセスメント法に関する総合的研究』清文社 2011年
- 『コンパクト環境法政策』清文社 2015年
- 『持続可能性環境法学への誘い: 浅野直人先生喜寿記念』(大塚直と共編著) 信山社 2020年
- 『脱炭素とCCS―二酸化炭素回収・貯留に関する法政策研究』(小松英司, 中村明寛と共編著) 信山社 2021年
- 『脱炭素とCCS―二酸化炭素回収・貯留に関する法政策研究(第2版)』(小松英司, 中村明寛,中村健太郎と共編著) 信山社 2023年
脚注月
編集- ^ 「演習ノート 環境法 単行本 – 2010/8/1 」 - Amazon.co.jp
- ^ 明治大学 - 環境科学会
- ^ a b c d 「 柳 憲一郎 」明治大学
- ^ 村上一博「献呈の辞」「法律論叢 93(6)」2021、巻頭p1
- ^ a b c 「コンパクト環境法政策 単行本 – 2015/4/8 」 - Amazon.co.jp
- ^ 「柳 憲一郎」researchmap
- ^ 会長選挙立候補者2名(五十音順) 環境アセスメント学会
- ^ 環境科学会 会長あいさつ環境科学会
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