柳ケ瀬グラッスル35(やながせグラッスルさんじゅうご、YANAGASE GLASSTLE 35)は、岐阜県岐阜市徹明通2丁目18番地に所在する、高さ132.64メートル商業住居複合の超高層ビルである。岐阜高島屋の南側に隣接する。高島屋南地区第一種市街地再開発事業として行われたもので、柳ケ瀬の活性化に期待がかかる。

柳ケ瀬グラッスル35
柳ケ瀬グラッスル35 2023年1月1日撮影(南西側から撮影)
柳ケ瀬グラッスル35
2023年1月1日撮影(南西側から撮影)
柳ケ瀬グラッスル35の位置(岐阜県内)
柳ケ瀬グラッスル35
柳ケ瀬グラッスル35
施設情報
所在地 500-8879
岐阜県岐阜市徹明通二丁目18番地
座標 北緯35度25分3.88秒 東経136度45分26.77秒 / 北緯35.4177444度 東経136.7574361度 / 35.4177444; 136.7574361座標: 北緯35度25分3.88秒 東経136度45分26.77秒 / 北緯35.4177444度 東経136.7574361度 / 35.4177444; 136.7574361
状態 完成
着工 2019年3月
建設期間 2019年 - 2023年
竣工 2023年3月4日(竣工式)
用途 共同住宅商業施設、公益施設、駐車場など
建設費 総事業費約220億円
地上高
最頂部 132.64m
高さ 128.39m
最上階 35階
各種諸元
階数 地上35階、地下1階
敷地面積 6,467.71 [1]
建築面積 5,718.92 [1]
延床面積 57,790.27 [1]
構造形式 鉄筋コンクリート造
(一部鉄骨造
駐車台数 399台(自走式立体駐車場)
居住者用:303台
時間貸駐車場:96台
関連企業
設計 戸田建設株式会社一級建築士事務所
施工 戸田建設株式会社
デベロッパー 高島屋南市街地再開発組合
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概要

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第2期岐阜市中心市街地活性化基本計画で、土地区画整理事業、市街地再開発事業に位置付けられる[2]高島屋南地区第一種市街地再開発事業によって建設された、商業・住居複合の超高層ビルである。

分譲マンションのデベロッパー大京大和ハウス工業で、それぞれのブランド「ライオンズ」「プレミスト」の名が入っている。

総戸数335戸で、東海圏愛知県岐阜県三重県)で「30階建て以上」かつ「総戸数300戸以上」かつ「行政による公共施設が入居する複合再開発事業」の条件においては、最大級のマンションとなる[3]

事業概要

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  • 事業名:高島屋南地区第一種市街地再開発事業
  • 建築主:高島屋南市街地再開発組合
  • 住所:岐阜県岐阜市徹明通二丁目18番地
    • 所在地:徹明通2丁目、神室町2丁目、金町4丁目、日ノ出町2丁目地内
  • 事業期間:1988年 - 2023年
  • 総事業費:220億円(国が約41億円、岐阜市が約30億円、岐阜県が約11億円を補助)[4]
  • 工事期間:2019年3月1日 - 2022年8月31日(予定)
  • 起工式:2019年10月10日
  • 竣工式:2023年3月4日
  • 地区面積:約0.9ha
  • 敷地面積:06,467.71m2
  • 建築面積05,718.92m2
  • 床面積:57,790.27m2
  • 階数:地上35階、地下1階。駐車場棟(地上8階:自走式立体駐車場)
  • 軒高:128.39m
  • 高さ:132.64m(PHを含む)
  • 構造:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造
  • 総戸数:335戸(地上5階 - 35階、権利者住戸36戸を含む)
    • 専有面積:46.90m2 - 156.32m2。平均専有面積75m2
    • 間取り:1LDK - 4LDK
  • 駐車台数:399台(自走式立体駐車場)、専用カーエントランスで直結
  • 参加組合員:株式会社大京大和ハウス工業株式会社
  • 基本設計、工事監理:株式会社青島建設
  • 実施設計:戸田建設株式会社一級建築士事務所
  • 施行:戸田建設株式会社
  • コンサルタント:株式会社都市研究所スペーシア
  • 事業支援:国土交通省、岐阜県、岐阜市、十六銀行岐阜信用金庫大垣共立銀行

用途

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  • 1階:賑わいの広場「Gテラス」・商業施設
  • 1階 - 2階:商業施設
  • 3階:公益施設(健康運動施設「ウゴクテ」、岐阜市保健所中保健センター[注釈 1][5]
  • 4階:公益施設(子育て支援施設「ツナグテ」)
  • 5階 - 35階:分譲マンション「ライオンズ岐阜プレミストタワー35」
  • 6階:ゲストルーム
  • 25階:スカイラウンジ

経緯

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  • 1988年昭和63年)3月 - 岐阜県商店街振興組合連合会による活性化に向けた提案
  • 1997年平成09年)3月 - 柳ケ瀬21世紀ビジョン計画策定
  • 2000年(平成12年)1月 - 高島屋南地区まちづくり協議会を設立
  • 2002年(平成14年)9月 - 高島屋南市街地再開発準備組合を設立
  • 2003年(平成15年)7月 - 都市再生緊急整備地域 第三次指定
  • 2007年(平成19年)5月 - 岐阜市中心市街地活性化基本計画に高島屋南地区が位置付けられる
  • 2011年(平成23年)12月 - 都市計画決定・告示
  • 2014年(平成26年)10月 - 高島屋南市街地再開発組合を設立
  • 2015年(平成27年)10月 - 特定業務代行者(戸田建設株式会社)及び参加組合員候補企業(株式会社大京)の決定
  • 2016年(平成28年)
    • 3月 - 都市計画変更の決定・告示
    • 7月 - 事業計画の変更参加組合員(株式会社大京)の決定
  • 2017年(平成29年)3月 - 岐阜市立地適正化計画に高島屋南地区が位置付けられる
  • 2018年(平成30年)
    • 03月 - 岐阜市と公益的施設に係る保留床売買契約を締結
    • 10月 - 参加組合員に大和ハウス工業株式会社が参画
  • 2019年(平成31年)
    • 2月 - 権利変換計画(都市再開発法第111条)の認可
    • 3月 - 工事着工
    • 10月10日 - 起工式
  • 2020年令和2年)
    • 08月 - 再開発ビルの名称を「柳ケ瀬グラッスル35」と決定[6]
    • 10月 - 高層分譲マンション名称を「ライオンズ岐阜プレミストタワー35」に決定[7]
  • 2022年(令和4年)
    • 3月1日 - 上棟式を開催[8]
    • 11月22日 - 定礎式[9]
  • 2023年(令和5年)
    • 3月4日 - 竣工。完成式典を実施[10][4]
    • 4月30日 - 子育て支援施設「ツナグテ」・健康運動施設「ウゴクテ」オープン。誕城祭を開催(5月7日まで)。
    • 5月8日 - 中保健センターが当ビル3階に移転[5]

その他

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「柳ケ瀬グラッスル35」の「グラッスル(GLASSTLE)」の由来は、GLASSガラス)、GRASS(緑)、CASTLE)を掛け合わせた造語で、それぞれ

  • GLASS:清流長良川のようなビルのガラス張りの壁面
  • GRASS:自然豊かな岐阜をイメージさせる施設内の緑
  • CASTLE:岐阜城のように、まちなかにそびえる新たな城(ランドマーク

という意味が込められている[6]

脚注

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注釈

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  1. ^ 2023年5月8日に岐阜西通り(都通り)沿いの旧所在地(岐阜市都通2丁目19番地)から移転。

出典

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  1. ^ a b c 建物概要 | 柳ケ瀬グラッスル35について、柳ケ瀬グラッスル35 公式ホームページ
  2. ^ 第2期岐阜市中心市街地活性化基本計画、岐阜市役所 まちづくり推進政策課、2021年9月3日
  3. ^ ライオンズ岐阜プレミストタワー35
  4. ^ a b 岐阜・柳ケ瀬に35階建てタワマン 公園も整備 3月4日に完成式朝日新聞デジタル、2023年2月10日
  5. ^ a b 中保健センターは、令和5年5月8日に柳ケ瀬グラッスル35 3階へ移転しました。、岐阜市役所 中保健センター、2023年5月8日
  6. ^ a b 高島屋南地区第一種市街地再開発事業再開発ビルの名称決定について - ウェイバックマシン(2020年9月29日アーカイブ分)、高島屋南市街地再開発組合、2020年8月25日
  7. ^ 岐阜・高島屋南地区の再開発事業の高層分譲マンション名称を「ライオンズ岐阜プレミストタワー35」に決定、株式会社大京、2020年10月14日
  8. ^ 柳ケ瀬グラッスル35上棟式の開催、高島屋南市街地再開発組合、2022年3月2日
  9. ^ カフェ、銀行、薬局…柳ケ瀬グラッスル13店舗発表 再開発関係者ら定礎式」『岐阜新聞Web』2022年11月23日。オリジナルの2022年11月23日時点におけるアーカイブ。( 要購読契約)
  10. ^ 柳ケ瀬に新たなランドマーク 超高層複合ビル「グラッスル35」が完成 金公園もリニューアル 岐阜市」『岐阜新聞Web』2023年3月4日。オリジナルの2023年3月5日時点におけるアーカイブ。( 要購読契約)

参考資料

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関連項目

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外部リンク

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