柏原信号場
柏原信号場(かしわばらしんごうじょう)は、北海道苫小牧市柏原に新設予定であった、日本国有鉄道日高本線(新線 未成)の信号場(未成駅)である。
柏原信号場 | |
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かしわばら Kashiwabara | |
◄沼ノ端 (5.5 km) (8.0 km) 上厚真► | |
所在地 | 北海道苫小牧市柏原 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 日高本線 |
キロ程 | 14.2 km(苫小牧起点) |
備考 | 未成線 |
概要
編集1972年(昭和47年)10月、苫小牧東部大規模工業基地開発に伴う、掘り込み水路新設に支障するため、北海道知事から国鉄北海道総局に日高本線の付け替え要請があり、付け替え路線の選定が行われた[1]。
この計画では、日高本線は現在苫小牧駅からしばらく室蘭本線と並走し、沼ノ端駅の手前で分かれているところ、沼ノ端駅構内に乗り入れた後に分かれ、同様に迂回となる国道235号(こちらは移設を実施)とともに工業基地の緩衝緑地を迂回し厚真川の手前で南下し渡河、現在の浜厚真駅を少し過ぎた地点で現在線と合流する計画で[1]、途中には、現在駅に乗り入れる沼ノ端駅のほか、苫小牧市柏原地区に信号場(柏原信号場)、厚真町上厚真地区の西の外れに無人駅(上厚真駅)が設けられ、既存の勇払駅、浜厚真駅は廃止となる計画であった[1]。
しかし、苫東地区開発の縮小により日高本線の移設は未成に終わったため、当信号場も新設されることはなかった。
隣の駅
編集脚注
編集関連記事
編集外部リンク
編集- 1970年5月16日撮影航空写真(国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス)当信号場予定地の周辺(画像左上の格子状に区画整理されている辺り)