静川駅

かつて日本の北海道苫小牧町(現:苫小牧市)にあった鉄道省の駅

静川駅(しずかわえき)は、北海道勇払郡苫小牧町大字勇払村字ニナルカ(現苫小牧市静川)にあった鉄道省富内線鉄道駅廃駅)である。

静川駅
しずかわ
Shizukawa
北松田 (4.0 km)
(4.9 km) 上厚真
所在地 北海道勇払郡苫小牧町大字勇払村字ニナルカ
北緯42度39分57.3秒 東経141度48分01.7秒 / 北緯42.665917度 東経141.800472度 / 42.665917; 141.800472
所属事業者 鉄道省
所属路線 富内線
キロ程 8.8 km(沼ノ端起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1922年大正11年)7月24日[1]
廃止年月日 1943年昭和18年)11月1日[1]
備考 沼ノ端駅~豊城駅間廃線に伴い廃駅
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1943年11月1日国有化とともに日高本線と並行することから不要不急線となって休止され、そのまま復活しなかった。

歴史

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駅名の由来

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「ニナルカ」は諸地に見られる古いアイヌ語地名であり、原義は「ニナㇽカ(ninar-ka)」(台地・の上)である[4]。当地の「ニナㇽカ」は安平川の左岸にある低い台地を指したものとされる[5][6]

「静川」はこの地を流れる安平川がゆったりと流れる様から名付けられた和名であり[4][6]、1942年(昭和17年)から開始された字名改称地番整理により選定され、行政的には駅改称後の1944年(昭和19年)1月1日より施行・改称された[6]

駅跡

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当駅付近の線路跡は国道235号に転用されている。

隣の駅

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鉄道省
富内線
北松田駅 - 静川駅 - 上厚真駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、867頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 『官報』 1922年07月28日 鉄道省彙報 「地方鉄道運輸開始」(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 苫小牧市史 下巻 p1855
  4. ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、394頁。ISBN 978-4-88323-114-0 
  5. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、223頁。ASIN B000J9RBUY 
  6. ^ a b c 苫小牧市史 下巻 1976年出版 p1847

関連記事

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外部リンク

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  • 1944年(廃止1年後)撮影航空写真(国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス)写真中央に当駅跡。駅舎と付随建物が残っている。
  • 1947年撮影航空写真(国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス)写真中央に当駅跡。構内は駅裏側にも広げられていて単純な棒線駅の様には見えない。