板井榮一
板井 榮一（いたい えいいち、1951年3月23日 - ）は、秋田県出身のプロゴルファー。
| Eiichi ITAI | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 名前 | 板井 榮一 |
| 生年月日 | 1951年3月23日（73歳） |
| 国籍 |
 日本 |
| 出身地 | 秋田県 |
| 経歴 | |
来歴
編集仙台工業高校卒業後は東北電力に勤務し、野球の選手であったが、24歳の時に知り合いから古いドライバー1本を貰ったのをきっかけにゴルフを始める[1]。
全くの我流でクラブを振っていたが、始めて4年後には宮城県アマで優勝し、この頃からプロを志した[1]。
プロテストには7回落ちた末に34歳で合格し[1]、電力会社のサラリーマンからプロゴルファーに転身した板井をモデルにした『おらぁ栄ちゃんだ〜!』という漫画も作られた[2]。
1986年の広島オープンでは芹澤信雄・塩田昌宏と並んでの8位タイ[3]、1989年にはミズノオープンで真板潔・横山明仁と並んでの9位タイ[4]に入った。
1990年には第一不動産カップで出口栄太郎・川岸良兼と並んでの8位タイ[5]、全日空オープンでは鈴木弘一と並んでの10位タイ[6]、日本オープンでは安田春雄・飯合肇と並んでの10位タイ[7]、
1991年にはよみうりサッポロビールオープンで7位タイ[8]に入り、ヨネックスオープン広島では初日を67で前田新作・白浜育男と並んでの2位タイ[9]でスタートし、2日目には69で米山剛と並んでの3位タイ[10]、3日目には2日間首位の野口裕樹夫と並んでの4位タイ[11]に着ける。最終日は首位に4打差の6アンダーから出たが、アウトで1イーグル、3バーディ、1ボギーのチャージをかけ、インに入った11、12番の連続バーディで単独首位に進出[12]。12アンダー65[12]とスコアを6打伸ばし[13]、プロ7年目、40歳で逆転でのツアー初優勝[12]を飾った。日経カップ 中村寅吉メモリアルでは尾崎直道とのプレーオフで1ホール目にダブルボギーを叩いて脱落し2位[14]、NST新潟オープンで丸山智弘・河村雅之と並んでの9位タイ[15]に終わった。関東オープンでは初日を6アンダーの首位でスタートし、2日目も7アンダーで首位をキープ[16]。3日目は9アンダーも、64をマークして14アンダーの金子柱憲が首位に立ち、最終日が雨天中止となったため、そのまま2位に終わった[16]。東海クラシックでは本命なき大会の中、2日目に65をマークし単独首位に立つと、自分のゴルフに徹し、悠々逃げ切り優勝[17]。
1992年にはブリヂストン阿蘇オープンで奥田靖己・高橋勝成と並んでの8位タイ[18]、よみうりサッポロビールオープンでは川俣茂・山本善隆・平石武則・稲垣太成と並んでの6位タイ[19]、日経カップ 中村寅吉メモリアルではバレント・フランクリン（カナダ）と並んでの5位タイ[20]、NST新潟オープンでは新関善美と並んでの7位タイ[21]に入った。
1992年の日本プロマッチプレーでは初出場ながら2回戦で藤木三郎を破る波乱を演出し、中嶋常幸との準々決勝では序盤先行されたが、8番のバーディーで逆転[22]。11番も取って優位に進めたが、中嶋に12番で並ばれ、15番で1mに着けて突き放されると、18番ではパーに終わって敗退[22]。
1993年には日本プロ5位[23]、ペプシ宇部では中村通と並んでの6位タイ[24]、三菱ギャラン7位タイ[25]、よみうりサッポロビールオープン4位タイ[26]に入り、サントリーオープンでは逆転優勝[27]。ラークカップでは5位[28]に入り、ダイワインターナショナルでは初日に65の好スコアで単独首位に立ち[29]、2日目には我慢のゴルフで首位をキープ[30]したが、最終的には5位タイ[31]に入った。
1994年にはダイドードリンコ静岡オープンで木村政信と並んでの7位タイ[32]に入り、フジサンケイクラシックでは初日を2位に1打差の3アンダーで単独首位[33]、全日空オープンでも初日に7アンダーで首位に立った[34]。
1995年には東海クラシックでは桑原克典・真板と並んでの7位タイ[35]、1996年にはNST新潟オープンで桧垣繁正と並んでの10位タイ[36]に入り、2000年の東海クラシック[37]を最後にレギュラーツアーから引退。
主な優勝
編集- 1991年 - ヨネックスオープン広島、東海クラシック
- 1993年 - サントリーオープン
脚注
編集- ^ a b c 朝日新聞縮刷版p725 平成3年7月15日朝刊23面 スコアカード「浪人7回…脱サラ…我流…ビールがうまい」
- ^ おらぁ栄ちゃんだ～！（完結） | 漫画無料試し読みならブッコミ！
- ^ フルリーダーボード 広島オープン 1986 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ フルリーダーボード ミズノオープン 1989 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ 第一不動産カップ 1990 - フルリーダーボード - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ フルリーダーボード 全日空オープン 1990 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ フルリーダーボード 日本オープン 1990 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ フルリーダーボード よみうりサッポロビール 1991 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ 朝日新聞縮刷版p568 平成3年7月12日朝刊22面「ベテラン野口リード ヨネックスオープン第1日」
- ^ 朝日新聞縮刷版p624 平成3年7月13日朝刊22面「野口が単独首位守る ヨネックスオープン第2日」
- ^ 朝日新聞縮刷版p685 平成3年7月14日朝刊23面「水巻抜け出る 2差で追う米山 ヨネックスオープン第3日」
- ^ a b c 朝日新聞縮刷版p725 平成3年7月15日朝刊23面「板井40歳逆転初優勝 ヨネックスオープン最終日」
- ^ 板井栄一 男子プロゴルファー ヨネックスゴルフ 最終日
- ^ 日経カップ中村寅吉メモリアル 1991 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ フルリーダーボード ＮＳＴ新潟オープン 1991 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ a b 【伝説の名勝負。ヒーローの足跡】横浜カントリークラブ。大好物のコーライグリーンを手玉に金子柱憲ツアー初優勝。1991年関東オープン
- ^ 1991 第22回板井 榮一
- ^ フルリーダーボード ブリヂストン阿蘇オープン 1992 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ フルリーダーボード よみうりサッポロビールオープンゴルフトーナメント 1992 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ フルリーダーボード 日経カップゴルフトーナメント 中村寅吉メモリアル 1992 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ フルリーダーボード NST新潟オープンゴルフ選手権競技 1992 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ a b 第18回日本プロゴルフマッチプレー選手権（1992年）
- ^ 第61回日本プロゴルフ選手権（1993年）
- ^ フルリーダーボード ペプシ宇部トーナメント 1993 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site of JAPAN GOLF TOUR
- ^ フルリーダーボード 三菱ギャラントーナメント 1993 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site of JAPAN GOLF TOUR
- ^ フルリーダーボード よみうりサッポロビールオープンゴルフトーナメント 1993 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site of JAPAN GOLF TOUR
- ^ 1993年09月12日 板井が逆転優勝 サントリーオープン最終日
- ^ ＬＡＲＫ ＣＵＰ ＧＯＬＦ 1993 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ 1993年11月04日 板井栄一が単独首位 ダイワ・ゴルフ第１日
- ^ 1993年11月05日 板井、首位をキープ ダイワ・ゴルフ第２日
- ^ フルリーダーボード ダイワインターナショナルトーナメント 1993 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ フルリーダーボード ダイドードリンコ静岡オープンゴルフトーナメント 1994 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ 1994年05月05日 板井が１打差で首位 フジサンケイ第１日
- ^ 1994年09月15日 首位の板井 全日空オープン第１日
- ^ フルリーダーボード 国際ゴルフトーナメント東海クラシック 1995 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ ＮＳＴ新潟オープンゴルフ選手権競技 1996 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ 板井 榮一選手 年度別大会成績 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site