松根図書
江戸時代末期の宇和島藩家老
松根 図書(まつね ずしょ、文政3年12月7日(1821年1月10日) - 明治27年(1894年)3月4日)は、江戸時代末期の宇和島藩家老。伊達宗城、伊達宗徳に仕える。松根家は、足利氏の一門斯波氏の傍流最上氏の庶家である。号は三楽。俳人の松根東洋城、電力界のフィクサーと呼ばれた松根宗一は孫にあたる。また、外孫に伊達順之助がいる。
親族
編集来歴
編集人物・功績
編集史跡・その他
編集- 現在の市立宇和島病院は松根図書の邸宅址(石碑あり・松根東洋城揮毫)
- 松根の生首
- 宇和島市立伊達博物館所蔵の松根家の旗印「松根の生首」には次のような伝説がある。豪勇で知られた先祖松根新八郞が諸国を修行中、侍の幽霊から頼まれ、仇討ちの助力をしてやった。その礼にと数日後、幽霊が血の滴る生首を置いて消えた。松根家ではこれを邸内の竹薮に懇ろに葬った。以来、生首を家の旗印(畳一畳半の大きさ)として、兜の前立ての飾りにもした。この生首は後年、金剛山大隆寺に移され、松根首塚として供養が続けられている。
脚注
編集- ^ 田尻佐 編『贈位諸賢伝 増補版 上』(近藤出版社、1975年)特旨贈位年表 p.48