松木彦右衛門
日本の政治家、銀行家、実業家 (1851-1921)
4代 松木 彦右衛門(まつき ひこえもん、1851年(嘉永4年11月[1]) - 1921年(大正10年)1月9日[1])は、明治から大正時代の政治家、銀行家、実業家。貴族院多額納税者議員。
経歴
編集弘前城下松森町(弘前松森町を経て現弘前市松森町)で酒造業・松木家に生まれる[2][3]。1867年(慶応3年)以降、弘前藩御用達となり、ついで松前商社頭取となった[1]。1894年(明治27年)弘前両益銀行を創立し頭取に就任[2]。1898年(明治31年)弘前銀行取締役を経て、のち第4代頭取となる[2]。
そののち弘前電燈発起人筆頭を経て、1899年(明治32年)10月、青森県多額納税者として貴族院議員に互選され[2]、同年11月21日から務め[1][4]、任期途中の1902年(明治35年)6月13日に辞職して[5]、宮本甚兵衛にその職を譲った[2]。松木は当選後2年で貴族院多額納税者議員を辞職すると約束していたが、期限が来ても議員に居座ったため大問題となった[3]。
脚注
編集参考文献
編集- 衆議院、参議院 編『議会制度七十年史 第1』大蔵省印刷局、1960年 。
- 『青森県百科事典』東奥日報社、1981年。
- 東奥日報社 編『青森県人名事典』東奥日報社、2002年。ISBN 4885610656。