東雲飛行場
東雲飛行場(しののめひこうじょう)は、現在の東京都江東区有明にかつて存在した飛行場。正式名称は東航飛行場(とうこうひこうじょう)[1] [2]。
概要
編集1953年(昭和28年)4月28日、江東区深川東雲の10号埋立地に新設された東航飛行場にて飛行場開きが行われた[3]。
飛行場の設立者及び監理者は東京航空。滑走路は方位17/35、非舗装・430m。東雲にあったところから東雲飛行場と呼ばれた。
開設翌年に遊覧飛行のため訪れた東京だより記者によると、雑草地帯に掘立小屋のような事務所が立ち、5,6機のセスナ機が待機していたという[4]。
1977年(昭和52年)東京航空が東航飛行場を東京都に明け渡す[5]。東京航空は1980年4月に完成した茨城県の阿見飛行場[6]に移転した。
脚注
編集- ^ 朋文堂編集部 編『東京近郊レクリエーション案内』朋文堂、1957年、112頁。NDLJP:3029770/65。
- ^ 『運輸公報』171号、運輸省大臣官房、1952年11月7日、379頁。NDLJP:9645186/3。
- ^ 『Hotel review』(4) 37、日本ホテル協会、1953年5月、25頁。NDLJP:2630096/17。
- ^ 『東京だより』56号、東京だより社、1954年3月、63頁。NDLJP:1791377/33。
- ^ 『航空技術』267号、日本航空技術協会、1977年6月。NDLJP:3231111。
- ^ 『航空情報』418号、せきれい社、1980年8月。NDLJP:3290389。