東郷町 (鳥取県)

日本の鳥取県東伯郡にあった町

東郷町(とうごうちょう)は、かつて鳥取県の中部に位置していたである。東伯郡に属していた。

とうごうちょう
東郷町
東郷湖と東郷温泉
東郷町旗
東郷町旗
東郷町章
東郷町章
東郷町旗 東郷町章
廃止日 2004年10月1日[1]
廃止理由 新設合併
東郷町羽合町泊村湯梨浜町[1]
現在の自治体 湯梨浜町[1]
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陰地方
都道府県 鳥取県
東伯郡
市町村コード 31363-7
面積 47.07 km2.
総人口 6,461
(2003年)
隣接自治体 倉吉市泊村羽合町青谷町三朝町
町の木 二十世紀梨
町の花 二十世紀梨
東郷町役場
所在地 689-0714
鳥取県東伯郡東郷町龍島500番地
地図
旧東郷町役場庁舎位置
外部リンク 東郷町(Internet Archive)
座標 北緯35度28分04秒 東経133度53分46秒 / 北緯35.4678度 東経133.8961度 / 35.4678; 133.8961 (東郷町)座標: 北緯35度28分04秒 東経133度53分46秒 / 北緯35.4678度 東経133.8961度 / 35.4678; 133.8961 (東郷町)
特記事項 旧東郷町役場→湯梨浜町役場東郷庁舎
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地理

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東郷池に面しており、全体として山がちな地形であるが東郷川沿いなどには小規模な平野がある。

  • 山:鉢伏山、御冠山、大平山
  • 河川:東郷川、舎人川、羽衣石川
  • 湖沼:東郷池

歴史

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東郷町地域には山陰最大級の古墳北山古墳倭文神社などがあり古代から大和政権との関わりあるとされる豪族がいたとされ、町内の弥生時代遺跡からは1m程もある鉄刀が出土している。大正4年(1915年12月に倭文神社境内の経塚から出土した康和5年(1103年)銘の銅経筒などは「伯耆一宮経塚出土品」として一括して国宝に指定されている。この経筒の銘文中に「山陰道伯耆国河村東郷」とあり、平安時代には「東郷」という地名が成立していたことが分かる。中世には松尾大社荘園・東郷荘が成立、南北朝時代には山名氏南条氏による荘園侵略を受けた。なお、教科書や歴史関係の書籍によく見える「伯耆国河村郡東郷荘下地中分絵図」は当地周辺を描いたものである。貞治5年(1366年)に羽衣石城を築いた南条氏は東伯耆に勢力を拡大、慶長5年(1600年)に関ヶ原の戦いによって改易されるまで尼子氏毛利氏などと勢力争いを行った。江戸時代に入り中村一忠の統治、幕府直轄領を経て鳥取池田氏が入部、その家臣和田氏は松崎の自分手政治を許され、小鹿谷に陣屋を築き明治初年までこの地を委任統治した。

沿革

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特産品

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  • 二十世紀梨をはじめとする各種、野花豊後(
    • 梨の栽培開始から100年以上の歴史を誇っており、二十世紀梨の生産量は日本一である。品質が高く瑞々しいため市場では「東郷梨」のブランドで高値で取引されている。野花豊後は大粒の梅で主にジャム、酒などの製品に加工される。
  • 東郷池で採れるシジミなどの水産物
    • 東郷池のシジミは大粒なものが多い。1980年代に池北側の橋津川改修に伴う湖中の塩分調節が行われシジミの量が激減したが、シジミの成育に適した塩分濃度に戻すなどの実験をしたところシジミの量が増加し、数年ぶりの豊漁となった。

交通

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鉄道

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道路

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町内に国道、高速道路は走っていない。以下の県道の他に町道、農道、林道が多数ある。

教育

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  • 幼稚園・保育所
    • 町立松崎幼稚園
    • 町立花見保育所
    • 町立東郷保育所
    • 私立太養保育園
  • 小学校
    • 町立東郷小学校(2005年4月に統合され、現・湯梨浜町立東郷小学校(新)となる。)
    • 町立花見小学校(同上)
    • 町立桜小学校(同上)
  • 中学校
    • 町立東郷中学校

名所・旧跡・観光・祭事・催事

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  • 東郷温泉
  • 倭文神社
  • 羽衣石城
  • 水郷祭
  • 今滝
  • 不動滝
  • 中国庭園・燕趙園
  • ユアシス東郷龍鳳閣
  • 東郷湖羽合臨海公園
  • あやめ池スポーツセンター
  • 東郷運動公園
  • 鉢伏山テレビ送信所

鉢伏山は町内で一番高い山。頂上のテレビ塔まで道路が整備されており、ここからは日本海大山弓ヶ浜半島が一望できる。また、夕焼けの東郷池などの眺めはとても幻想的である。このほか、町内各地の果樹園での梨狩り、リンゴ狩り体験も人気である。

脚注

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  1. ^ a b c d 川瀬慎一朗(2014年11月6日). “検証・合併10年:鳥取市の今/6止 単独の智頭 知恵出し活路”. 毎日新聞 (毎日新聞社)

関連項目

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外部リンク

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