東昌寺 (逗子市)
東昌寺(とうしょうじ)は、神奈川県逗子市にある高野山真言宗の寺院。
東昌寺 | |
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所在地 | 神奈川県逗子市池子2-8-33 |
山号 | 青龍山 |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 大日如来 |
創建年 | 建武(1334年 - 1336年)以降 |
開山 | 信海 |
文化財 | 五輪塔(指定重要文化財)、木造阿弥陀如来坐像(逗子市指定文化財) |
公式サイト | 青龍山東昌寺-湘南の真言宗の寺 |
法人番号 | 2021005007976 |
歴史
編集→詳細は「東勝寺 (鎌倉市)」を参照
1333年(元弘3年)、新田義貞率いる軍勢が鎌倉に侵攻、北条氏一門は東勝寺で自害した(東勝寺合戦)。
当時の東勝寺住職信海は、本尊の大日如来を持ち出して脱出、当地に避難し、そこで北条氏の菩提を弔う寺を創建したのが、当寺の起源である[1]。寺の名も同じく「東勝寺」とした。
1637年(寛永14年)、鎌倉の英勝寺の末寺となった。英勝寺は水戸徳川家との関連が深い寺である。
その際に、寺の名を、英勝寺と水戸家に遠慮し、「勝」を「昌」に改め、「東昌寺」と称することになった[2]。
境内には、国の重要文化財に指定されている五輪塔がある。元々は葉山町にあった慶増院(現在は、浪子不動と統合し高養寺となる)にあったもので、開基の二階堂行然の墓といわれている。1976年(昭和51年)に当寺に移転した[1][3]。
文化財
編集交通アクセス
編集- 神武寺駅より徒歩3分。
脚注
編集- ^ a b 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年、238-239p
- ^ 東昌寺の歴史東昌寺
- ^ 高養寺(浪子不動)(昭和28年以前)逗子市「逗子フォト」
- ^ 五輪塔文化庁
- ^ 逗子市内所在の重要文化財指定物件逗子市
参考文献
編集- 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年