東宝企業株式会社(とうほうきぎょう)は、鳥取県倉吉市を営業基盤とするスーパーマーケット「東宝ストア」、「新あじそう」を運営する企業である。 本社は鳥取県倉吉市大正町2丁目90番地。 CGCグループに加盟しており[1]CoGCaに対応している。

東宝企業株式会社
Tohokigyo Co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
682-0886
鳥取県倉吉市大正町2丁目90番地
設立 1964年2月
業種 小売業
法人番号 8270001005071 ウィキデータを編集
事業内容 スーパーマーケット
代表者 宇崎孝也(代表取締役社長
資本金 1,800万円
従業員数 401名
主要子会社 新あじそう株式会社
外部リンク http://www.tohokigyo.com/
テンプレートを表示
東宝ストア新町店(2020年閉店)

また、株式会社マーメイドベーカリーパートナーズとのフランチャイズ契約によりベーカリーチェーン「リトルマーメイド」も運営している。

歴史・概要

編集

有楽座(倉吉市明治町1015)[2]や末広映画劇場[3](鳥取市末広温泉町[4])、旭座(倉吉市新町3-1080)[2]・えいらく館(倉吉市上井町336)などを経営していた[5][注 1]宇崎穆夫1962年(昭和37年)に東宝企業株式会社を設立し[3]、同年9月28日にスーパーマーケット東宝ストアを開店したのが始まりである[7]

2020年代のJA系スーパーの閉店をめぐっては、鳥取県東部の鳥取いなば農業協同組合(JA鳥取いなば)との間でトスク6店舗の引き継ぎを交渉していたが決裂し断念した[8][9]。一方、鳥取県中部の鳥取中央農業協同組合(JA鳥取中央)の一部店舗の引き継ぎについては交渉がまとまり、まず2023年9月に閉店していたAコープ赤碕店が同年10月6日に東宝ストア赤碕店となった[10]

店舗

編集

全て鳥取県内にある。

東宝ストア

編集
延べ床面積330m2[7]、店舗面積約264m2[7] → 約975m2[11]。駐車台数約116台[11]
  • 西倉吉店(倉吉市西倉吉町13-5[12]1991年(平成3年)3月開店[12]
延べ床面積2,125m2[12]、店舗面積約1,341m2[12](直営店舗面積約1,288m2[12])。
  • 米田店(倉吉市)
  • 河北PLAZA(倉吉市福庭町2-88[13]
鉄骨造り平屋建て[14]。延べ床面積5,987m2[14]、店舗面積約4,275m2[14](直営店舗面積約3,131m2[13])。
店舗面積約654m2[11]
かつて存在していた店舗
延べ床面積24,287m2[18]、店舗面積約9,336m2[18](直営店舗面積約3,638m2[18])。駐車台数約430台[18]
西倉吉地区に出店していた[19]
  • ホームセンタービッグライフトーホー(倉吉市米田町855-1[20]1986年(昭和61年)8月26日開店[11]
店舗面積約797m2[11][21]。駐車台数約100台[21]
延べ床面積825m2[7]、店舗面積約726m2[7] → 約796m2[11]。駐車台数約40台[11]
延べ床面積330m2[7]、店舗面積約264m2[7] → 約719m2[11]。駐車台数約39台[11]

新あじそう

編集
延べ床面積17,862m2[18] → 20,635m2[13]、店舗面積約9,922m2[26] → 11,377m2[13](新あじそう店舗面積約1,665m2[13])。駐車台数約1000台[11]
上井地区と倉吉市街地を結ぶ幹線道路の[19]鳥取駅前通り沿いに出店していた[27]
店舗面積約1,266m2[11]。駐車台数約150台[11]

リトルマーメイド

編集
  • ロータリー店(倉吉市)
  • 西倉吉店(倉吉市)
  • 河北PLAZA(倉吉市)

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 宇崎家は戦前から倉吉の映画館・日本館を経営していた[6]

出典

編集
  1. ^ 『新しいコメ販売は何を変えるのか』 山陰の経済 1996年3月号 (食糧問題研究所) (1996年3月)。pp35
  2. ^ a b 『映画年鑑 1960年版 別冊』 時事通信社、1960年1月1日。pp237
  3. ^ a b 『日本信用紳士録 全国篇 1966年版』 東興秘密探偵社、1965年12月1日。pp116
  4. ^ 『映画年鑑 1960年版 別冊』 時事通信社、1960年1月1日。pp236
  5. ^ 『映画年鑑 1959年版 別冊』 時事通信社、1959年1月1日。pp224
  6. ^ 『国際映画年鑑 昭和9年版』 国際映画通信社、1934年4月7日。pp444
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m 『日本スーパーマーケット名鑑 1969年版』 商業界、1969年。pp477
  8. ^ トスク引継ぎ東宝企業が撤退 なぜ交渉決裂したか”. NHK (2023年10月7日). 2023年7月12日閲覧。
  9. ^ 鳥取県のJAスーパー「トスク」6店、閉鎖後の継承断念 倉吉の東宝企業、本店除外で「永続的な運営困難」”. 中国新聞 (2023年7月12日). 2023年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月21日閲覧。
  10. ^ JA系スーパー初の承継 東宝ストア赤碕店開店”. 日本海新聞 (2023年10月7日). 2023年10月8日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 『山陰地方におけるサービス化の進展(4)消費環境の変化と小売業の新展開』 山陰の経済 1989年9月号 (山陰経済経営研究所) (1989年9月)。pp46
  12. ^ a b c d e 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2009年版』 東洋経済新報社、2009年。pp1480
  13. ^ a b c d e f 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2010年版』 東洋経済新報社、2010年。pp1471
  14. ^ a b c “届出情報”. ショッピングセンター 1994年2月号 (日本ショッピングセンター協会) (1994年2月1日).pp83
  15. ^ 日本放送協会. “閉店スーパーが「東宝ストア赤碕店」として再オープン 琴浦町|NHK 鳥取県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2023年10月8日閲覧。
  16. ^ Aコープ閉店…東宝ストア赤碕店がオープン いち早い引き継ぎで地元住民は歓迎 鳥取県琴浦町”. www.nkt-tv.co.jp. 2023年10月8日閲覧。
  17. ^ 『建築ジャーナル 別冊 地域の建築シリーズ 鳥取 白兎設計事務所の40年を語る』 建築ジャーナル、1999年11月。pp33
  18. ^ a b c d e f 『山陰地方におけるサービス化の進展(4)消費環境の変化と小売業の新展開』 山陰の経済 1989年9月号 (山陰経済経営研究所) (1989年9月)。pp44
  19. ^ a b 『山陰地方小売商業の変貌と今後(その2)』 山陰の経済 1986年8月号 (山陰経済経営研究所) (1986年8月)。pp36
  20. ^ “商業登記”. 鳥取県公報 第6417号 (鳥取県) (1992年10月23日).pp3
  21. ^ a b 『急展する郊外型ビジネス』 山陰の経済 1987年2月号 (山陰経済経営研究所) (1987年2月)。pp20
  22. ^ 東宝・新あじそうトップページのWEBチラシの店舗数より。閉店の記載はないが、店舗数が2020年10月より8店舗から7店舗に減少している。東宝・新あじそう トップページ - ウェイバックマシン(2020年9月27日アーカイブ分)
  23. ^ 『全国食品業者名鑑 1966年版』 関西食糧新聞社、1966年4月1日。pp90
  24. ^ 9/30【閉店】東宝ストア上井店(開店閉店) - ウェイバックマシン(2011年11月13日アーカイブ分)[出典無効]
  25. ^ “涙、涙のオープニング地元の力だけで作ったSC パープルタウン”. 商店界 1982年2月号 (誠文堂新光社) (1982年2月).pp70-73
  26. ^ 『山陰地方小売商業の変貌と今後(その2)』 山陰の経済 1986年8月号 (山陰経済経営研究所) (1986年8月)。pp35
  27. ^ 新伯耆風土記編纂会 『目で見る新伯耆風土記』 国書刊行会、1985年10月20日。pp39

外部リンク

編集