東京ゲーム音楽ショー
東京ゲーム音楽ショー(とうきょうゲームおんがくショー、英: Tokyo Game Music Show)は、2014年より毎年2月頃に開催される、ゲーム音楽の見本市。
東京ゲーム音楽ショー Tokyo Game Music Show | |
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イベントの種類 | 即売会、演奏会 |
通称・略称 | TGMS |
正式名称 | 東京ゲーム音楽ショー |
開催時期 | 1月 - 4月の土曜日 |
初回開催 | 2014年2月22日(晴海客船ターミナル) |
会場 | 大田区産業プラザPiO(2024年) |
主催 | 東京ゲーム音楽ショー準備委員会 |
プロデューサー | くまぁん |
出展数 | 50 - 60 |
最寄駅 | 京急蒲田駅、蒲田駅 |
ゲーム音楽ファン有志による「東京ゲーム音楽ショー準備委員会」が主催する[1]。
概要
編集ゲーム音楽作曲者によるCDやグッズ等の販売と、トークショーやライブ等のステージイベントが行われる。ステージは複数あり、ライブ演奏が中心となるステージと、トークショーが主となるステージに分けられる。2017年からは、音楽に限定されないゲーム関連の特別展示もあわせて行われる。
出展者はプロのゲーム音楽作曲者に限られ、作曲者側の意向を受けて準備会よりオファーが行われる[2]。いわゆる同人イベントではなく、M3のようにアマチュアの一般公募は行われていない。
なお、コスプレはスタッフおよび出展者のみ認められ、一般参加者は原則として禁止。
企画
編集- Hiro師匠、昇平兄さん、hally(田中治久)のトークショー
- 初回から続くステージ企画。3人が興味のあるゲーム音楽作曲者を、若手・ベテラン問わずステージに上げ、トークを行う。初対面の顔合わせがある場合は、壇上で名刺交換も行われる[3]。
- 当初はHiroと土屋昇平が進行役だったが、2017年に土屋が病気療養のため欠席し、代役にhallyが登壇[3]。翌2018年に土屋は復帰したが、負担軽減のため以降は3人体制となった。
- 2021年 - 2022年は、新型コロナウイルス感染症の流行の影響で土屋が出演できず、「Hiro師匠&hallyのトークショー」となっていた。
- フォトセッション
- 当日会場を訪れたゲーム音楽作曲者を壇上に集め、フォトセッションを行う。2016年まではイベント最後の閉会式で行われ、2017年以降はイベント中盤に時間が設けられる。
- 撮影の際に、主宰が音頭を取り、壇上のゲーム音楽作曲者に対し、ファン一同より謝辞が述べられる。
- 2021年以降は「3つの密」回避のため行われていない。
- ゲームミュージック界アレンジデスマッチ 電脳爆破
- ゲーム音楽の作曲者間での、作曲スタイルの違いによる対立の決着戦という触れ込みで行われた企画[4]。
- ルールは参加者が自身の楽曲を1曲提示し、ほかの参加者が提示した楽曲をアレンジ+自身の提示曲を収録したCDを100枚用意して、その販売数を競う。
- Vol.1は2017年に開催。ATOMIC花田(ゲーマデリック)、細井聡司、Yu_Asahinaの3名が参加。結果は全員100枚完売のため引き分け[5]。
- Vol.2は2018年に開催。ゲーマデリック、なかやまらいでん、Yu_Asahina、谷岡久美、細井聡司の5組が参加。結果はゲーマデリック、なかやまらいでん、Yu_Asahinaの3組が100枚完売し勝利[6][7]。
開催データ
編集出展者数は当日配布されたフライヤーおよび公式サイトの発表による。
2014年
編集2014年2月22日(土)、晴海客船ターミナル 4Fホールにて開催。出展者は14組。
メインステージはターミナルホールを利用。ターミナルホール前のホワイエは物販ブースにあてられ、その一画にあるエレベーター前の段差を物販ステージとして活用した。
- ステージイベント
メインステージ | 物販ステージ |
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2015年
編集2015年2月22日(日)、晴海客船ターミナル 4Fホールにて開催。出展者は21組。
この年より、ゲーム書道家・荒木游莫が手がけたロゴを使用。またターミナルホール出入口側の一画が、すれちがい通信スペースと臨時サイン会スペースに割り当てられた。
同日、東京マラソン2015開催のため大規模な交通規制が敷かれ、会場へのアクセスが著しく制限された。
- ステージイベント
メインステージ | 物販ステージ |
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2016年
編集2016年1月23日(土)、晴海客船ターミナル 4Fホールにて開催。出展者は26組。
会場が3階の多目的スペースにも拡張され、休憩スペースおよび臨時サイン会スペースに割り当てられた。
佐野電磁のブース脇に、佐野と加藤浩義によるユニット「SATO」が楽曲を提供した音楽ゲーム『グルーヴコースター』がプレイアブル展示された[9]。アーケードゲームの展示は今回が初。
- ステージイベント
メインステージ | 物販ステージ |
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2017年
編集2017年2月25日(土)、ディファ有明にて開催。出展者は29組。
会場はライブステージ側と会議棟側に分かれ、物販ブースやステージもそれぞれに配置された(ライブステージ側はロビーが物販ブースとなった)。また会議棟側の奥にワークショップエリアが新設され、菊田裕樹のワークショップと、荒木游莫のゲーム書道が出展した。
ライブステージは初の仮設ではない本格的なステージとなり、史上最多の9組がライブを行った。
- ステージイベント
ライブステージ | トークショーステージ |
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2018年
編集2018年2月24日(土)、大田区産業プラザPiO 1F 大展示ホールにて開催。出展者は56組と前年の約2倍の規模に拡大したが、一方で開催時間が物販終了含め18時までとなり、これまでより2時間短縮された。
大展示ホール内に物販ブースとふたつのステージがすべて集約されている。AステージはヤマグチクエストがMCを担当。
また、会議室Bでは特別展示として、荒木游莫によるゲーム書道と、Mr.DOTMANによるワークショップが行われた。
- ステージイベント
Aステージ | Bステージ |
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2019年
編集2019年2月23日(土)、大田区産業プラザPiO 1階 大展示ホール他にて開催。出展者は史上最多の65組。
この年より、2階の小展示ホールをCステージとして使用(ただしBステージと同じくトークショー専用)。会議室Bは前年に続き特別展示が行われた。
Aステージはノブオ(ペンギンズ)が、Cステージは新藤力也が、それぞれMCを担当。またBステージがHiro・土屋昇平・hallyのトークショー専用となった。
- ステージイベント
Aステージ | Bステージ | Cステージ |
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2020年
編集2020年2月15日(土)、大田区産業プラザPiO 1階 大展示ホール他にて開催。出展者は58組。
会場構成やステージMCは前年と同じ。特別展示スペースが2階の小展示ホール入口付近にも拡張された。
- ステージイベント
Aステージ | Bステージ | Cステージ |
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2021年
編集2021年3月6日(土)、大田区産業プラザPiO 1階 大展示ホール他にて開催。出展者は43組。
Cステージは4階のコンベンションホールに移動し、2階の小展示ホールは販売ブースに割り当てられた。ステージMCはCステージの新藤のみ登壇。特別展示は大展示ホールおよび4階ホワイエのみで、会議室Bは未解放となった。
- ステージイベント
Aステージ | Bステージ | Cステージ |
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2022年
編集2022年3月5日(土)、大田区産業プラザPiO 1階 大展示ホール他にて開催。出展者は34組。
前年の構成より、Cステージは3階の特別会議室に移動し、特別展示はなくなった。ステージMCの新藤はAステージにて登壇。
- ステージイベント
Aステージ | Bステージ | Cステージ |
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2023年
編集2023年4月15日(土)、大田区産業プラザPiO 1階 大展示ホール他にて開催。出展者は53組。
今回から一般入場より30分早く入場できる優先入場券が事前に販売された[13]ほか、10周年を記念し51組のアーティストが参加した音楽アルバム『華蝶風月』が、公式ネットショップおよび会場にて販売された。
前年と会場構成は変わらず、特別展示は大展示ホールの一画で行われた。AステージのMCは愛沢めみが務めた。
- ステージイベント
Aステージ | Bステージ | Cステージ |
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2024年
編集2024年4月13日(土)、大田区産業プラザPiO 1階 大展示ホール他にて開催。出展者は56組。
前年の構成より、Cステージが2階の小展示ホールに再移動、特別展示はなくなった。ステージMCはAステージが新藤力也、Cステージが愛沢めみ。
Bステージのトークショーは土屋昇平が参加せず、代わりにMCU・細井そうしが登壇した。
前年に続き、イベントオリジナルCD『闘涛不拳』を制作。架空の対戦型格闘ゲームのサウンドトラックをテーマに、12名の作曲者が参加した。
- ステージイベント
Aステージ | Bステージ | Cステージ |
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脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “東京ゲーム音楽ショー2016”. 東京ゲーム音楽ショー準備委員会. 2020年5月23日閲覧。
- ^ TGMS_PRの2020年2月15日16時31分のツイート- X(旧Twitter)
- ^ a b 早苗月 ハンバーグ食べ男 (2017年3月21日). “多彩なVGMコンポーザによるライブやトーク,物販が行われた「東京ゲーム音楽ショー2017」をレポート。来年度は大田区PiOで開催”. 4Gamer.net. 2020年5月23日閲覧。
- ^ 早苗月 ハンバーグ食べ男 (2016年11月10日). “ゲームコンポーザ3名による三つ巴対決が実施決定。ATOMIC花田氏,細井聡司氏,Yu_Asahina氏が2月25日に大激突”. 4Gamer.net. 2020年5月24日閲覧。
- ^ YuAsahinaの2017年2月25日21時16分のツイート- X(旧Twitter)
- ^ “東京ゲーム音楽ショー2018”. hosplug Soshi Hosoi's Sound Works (2018年2月24日). 2020年5月24日閲覧。
- ^ TGMS_PRの2018年2月27日0時00分のツイート- X(旧Twitter)
- ^ ミゲル (2014年3月8日). ““東京ゲーム音楽ショー 2014”のレポートをお届け!! ゲーム音楽のレジェンドたちが一堂に集結した歴史的イベントとは!?”. 電撃オンライン. 2020年5月24日閲覧。
- ^ “1/23(土)『東京ゲーム音楽ショー2016』にZUNTATA出演!”. タイトー (2016年1月14日). 2020年5月23日閲覧。
- ^ a b 早苗月 ハンバーグ食べ男 (2018年3月13日). “ゲーム音楽のコンポーザやシンガーなど100名以上が集まった「東京ゲーム音楽ショー2018」をレポート。来年はさらに拡大してステージを追加”. 4Gamer.net. 2020年5月24日閲覧。
- ^ a b c d 早苗月 ハンバーグ食べ男 (2019年5月31日). “「東京ゲーム音楽ショー2020」は2020年2月15日に開催,現在38組が出展を表明中。本年度の模様も簡単に紹介”. 4Gamer.net. 2020年5月24日閲覧。
- ^ TGMS_PRの2020年2月15日12時33分のツイート- X(旧Twitter)
- ^ 早苗月 ハンバーグ食べ男 (2022年9月13日). “「東京ゲーム音楽ショー2023」の先行優先入場チケット&第10回記念アルバムが9月24日12:00に発売。アルバムは写真集などが付属する特装版も”. 4Gamer.net. 2023年4月16日閲覧。
- ^ 「(株)ファラッド(Farad, Inc.) 製品情報「HOPPA!」」Farad。2024年4月13日閲覧。
外部リンク
編集- 東京ゲーム音楽ショー (@TGMS_PR) - X(旧Twitter)
- 運営委員会東京ゲーム音楽ショー - YouTubeチャンネル
- 東京ゲーム音楽ショー2014 | Tokyo Game Music Show 2014
- 東京ゲーム音楽ショー2015 | Tokyo Game Music Show 2015
- 東京ゲーム音楽ショー2016
- 東京ゲーム音楽ショー2017
- 東京ゲーム音楽ショー2018 | TGMS2018
- 東京ゲーム音楽ショー2019 | TGMS2019
- 東京ゲーム音楽ショー2020 | TGMS2020
- 東京ゲーム音楽ショー2021 | TGMS2021
- 東京ゲーム音楽ショー2022 | TGMS2022
- 東京ゲーム音楽ショー2023 | TGMS2023
- 東京ゲーム音楽ショー2023 | TGMS2024