朝鮮民主主義人民共和国オリンピック委員会
国際オリンピック委員会に承認された北朝鮮の国内オリンピック委員会
朝鮮民主主義人民共和国オリンピック委員会(ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこくオリンピックいいんかい、英語: Olympic Committee of the Democratic People's Republic of Korea, PRK)は、国際オリンピック委員会(IOC)に承認された朝鮮民主主義人民共和国の国内オリンピック委員会(National Olympic Committee, NOC)である。
朝鮮民主主義人民共和国オリンピック委員会のロゴ | |
国/地域 | 北朝鮮 |
---|---|
コード | PRK |
設立 | 1953年 |
承認 | 1957年 |
本部 | 北朝鮮 平壌直轄市[1] |
委員長 | 金日国 |
概要
編集朝鮮民主主義人民共和国のオリンピックへの参加は冬季開催が1964年インスブルックオリンピックから、夏季開催は1972年ミュンヘンオリンピックから参加している。
これまで最も多くメダルを獲得した大会は、夏季開催の1992年バルセロナオリンピック[2]の9個。最も多くのメダルを獲得した競技は、夏季開催の重量挙げの13個である[3]。
実績
編集夏季オリンピック
編集大会名 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|
1972 ミュンヘン | 1 | 1 | 3 | 5 |
1976 モントリオール | 1 | 1 | 0 | 2 |
1980 モスクワ | 0 | 3 | 2 | 5 |
1984 ロサンゼルス | 不参加 | |||
1988 ソウル | 不参加 | |||
1992 バルセロナ | 4 | 0 | 5 | 9 |
1996 アトランタ | 2 | 1 | 2 | 5 |
2000 シドニー | 0 | 1 | 3 | 4 |
2004 アテネ | 0 | 4 | 1 | 5 |
2008 北京 | 2 | 1 | 3 | 6 |
2012 ロンドン | 4 | 0 | 2 | 6 |
2016 リオデジャネイロ | 2 | 3 | 2 | 7 |
2020 東京 | 不参加 | |||
合計 | 16 | 15 | 23 | 54 |
冬季オリンピック
編集大会名 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|
1964 インスブルック | 0 | 1 | 0 | 1 |
1968 グルノーブル | 不参加 | |||
1972 札幌 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1976 インスブルック | 不参加 | |||
1980 レークプラシッド | 不参加 | |||
1984 サラエボ | 0 | 0 | 0 | 0 |
1988 カルガリー | 0 | 0 | 0 | 0 |
1992 アルベールビル | 0 | 0 | 1 | 1 |
1994 リレハンメル | 不参加 | |||
1998 長野 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2002 ソルトレイクシティ | 不参加 | |||
2006 トリノ | 0 | 0 | 0 | 0 |
2010 バンクーバー | 0 | 0 | 0 | 0 |
2014 ソチ | 不参加 | |||
2018 平昌 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2022 北京 | 不参加 | |||
合計 | 0 | 1 | 1 | 2 |
夏季オリンピック競技別
編集競技名 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|
重量挙げ | 5 | 7 | 5 | 17 |
レスリング | 3 | 2 | 5 | 10 |
ボクシング | 2 | 3 | 3 | 8 |
体操競技 | 3 | 0 | 0 | 3 |
柔道 | 2 | 2 | 4 | 8 |
射撃 | 1 | 0 | 2 | 3 |
卓球 | 0 | 1 | 3 | 4 |
バレーボール | 0 | 0 | 1 | 1 |
合計 | 16 | 15 | 23 | 54 |
冬季オリンピック競技別
編集競技名 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|
スピードスケート | 0 | 1 | 0 | 1 |
ショートトラックスピードスケート | 0 | 0 | 1 | 1 |
合計 | 0 | 1 | 1 | 2 |
南北協調
編集1990年代以降、韓国との合同選手団を結成する機運が高まり[4]世界卓球選手権やFIFA U-20ワールドカップでは南北合同チームを結成した[5]が、オリンピックでの合同選手団を結成するには至っていない。
2018年冬季開催の韓国平昌オリンピックでは、北朝鮮側が馬息嶺スキー場の整備を行い共同開催を提案していた[6] が韓国側はこの提案を拒否した。
注脚
編集- ^ https://www.olympic.org/democratic-people-s-republic-of-korea/
- ^ 開幕早々の北朝鮮旋風 そして私は重量挙げにはまりだした
- ^ 井上一希 (2020年9月10日). “東京オリンピックで北朝鮮が金メダルを狙える競技とは?”. コリアワールドタイムズ. 2020年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月19日閲覧。
- ^ 『分断国家の参加問題』CRUNCH MAGAZINE
- ^ 「韓国・北朝鮮合同チームの旗② – 南北統一旗と「ピンポン外交」 タディの国旗の世界
- ^ 韓国・平昌五輪、現実味帯びる北朝鮮との共催 不況、建設遅延懸念高まりで北が救いの手か BusinessJournal
関連項目
編集外部リンク
編集- IOC - 北朝鮮
- 朝鮮民主主義人民共和国オリンピック委員会 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
- 朝鮮民主主義人民共和国オリンピック委員会 - Olympedia(英語)