オリンピックの北朝鮮選手団
オリンピックの北朝鮮選手団(オリンピックのきたちょうせんせんしゅだん)は、朝鮮民主主義人民共和国オリンピック委員会が招集する選手団である。1964年の冬季インスブルックオリンピックから参加し、夏季オリンピックは1972年ミュンヘンオリンピックから参加した。
オリンピックの北朝鮮選手団 | ||||
藍紅色旗 | ||||
IOCコード: | PRK | |||
NOC: | 朝鮮オリンピック委員会 | |||
オリンピック | ||||
メダル |
金 16 |
銀 17 |
銅 24 |
計 57 |
夏季オリンピック北朝鮮選手団 | ||||
1972 • 1976 • 1980 • 1984 • 1988 • 1992 • 1996 • 2000 • 2004 • 2008 • 2012 • 2016 • 2020 • 2024 | ||||
冬季オリンピック北朝鮮選手団 | ||||
1964 • 1968 • 1972 • 1976 • 1980 • 1984 • 1988 • 1992 • 1994 • 1998 • 2002 • 2006 • 2010 • 2014 • 2018• 2022 | ||||
関連選手団 | ||||
南北合同チーム (2018) |
概要
編集これまで最も多くメダルを獲得した夏季オリンピックは、1992年バルセロナオリンピックの9個。冬季オリンピックは1964年インスブルックオリンピックと1992年アルベールビルオリンピックのそれぞれ1個である。また、最も多くのメダルを獲得した夏季オリンピック競技は重量挙げの18個、冬季オリンピック競技はスピードスケートとショートトラックスピードスケートの1個となっている。
1984年ロサンゼルスオリンピックはソビエト連邦が主導した東欧諸国の大会ボイコットに同調して参加しなかった。 1988年ソウルオリンピックは、韓国との共同開催の要求が受け入れられなかったため、参加しなかった。1990年代以降に韓国との合同チーム結成の機運が高まり、世界卓球選手権やFIFA U-20ワールドカップを皮切りにオリンピックでも統一チーム結成が実現された。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を理由として2020年東京オリンピックへの不参加を2021年4月7日に表明[1][2]。2021年9月8日、国際オリンピック委員会(IOC)は2020年東京オリンピックへの不参加を理由に、北朝鮮オリンピック委員会の資格を2022年末まで停止すると発表した。2022年北京オリンピックも対象となる[3]。2022年1月7日、アメリカ合衆国などによる「敵対勢力の策動」と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を理由に、2022年北京オリンピックに参加しないことを発表した[4]。
メダル獲得数一覧
編集夏季オリンピック
編集大会名 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|
1972 ミュンヘン | 1 | 1 | 3 | 5 |
1976 モントリオール | 1 | 1 | 0 | 2 |
1980 モスクワ | 0 | 3 | 2 | 5 |
1984 ロサンゼルス | 不参加 | |||
1988 ソウル | ||||
1992 バルセロナ | 4 | 0 | 5 | 9 |
1996 アトランタ | 2 | 1 | 2 | 5 |
2000 シドニー | 0 | 1 | 3 | 4 |
2004 アテネ | 0 | 4 | 1 | 5 |
2008 北京 | 2 | 2 | 2 | 6 |
2012 ロンドン | 4 | 0 | 3 | 7 |
2016 リオデジャネイロ | 2 | 3 | 2 | 7 |
2020 東京 | 不参加 | |||
合計 | 16 | 16 | 23 | 55 |
冬季オリンピック
編集大会名 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|
1964 インスブルック | 0 | 1 | 0 | 1 |
1968 グルノーブル | 不参加 | |||
1972 札幌 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1976 インスブルック | 不参加 | |||
1980 レークプラシッド | ||||
1984 サラエボ | 0 | 0 | 0 | 0 |
1988 カルガリー | 0 | 0 | 0 | 0 |
1992 アルベールビル | 0 | 0 | 1 | 1 |
1994 リレハンメル | 不参加 | |||
1998 長野 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2002 ソルトレイクシティ | 不参加 | |||
2006 トリノ | 0 | 0 | 0 | 0 |
2010 バンクーバー | 0 | 0 | 0 | 0 |
2014 ソチ | 不参加 | |||
2018 平昌 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2022 北京 | 不参加 | |||
合計 | 0 | 1 | 1 | 2 |
夏季オリンピック競技別
編集競技 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|
ウエイトリフティング | 5 | 8 | 5 | 18 |
レスリング(フリースタイル) | 3 | 2 | 4 | 9 |
体操 | 3 | 0 | 0 | 3 |
ボクシング | 2 | 3 | 3 | 8 |
柔道 | 2 | 2 | 4 | 8 |
射撃 | 1 | 0 | 2 | 3 |
卓球 | 0 | 1 | 3 | 4 |
バレーボール | 0 | 0 | 1 | 1 |
レスリング(グレコローマン) | 0 | 0 | 1 | 1 |
計 (競技数: 9) | 16 | 16 | 23 | 55 |
冬季オリンピック競技別
編集競技 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|
スピードスケート | 0 | 1 | 0 | 1 |
ショートトラックスピードスケート | 0 | 0 | 1 | 1 |
計 (競技数: 2) | 0 | 1 | 1 | 2 |
脚注
編集- ^ “北朝鮮、五輪・パラ不参加 コロナ理由、初の表明国”. 毎日新聞 (2021年4月7日). 2021年7月27日閲覧。
- ^ “北朝鮮、五輪もパラリンピックも不参加 コロナ影響”. 日刊スポーツ (2021年4月6日). 2021年7月27日閲覧。
- ^ 北朝鮮に資格停止処分 東京大会不参加で―IOC 時事通信 2021年9月9日閲覧
- ^ 北朝鮮、北京五輪不参加を表明 「敵対勢力が策動」 日本経済新聞 2022年1月7日閲覧
外部リンク
編集- IOC - 北朝鮮
- オリンピックの北朝鮮選手団 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
- オリンピックの北朝鮮選手団 - Olympedia(英語)