朝のヒットスタジオ
『朝のヒットスタジオ』(あさのヒットスタジオ)は、フジテレビ(FNN・FNS)系列で放送されている平日朝のワイドショー・情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』の1コーナーである。番組内での通称は朝ヒット。コーナー進行は長谷川豊アナウンサー。2007年10月4日より2009年3月26日まで毎週木曜日のレギュラー企画として放送された。
当初、レギュラー終了後にも「不定期でコーナーを行う予定」と伝えられていたが長らく実現に至らず[1]、根強い人気からコーナー復活の要望が多数寄せられていた[2]が、2010年2月11日の放送において一日限りの復活を果たし、さらに3か月後の5月27日にも復活、以降は不定期に放送されることになっていた[3]。2011年2月16日以降、不定期の放送は途絶えていたものの、最終回直前の2021年3月16日に約10年振りに復活した。
本項目における放送期間・放送時間はフジテレビ(制作局、関東地区)のもの。
コーナー趣旨
編集このコーナーでは、昭和・平成と一世風靡した曲を、オリジナルのミュージシャンを迎え、スタジオで生演奏で披露する。また、その曲がヒットしていた年度の世相を振り返るほか、ゲストミュージシャンの曲にまつわる伝説を紐解いて行く。
コーナー題は、同局のヒット番組「夜のヒットスタジオ」(1968年11月4日〜1990年10月3日放送、全1131回)から由来しており、タイトルロゴも月曜22時台時代(〜1985年3月25日)と同じものを使用。また、タイトルバックは本家2代目(1975年11月3日 - 1983年3月28日)のものをCGで再現(2008年10月2日よりタイトル音楽を変更)。オープニングバックの後、BGMで当時の「夜ヒット」のエンディングのオリジナルテーマ曲(作曲:広瀬健次郎)が流れる。
コーナーの最後にゲストアーティストが歌声で天気担当の天達武史を「天達(君、さん)〜(お願いします、など)!!」と呼び出すのがお約束である[4]。
出演者
編集メディア展開
編集ライブ・コンサート
編集朝のヒットスタジオLIVE
編集- 2008年8月17日、東京・台場のフジテレビ本社およびお台場周辺で開催されたイベント「お台場冒険王ファイナル〜君が来なくちゃ終われない!〜」メインステージ「冒険王スタジアム」にて「朝のヒットスタジオLIVE」が開催され、渡辺美里、相川七瀬、中村あゆみ、藤田恵美、宮沢和史、小野正利が出演し、往年のヒット曲などを熱唱した(司会:笠井信輔、佐々木恭子)。
- 2013年、「お台場合衆国2013」のメインステージ「合衆国Open Summerスタジアム」で連日行われた「とくダネ!ライブ」にて朝ヒットが復活。杏里、中村あゆみ、河村隆一らが出演した[5]。
朝のヒットスタジオコンサート
編集- 2008年10月17日、東京・有楽町の東京国際フォーラムホールAにて「朝のヒットスタジオコンサート」が開催され、岡本真夜、DEEN、中西保志、中村あゆみ、山根康広、渡辺美里が出演し、往年のヒット曲や新曲を熱唱した(司会:小倉智昭、佐々木恭子、長谷川豊、笠井信輔)。
- 2009年3月20日・21日の両日に、東京国際フォーラムホールAにて「朝のヒットスタジオコンサート」第2弾を開催。出演者は、20日が稲垣潤一、小椋佳、辛島美登里、サーカス、杉山清貴、渡辺真知子、21日が相川七瀬、織田哲郎、TRF、中村あゆみ、MAX、もんたよしのりであった。第1弾と同様、司会は引き続き小倉が担当した。
- 2010年3月20日に、東京国際フォーラムホールAにて第3弾が開催され、安全地帯、杏里、大黒摩季、サンプラザ中野くん、鈴木雅之が出演した。なお当初予定の出演者中、JAYWALKは不祥事により出演を取り止めた[6]。
コンピレーションCD
編集- 歴代出演者によるコンピレーションアルバムとして「とくダネ! 朝のヒットスタジオ」シリーズが、曲の所有権を持つ各レコード会社がひとつのシリーズ作品を順番にリリースしていくという趣旨により、2008年12月から2009年8月まで5枚がリリースされた。
- TVCMには、小倉と番組で天気予報を担当している天達武史が登場した(Vol.1初回生産分に限り小倉の声による「アマタツ〜!」携帯着声プレゼントキャンペーンを実施した)。またCMのBGMには水谷豊の「カリフォルニア・コネクション」が使用された。
- 今まで発売されたシリーズ5作品と、特典CD(オリジナルカラオケ10曲収録)1枚をセットにした合計6枚のCDボックスセット「とくダネ!朝のヒットスタジオDX」が2009年12月7日に限定発売された[7]。
ラインナップ
編集- 「とくダネ! 朝のヒットスタジオ Vol.1」 AVCD-23625 2008年12月3日発売) エイベックス・エンタテインメント
- 会いたい/沢田知可子
- トゥルー・カラーズ/シンディ・ローパー
- カリフォルニア・コネクション/水谷豊
- 翼の折れたエンジェル/中村あゆみ
- このまま君だけを奪い去りたい/DEEN
- ペガサスの朝/五十嵐浩晃
- そして僕は途方に暮れる/大沢誉志幸
- 知床旅情/加藤登紀子
- 私のハートはストップモーション/桑江知子
- 岬めぐり/山本コウタローとウィークエンド
- モンロー・ウォーク/南佳孝
- Time goes by/Every Little Thing
- TOMORROW/岡本真夜
- 昴/谷村新司
- きみの朝/岸田智史
- 悲しみがとまらない/杏里
- ダンシング・オールナイト/もんた&ブラザーズ
- 何も言えなくて…夏/JAYWALK
- 唇よ、熱く君を語れ/渡辺真知子
- かもめが翔んだ日 (スタジアム・バージョン)/渡辺真知子
- ガンダーラ/ゴダイゴ
- 銀河鉄道999/ゴダイゴ
- ユー・メイ・ドリーム/シーナ&ザ・ロケッツ
- 銃爪/世良公則&ツイスト
- 燃えろいい女/ツイスト
- ひだまりの詩/Le Couple
- Get Along Together 〜愛を贈りたいから〜/山根康広
- シクラメンのかほり/小椋佳
- いつまでも変わらぬ愛を(セルフカバーver.)/織田哲郎
- クリスマスキャロルの頃には/稲垣潤一
- Mr.サマータイム/サーカス
- アメリカン・フィーリング/サーカス
- ボヘミアン/葛城ユキ
- 最後の雨/中西保志
- My Revolution/渡辺美里
- シルエット・ロマンス/大橋純子
- 夏の日の1993/class
- ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO/麻倉未稀
- 安奈/甲斐バンド
- なごり雪/イルカ
- てんとう虫のサンバ/チェリッシュ
- ふたりの夏物語 -NEVER ENDING SUMMER-/杉山清貴&オメガトライブ
- You're the Only…/小野正利
- 贈る言葉/海援隊
- CRAZY GONNA CRAZY/TRF
- EZ DO DANCE/TRF
- 想い出がいっぱい/H2O
- 青葉城恋唄/さとう宗幸
- Woman/中西圭三
- 飛んでイスタンブール/庄野真代
- 「とくダネ! 朝のヒットスタジオ Vol.4」 MHCL-1475 (2009年2月18日発売) ソニー・ミュージックダイレクト
- 突然/FIELD OF VIEW
- SHOW ME/森川由加里
- 君は薔薇より美しい/布施明
- 春夏秋冬/泉谷しげる
- TAXI/鈴木聖美
- 誰より好きなのに/古内東子
- まちぶせ/石川ひとみ
- Give me a Shake/MAX
- シャイニン・オン 君が哀しい/LOOK
- 部屋とYシャツと私/平松愛理
- サイレント・イヴ/辛島美登里
- 翼をください/赤い鳥
- Sweet Emotion/相川七瀬
- 冬のファンタジー/カズン
- 悲しい色やね/上田正樹
- 「とくダネ! 朝のヒットスタジオ Vol.5」 MHCL-1550 (2009年8月26日発売) ソニー・ミュージックダイレクト
- WON'T BE LONG/バブルガム・ブラザーズ
- 私鉄沿線/野口五郎
- タッチ/岩崎良美
- ハイスクールララバイ/イモ欽トリオ
- あなただけ見つめてる(セルフカバーベスト「LUXURY 22-24pm」収録Ver.)/大黒摩季
- SACHIKO/ばんばひろふみ
- Hold On Me/小比類巻かほる
- CHA-CHA-CHA/石井明美
- KNOCKIN' ON YOUR DOOR/L⇔R
- 限界LOVERS/SHOW-YA
- それが大事/大事MANブラザーズバンド
- 燃えろいい女(セルフカバーアルバム「照」収録Ver.)/世良公則
- 何も言えなくて…夏 2008/JAYWALK
- My Revolution(セルフカバーアルバム「Dear My Songs〜うたの木〜」収録Ver.)/渡辺美里
他番組での宣伝
編集- 2008年12月25日放送の「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに小倉が出演、発売されたばかりのアルバムVol.1・2の2枚と宣伝用のポスターを持参。会場にいる100人の女性にアンケートを行う「100分の1アンケート」で「Vol.1と2両方購入した人」と質問したが、結果は0人だったため、景品のタモリストラップが貰えず、悔し紛れに「地雷だ、やっぱり地雷だった!」「こんな良いアルバムをこんだけ(100人)いて誰も買ってない!」と一言。ついでに「Vol.1と2のどちらか1枚購入した人」についても質問したがそれも0人だったため、小倉は「音楽に理解がないのか! 木曜日の朝ヒット見てないのか!」と言い放つ。さらに冗談混じりに「帰りに俺、そこで手売りするぞ」と発言したが、司会のタモリから「歌手じゃないですから」と突っ込まれた[8]。
スペシャル番組
編集時間帯はいずれも日本標準時(JST)。
脚注
編集- ^ その理由として、2009年8月26日放送『情報プレゼンター とくダネ!』のエンディングにおいて「朝の時間に生出演、口パクは許さず、という条件のためなかなか難しい」 と述べられていた。
- ^ 2009年12月7日放送『スパイスTV どーも☆キニナル!』枠内「楠田枝里子のいいものプレミアム」コーナーにおける小倉智昭の発言より。
- ^ 2010年5月27日放送の朝のヒットスタジオ冒頭で小倉智昭が発表した
- ^ 2011年9月14日放送の同番組でも、ゲスト出演したミゲル・ゲレイロが、「消臭力のうた」をパロディにして「アマタツ〜」と呼びかけていた。
- ^ お台場合衆国2013:とくダネ!ライブ
- ^ ボーカルの中村耕一(当時)が覚醒剤取締法違反で逮捕されたため。
- ^ とくダネ!朝のヒットスタジオDX(ディノス)
- ^ その後、小倉はお友達紹介(当時の形式)で高橋尚子(元マラソン選手、シドニーオリンピック女子マラソン金メダリスト)につないだ。
関連項目
編集- 情報プレゼンター とくダネ!
- 夜のヒットスタジオ
- 小川宏ショー - かつて「とくダネ!」の枠で放送していたワイドショー。放送当時、番組に同名のコーナーがあった。
- FNS歌謡祭 - 2008年以降小倉が会場のグランドプリンスホテル新高輪「飛天」に顔を出している。
- FNSうたの夏まつり
- 天達武史
外部リンク
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