曳馬町

日本の静岡県浜名郡にあった町

曳馬町(ひくまちょう)は浜名郡に属していた町。

ひくまちょう
曳馬町
廃止日 1936年2月11日
廃止理由 編入合併
曳馬町富塚村浜松市
現在の自治体 浜松市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 静岡県
浜名郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 9.72 km2.
総人口 9,906
国勢調査1935年
隣接自治体 富塚村、吉野村和地村三方原村積志村長上村蒲村、浜松市
曳馬町役場
所在地 静岡県浜名郡曳馬町
座標 北緯34度43分35秒 東経137度44分37秒 / 北緯34.7265度 東経137.74353度 / 34.7265; 137.74353座標: 北緯34度43分35秒 東経137度44分37秒 / 北緯34.7265度 東経137.74353度 / 34.7265; 137.74353

西遠地域の町村制施行時の町村。12が曳馬町。
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

現在の浜松市中央区の地名である。1983年9月に住居表示化されて現在の曳馬一丁目 - 六丁目となる。主に住宅地である。

歴史

編集

江戸時代の敷知郡島之郷村が、現在の曳馬の全域にあたる。当時の村全体の石高は四百三十二石で、高林村や早出村とほぼ同等である。明治22年の町村制施行により曳馬下村となり、昭和9年に浜名郡曳馬町となった。昭和11年には浜松市に編入する。

「曳馬」の地名は、かつて遠江地方が引間または引馬、江戸時代には曳馬、と呼ばれていた事にあやかって付けられた。引間は万葉集にも見られる古い地名で、引馬城(浜松城の前身)、引馬宿、引馬野(曳馬野)といった使われ方もある。浜松市中心部や三方原台地上まで含む広いエリアを指しており、島之郷村と直接の関係はない。

徳川家康が引馬城を拡張し浜松城に改称したことが知られているため「引馬は浜松の旧称」という見方があるが、「浜松」もまた古い地名(荘園の名)であり、歴史上両者は別々の地名として併存していた。

代表的な字(曳馬一丁目 - 六丁目に限る)

編集
  • 阿弥陀
  • 本郷
  • 三浦
  • 金屋

交通

編集

鉄道路線

編集

バス

編集

主要な施設など

編集
  • 市立曳馬小学校(曳馬一丁目)
  • 市立曳馬中学校(曳馬四丁目)
  • 浜松市曳馬協働センター(曳馬三丁目)