昭和59年台風第11号
昭和59年台風第11号(しょうわ59ねんたいふうだい11ごう、国際名:アイク/ Ike[1]、フィリピン名:ニタン / Nitang)は、1984年(昭和59年)8月に発生し、フィリピンに最も大きな被害を出した台風の1つである。
台風第11号(Ike) | |
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カテゴリー4の タイフーン (SSHWS) | |
台風11号 | |
発生期間 | 1984年8月27日 15:00 - 9月6日 21:00 |
寿命 | 10日6時間 |
最低気圧 | 950hPa |
最大風速 (日気象庁解析) | 45m/s(90kt) |
最大風速 (米海軍解析) | 125kt |
死傷者数 | 死者1,363人(フィリピン) |
被害地域 |
フィリピン 中国 |
プロジェクト : 気象と気候/災害 |
概要
編集1984年8月27日午後3時頃に、グアム島付近で台風11号が発生。9月1日午後3時頃に合同台風警報センター(JTWC)による解析でカテゴリー4に達した。その後2日にフィリピンのミンダナオ島をかすめ、ヴィサヤ諸島を横断。その後は一旦トロピカル・ストームまで勢力が衰えたが、5日午前3時頃に 南シナ海で再発達し、再びカテゴリー4に達した。台風は同日に海南島を通過し、6日に中国・華南地方に上陸後、熱帯低気圧へと変わった。
被害
編集この台風はフィリピンに大雨と強風をもたらし、同国では近年で4番目に多い1363人の死者を出した。また中国でも、台風によって13人が死亡した。
その他
編集この台風の国際名「アイク(Ike)」は、この台風限りで使用中止となり、次順からは「イアン(Ian)」という国際名が使用されることになった。また、この台風のフィリピン名「ニタン(Nitang)」も、この台風限りで使用中止となった。
外部リンク
編集- 米海軍による資料 (PDF) (2011年6月7日時点のアーカイブ)
- 20 Worst Typhoons of the Philippines (1947-2006) - ウェイバックマシン(2008年10月18日アーカイブ分)
- Deadliest Typhoons of the Philippines (1947-2006) - ウェイバックマシン(2009年3月13日アーカイブ分)
- Costliest Typhoons of the Philippines (1947-2006) - ウェイバックマシン(2009年5月9日アーカイブ分)
- デジタル台風:台風198411号(IKE)- 総合情報(気圧・経路図) - 国立情報学研究所(北本朝展)