旧芦屋郵便局電話事務室
芦屋市の建造物
旧芦屋郵便局電話事務室(きゅうあしやゆうびんきょくでんわじむしつ)は、兵庫県芦屋市大桝町に所在し、かつて電話交換局として使用された歴史的建築物(近代建築)。現在は、結婚式場・レストランの「芦屋モノリス」として利用されている。また、2017年(平成29年)には国の登録有形文化財に登録されている[1][2]。
旧芦屋郵便局電話事務室 | |
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情報 | |
設計者 | 上浪朗(逓信省) |
施工 | 森田組 |
事業主体 | NTT西日本 |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造 |
建築面積 | 732.0 m² |
延床面積 | 1,694.44 m² |
階数 | 2階建 |
竣工 | 1929年(昭和4年) |
所在地 |
〒659-0066 兵庫県芦屋市大桝町5-23 |
座標 | 北緯34度43分48.0秒 東経135度18分22.8秒 / 北緯34.730000度 東経135.306333度座標: 北緯34度43分48.0秒 東経135度18分22.8秒 / 北緯34.730000度 東経135.306333度 |
文化財 | 登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 2017年6月28日[1][2] |
歴史
編集旧芦屋郵便局電話事務室は、逓信省技師の上浪朗が設計し、1929年(昭和4年)に竣工した。太平洋戦争時の1944年(昭和19年)頃には、防空迷彩のために茶色の外壁がコールタールで黒色に塗装され、次いで1968年(昭和43年)にはリシン吹付塗装で白色の外観となった[2]。1968年に電話加入者が増加し、別の場所に新しい電話交換局(芦屋別館)が設置されたため、1981年(昭和56年)に電話交換局としての役目を終えた。また、1986年(昭和61年)に保存改修工事が行われ、外壁に塗られたコールタールやリシン吹付塗装が除去された。現在は、1階が濃茶色、2階が薄茶色の2色のスクラッチタイルが貼り付けられた外壁で、新築当時の外観となっている[1]。その後、2004年(平成16年)まではNTT西日本のお客様専用窓口として使用され、新規固定電話の開設業務も行なっていた[3]。
2004年(平成16年)にNTT西日本のお客様窓口が廃止され、2005年(平成17年)から結婚式場・レストラン「芦屋モノリス」として活用されている。
交通アクセス
編集脚注
編集参考文献
編集- 芦屋市教育委員会 『芦屋の文化財ハンドブック』 2015年
- 芦屋市教育委員会 『芦屋の近代建築』 2019年
- 円満字洋介 『京都・大阪・神戸 名建築さんぽマップ』 2016年
- 藤村郁雄 『阪神間モダニズム 近代建築さんぽ』 2011年
- 「阪神間モダニズム」展実行委員会 『阪神間モダニズム』 1997年