日産・チェリー店
概要
編集元々は日産自動車グループの愛知機械工業が1970年10月まで生産していた自社ブランドの軽自動車「コニー」を販売するためのディーラー「日産・コニー店」であったが、日産・チェリー発売に際し新たな販売チャンネルを作ることになったことにより、多くの「日産・コニー店」が「日産・チェリー店」に改称した結果生まれたディーラーであった。1980年代後半に「チェリー店」の取扱車種が「プリンス店(=スカイライン販売会社)」と共通化されて、全国各地の大半の「チェリー店」が同じ地域の「プリンス店」など[注釈 1]との合併・統合が相次ぎ店舗数が激減、さらに1999年には「サニー店」と統合されレッドステージ店となった。現在、チェリー店は、岩手県に日産チェリー岩手販売が、それ以外の地域でも東京都、愛知県、大阪府などの中小規模の整備工場に併設しているチェリー店に残っているのみとなっている。 広告上では「日産チェリー販売会社」、「パルサー販売」、「パルサー販売会社」と表記されていた。
過去の専売車種
編集1992年3月時点の取扱車種
編集乗用車系
編集太字の車種は、2023年現在も日産全店で販売されている。
セダン
編集- レパード - F31型のみ。日産店(ブルーバード販売会社)と併売。
- プリメーラ - 日産プリンス店(スカイライン販売会社)と併売。1991年4月から日産・サニー店でも販売。
- パルサー - N13型までは専売車種。N14型以降は日産店、日産プリンス店と併売。
旧日産チェリー千葉販売のみで販売
編集- 日産・シーマ - 1990年(前身のFY31系グロリアシーマ後期型)から。FY31型グロリアシーマ前期までは日産プリンス店(スカイライン販売会社)の専売車種だった。独立車種となったFY32型(2代目)以降は日産・モーター店(ローレル販売会社)、日産プリンス店と併売。
- グロリア - 1990年(Y31系後期型)からの乗用モデルとY30系ワゴンモデルのみ。Y31型前期まで及び、営業車とY30系バンモデルは日産プリンス店の専売車種。
- フォルクスワーゲン・パサート - 1990年5月から、日産プリンス店、日産サニー店、ヤナセと同時に輸入車として販売開始。1992年3月頃にフォルクスワーゲン社との業務提携解消に伴い、日産販売会社での取り扱いを終了。ヤナセは1992年12月に取り扱いを終了。
- フェアレディZ - Z32型のみ。日産プリンス店と同時に販売開始。Z31型までは日産店〔ブルーバード販売会社〕の専売車種であった。
日産チェリー岩手販売、日産チェリー茨城南販売(1996年、会社清算)で販売
編集- スカイライン - R32型から(R31型までは日産プリンス店の専売車種)。
ハッチバック
編集- マーチ - 日産店、サニー店と併売。
スポーツカー
編集1BOX・ミニバン
編集- バネットラルゴ
- バネットセレナ
商用車系
編集ライトバン
編集1BOXバン
編集1990年3月以前に販売終了した車種
編集乗用車系
編集セダン
編集- レパードTR-X - 2代目レパード(F31型)販売開始に伴い販売終了。
- バイオレット - バイオレットオースター販売開始に伴い販売終了
- オースター - プリメーラ販売開始に伴い販売終了。
- チェリー - パルサー販売開始に伴い販売終了。