日本貿易会
一般社団法人日本貿易会(にほんぼうえきかい、英: Japan Foreign Trade Council,Inc.、略称:JFTC)は、日本の貿易商社を中心に組織された業界団体。元経済産業省所管。1942年に統制会の一つとして発足しているが、第二次世界大戦後の民間貿易再開に際して貿易関連4団体を統合し、1947年に経済団体として設立。1986年に業界団体に改組した。
概要
編集沿革
編集- 1942年 - 重要産業統制法及び重要産業団体令により設立[1]。
- 1947年6月25日 - 同年8月の民間貿易再開に先立ち、社団法人日本貿易協会・財団法人日本貿易振興協会・社団法人日本交易協会・明治時代創立の日本貿易振興会を統合し、社団法人日本貿易会を設立し、経団連傘下となった[2]。初代会長には元商工大臣の中島久万吉が就任した。
- 1951年 - 財団法人海外市場調査会(現・独立行政法人日本貿易振興機構〈ジェトロ〉)を設立。
- 1973年 - 2月に海外投資行動規準、5月に総合商社行動基準を策定。
- 1981年 - 当時の水上達三日本貿易会会長が貿易研究所(現・国際貿易投資研究所)設立のイニシアチブをとった。1989年、ジェトロの支援の下で貿易研究所が発展的に解消し、財団法人 国際貿易投資研究所が設立された[3]。
- 1986年 - 経済団体から貿易商社・貿易団体を中心とした団体に改組。
脚注
編集- ^ 『日本貿易会の設立とその任務』 繊維製品輸出振興株式会社企画部『仏領印度支那貿易概観』(大同書院、1942年)。ただし1947年設立の同名団体との関連は不明。
- ^ 『日本興業銀行五十年史』(日本興業銀行、1957年)
- ^ ご挨拶・沿革 (〈一財〉国際貿易投資研究所)