日本比較文学会賞
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日本比較文学会賞(にほんひかくぶんがくかいしょう)は、日本比較文学会が1995年に設立した若手のための賞。比較文学・比較文化に関する最優秀の研究書に贈呈され、例年6月頃行われる全国大会で発表、授与される。第20回(2015年)までは満45歳以下の会員に与えられる賞であったが、2015年全国総会で受賞者は満50歳以下で本賞未受賞の会員であることを原則とすると改訂された。同時に、当該年度刊行の学会誌『比較文学』掲載の最優秀論文に与えられる日本比較文学会新人賞が新設された。日本比較文学会新人賞は原則として満35歳以下または大学院入学以来12年以内の会員を対象とする。
受賞作
編集- 第1回(1996年)佐々木英昭(42歳)『「新しい女」の到来-平塚らいてうと漱石』(名古屋大学出版会)
- 第2回(1997年)杉田英明(41歳)『日本人の中東発見』(東京大学出版会)
- 第3回(1998年)西成彦(43歳)『森のゲリラ 宮沢賢治』(岩波書店)
- 特別賞 坪井秀人(39歳)『声の祝祭』(名古屋大学出版会)
- 第4回(1999年)榎本泰子(31歳)『楽人の都・上海 近代中国における西洋音楽』(研文出版)
- 第5回(2000年)成恵卿『西洋の夢幻能 イェイツとパウンド』(河出書房新社)
- 第6回(2001年)劉建輝(40歳)『魔都上海』(講談社選書メチエ)
- 第7回(2002年)該当作なし
- 第8回(2003年)松井貴子(40歳)『写生の変容 フォンタネージから子規、そして直哉へ』(明治書院)
- 第9回(2004年)西原大輔(38歳)『谷崎潤一郎とオリエンタリズム-大正日本の中国幻想』(中央公論新社)
- 第10回(2005年)
- 第11回(2006年)唐権(37歳)『海を越えた艶ごと 日中文化交流秘史』(新曜社)
- 第12回(2007年)鈴木禎宏(36歳)『バーナード・リーチの生涯と芸術』(ミネルヴァ書房)
- 第13回(2008年)該当作なし
- 第14回(2009年)林洋子(44歳)『藤田嗣治 作品をひらく-旅・手仕事・日本』(名古屋大学出版会)
- 第15回(2010年)山中由里子(43歳)『アレクサンドロス変相――古代から中世イスラームへ』(名古屋大学出版会)
- 第16回(2011)加瀬佳代子(40歳)『M.K.ガンディーの心理と非暴力をめぐる言説史――ヘンリー・ソロー、R.K.ナラヤン、V.S.ナイポール、映画『ガンジー』を通して』(ひつじ書房)
- 第17回(2012)秋草俊一郎(33歳)『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』(東京大学出版会)
- 第18回(2013)
- 第19回(2014)
- 第20回(2015)
- 第21回(2016)
- 第22回(2017)
- 佐々木悠介(40歳)『カルティエ=ブレッソン―二十世紀写真の言説空間』水声社
- 第23回(2018)
- 第24回(2019)
- 第25回(2020)
- 第26回(2021)
- 第27回(2022)
- 第28回(2023)
註
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