旅足橋(たびそこばし)は、岐阜県加茂郡八百津町にあるである。日本で唯一の構造を持つ。

旅足橋
旅足橋
基本情報
日本
所在地 岐阜県八百津町
交差物件 蘇水湖
建設 1954年4月29日竣工
座標 北緯35度28分26秒 東経137度11分15秒 / 北緯35.47389度 東経137.18750度 / 35.47389; 137.18750座標: 北緯35度28分26秒 東経137度11分15秒 / 北緯35.47389度 東経137.18750度 / 35.47389; 137.18750
構造諸元
形式 吊橋、鋼下路単純補剛トラス、鋼塔
鉄筋コンクリート単純桁橋
全長 114m
4.5m
最大支間長 114m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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国道418号標識
国道418号標識

概要

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旅足川が木曽川に合流する地点付近の国道418号(旧道)にある、赤い吊橋である。新旅足橋の完成以前は八百津町民の生活道路として利用されていた。南には丸山ダムの丸山蘇水湖が広がり、北は旅足川であるが橋からは川は見えない。

近い将来丸山ダムがかさ上げにより新丸山ダムになると水位が上がり、洪水時には水没する可能性が増大する。そのため、橋の保存に向けてさまざまな検討がされている。

構造

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つり橋の構造は、デビッド・スタインマン (David B.Steinman) が考案したもので、同種の構造を持つものは世界で5つしか架設されておらず、日本ではこの旅足橋が唯一である[1]

構造の名前としては、特徴的な吊材であるアイバーから取って「アイバー吊り橋」、設計者の名前から取って「スタインマン型(Steinman type)」、同型の橋が最初にかけられた都市の名前から「フロレアノーポリス型(Florianópolis type)」等と呼ばれる。[要出典]

他の橋は以下の4つである。

詳細

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  • 2008年に橋のすぐ東で大きな落石があり、長い間通行不能となっていたが2020年6月現在は自家用車で通行することができる。
  • 丸山ダム完成以前は同名の小さな橋が架かっていた。
  • この区間の付替道路として、一般国道418号丸山バイパスが建設されており、旅足川には新旅足橋が架けられている[1]

周辺

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脚注

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  1. ^ a b 鹿取茂雄 2015, pp. 42–43.
  2. ^ St. Marys Bridge” (英語). Bridges and Tunnels (2020年4月7日). 2024年11月28日閲覧。

参考文献

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  • 鹿取茂雄(著)、磯部祥行(編)「国道418号〈不通区間〉」『酷道大百科』〈ブルーガイド・グラフィック〉、実業之日本社、2018年12月28日、42 - 43頁、ISBN 978-4-408-06392-8