新藤枝駅
かつて日本の静岡県藤枝市にあった静岡鉄道の駅
新藤枝駅(しんふじえだえき)は、かつて静岡県藤枝市にあった静岡鉄道駿遠線の駅である。東海道本線藤枝駅の北側にあった。
新藤枝駅 | |
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しんふじえだ SHIN-FUJIEDA | |
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所在地 | 静岡県志太郡青島町前島[1](現・藤枝市) |
所属事業者 | 静岡鉄道 |
所属路線 | 駿遠線 |
キロ程 | 0.0 km(新藤枝*起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 頭端式2面3線 |
開業年月日 | 1913年(大正2年)11月16日 |
廃止年月日 | 1970年(昭和45年)7月31日 |
乗換 | 国鉄東海道本線(藤枝駅) |
備考 | *大手-新藤枝間廃止以前は大手駅。 |
沿革
編集- 1913年(大正2年)11月16日 - 大手-藤枝新 間 開業により藤枝新駅設置。国鉄(当時は鉄道院)藤枝駅から北100m程の所に位置。
- 1919年(大正8年)- 国鉄との乗り換えが不便であったため、国鉄藤枝駅の隣に移転(路線変更)。
- 1937年(昭和12年)7月 - 駅舎兼本社の設計を浜松の建築家・中村與資平の建築事務所に依頼[2]。
- 1938年(昭和13年)10月26日 - 駅舎落成(建築工事は藤枝の土木業者・山口組[2])
- 1956年(昭和31年)1月1日 - 昭和29年の市制施行を記念して、新藤枝駅に改称。
- 1964年(昭和39年)9月27日 - 大手-新藤枝 間 廃止。バス通路とするため、駅舎の南半分を解体。
- 1970年(昭和45年)7月31日 - 新藤枝-大井川 間 廃止により廃駅。廃止後5年ほどホーム上屋を藤枝駅前の静岡鉄道バス乗り場として転用。
- 1980年(昭和55年)4月15日 - 駅構内跡地にバス乗り場・待機所を整備[3]。
- 1994年(平成6年)11月3日 - 青島史蹟保存会により「軽便鉄道駿遠線蹟」設置[4]。
- 2002年(平成14年)3月 - バス待機所が縮小され、静鉄建設・静鉄不動産による分譲マンションが竣工[5]。
- 2015年(平成27年)2月28日 - 再開発事業[6]により市営駐車場を閉鎖[7]。
- 2016年(平成28年)8月20日 - 3番バス乗り場をロータリー内に移設[8]、バス待機所を市営駐車場1階に移設。
- 2018年(平成30年)
当時の様子
編集時代によって線路配置が異なる。全盛期には頭端式ホーム2面3線の駅だった[10]。路線の構造上、大手駅から大井川駅・地頭方駅方面へ行く直通列車は当駅で向きを変えて出発していた(スイッチバック駅)。
2013年(平成25年)、藤枝市郷土博物館25周年記念特別展『和風ドールハウス』[11]に合わせて、ドールハウス職人の小幡耕一によって縮尺1/24の「軽便・新藤枝駅周辺のにぎわい(昭和32年頃)」が製作された[12]。
現在の様子
編集新藤枝駅跡は静鉄不動産の分譲マンション[5]とFUJIEDA mikine(フジエダミキネ)[6]に変貌しており、かつての面影は無い。また、駿遠線の代替バス路線である藤枝相良線は藤枝駅南口から発着している。
青島史蹟保存会による「軽便鉄道駿遠線蹟」がコミュニティパーク内に設置されている。再開発前は第2号緑地(現 市営駐車場)に設置されていた[4]。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ 『鉄道停車場一覧:昭和12年10月1日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 「中村與資平年表」『浜松が生んだ名建築家 中村與資平展』浜松市立中央図書館、1989年9月、5頁 。
- ^ 『写真で綴る静岡鉄道70年の歩み』静岡鉄道株式会社、1989年4月、164頁。
- ^ a b 『青島の史蹟めぐり』青島史蹟保存会、1995年3月、36-37頁。
- ^ a b 静岡鉄道ゆかりの地「藤枝」 - ウェイバックマシン(2018年6月23日アーカイブ分)
- ^ a b c d “藤枝駅前一丁目8街区第一種市街地再開発事業”. 株式会社まちづくり藤枝. 2021年5月16日閲覧。
- ^ 藤枝駅北口駐車場 - ウェイバックマシン(2015年11月17日アーカイブ分)
- ^ 藤枝駅北口バスロータリー改修に伴う乗り場変更について - ウェイバックマシン(2016年8月17日アーカイブ分)
- ^ 市営藤枝駅北口駐車場をご利用ください! - ウェイバックマシン(2020年11月25日アーカイブ分)
- ^ 新井清彦『〔新装版〕軽便探訪』機芸出版社、2022年5月20日、33頁。ISBN 978-4905659211。
- ^ “過去の展示会 2013年の展示会”. 藤枝市郷土博物館. 2021年5月17日閲覧。
- ^ 藤枝の教育2014 (PDF) -61頁を参照。