播繁
日本の構造家
播 繁(ばん しげる、1938年 - 2017年9月5日[1])は、日本の構造家。日本大学在学時に坪井善勝の元で学ぶ。
播繁 | |
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生誕 |
1938年 福岡県 |
死没 |
2017年9月5日 東京都世田谷区 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 日本大学理工学部 |
職業 | 建築家 |
受賞 |
JSCA賞(1991年) 松井源吾賞(1992年) 日本建築学会賞(1997年) |
所属 | 播設計室 |
建築物 |
出雲ドーム エムウェーブ 沖縄県立博物館・美術館 |
略歴
編集主な受賞
編集- 1991年 JSCA賞「あきたスカイドーム」[3]
- 1992年 松井源吾賞「大阪東京海上ビルディング」
- 1993年 日経BP技術賞「出雲ドームの架構技術」
- 1997年 日本建築学会賞「出雲ドームをはじめとする一重膜建築の開発」
- 1997年 英国技術者協会特別賞「長野オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)」
- 1998年 日本鋼構造協会賞「長野オリンピック記念アリーナ」
- 1998年 日本建築学会作品選奨「長野オリンピック記念アリーナ」
- 2002年 日本建築学会作品選奨「山梨県小瀬スポーツ公園アイスアリーナ」
- 2008年 日本建築家協会賞「沖縄県立博物館・美術館」
主な構造設計作品
編集独立前
編集- 1982年 「赤坂プリンスホテル新館」丹下健三
- 1984年 「両国国技館」杉山隆
- 1990年 「あきたスカイドーム」鹿島建設
- 1990年 「大阪東京海上ビルディング」鹿島建設
- 1990年 「出雲ドーム」鹿島
- 1996年 「FCGビル(フジテレビ本社ビル)」丹下健三
- 1996年 「長野オリンピック記念アリーナ」久米設計、KAJIMA DESIGN、奥村組、日産建設、飯島建設
独立後
編集2000年以前
編集- 1999年 「箱の家-33(佐藤邸)」難波和彦
- 1999年 「箱の家-34(中村邸)」難波和彦
- 2000年 「山梨県小瀬スポーツ公園アイスアリーナ」松田平田設計
- 2000年 「箱の家-40(山崎邸)」難波和彦
- 2000年 「箱の家-41(Y邸)」難波和彦
2001年 - 2005年
編集- 2001年 「チュウクウ」城戸崎和佐
- 2001年 「箱の家-49(T邸)」難波和彦
- 2001年 「The Case Study House - 11 ベニア三角格子の家」坂茂
- 2002年 「一戸コミュニティセンター」長内健一
- 2002年 「イル・カセット」古谷誠章
- 2003年 「アルデリオ 下館市中央地区第一種市街地再開発事業 しもだて美術館 しもだて地域交流センター 女性行政室」池原義郎
- 2003年 「愛媛県武道館」石本建築事務所
- 2003年 「岡山ドーム」石本建築事務所
- 2003年 「トッパンフォームズビル」岡田新一
- 2003年 「一の宮町農産物加工場「工房 阿蘇ものがたり」」岡部憲明
- 2003年 「YAS HAUS」橋本文隆
- 2003年 「島根県立浜山体育館 カミアリーナ」馬場稔
- 2003年 「埼玉県立武道館」松田平田設計
- 2003年 「品川駅東口B-1地区歩行者大空間」松田平田設計
- 2003年 「ところミュージアム大三島」山本英明
- 2004年 「LVMH大阪」隈研吾
- 2004年 「一の宮町農産物直売施設・屋外トイレ施設」岡部憲明
- 2005年 「カーサブリランテ代々木公園」内田繁
2005年 - 2010年
編集- 2006年 「深大寺の入籠」内海智行
- 2007年 「沖縄県立博物館・美術館」石本建築事務所・二基建築設計室JV
- 2007年 「谷間の日時計の家」古谷誠章
- 2008年 「下鴨泉川亭」山本良介
- 2009年 「長楽寺納骨堂」山本良介
- 2010年 「山中湖 楓深庵」山本良介
2011年以後
編集- 2012年 「大田区総合体育館」石本建築事務所
- 2012年 「AKASAKA K-TOWER」KAJIMA DESIGN
著書
編集- 2001年 「構造デザインとは何か…The Art is Structural Design」(監訳、鹿島出版会)
脚注
編集- ^ 訃報 播 繁氏(ばん・しげる) 建通新聞 2017年9月13日
- ^ 2017/09/13インフォメーション 顧問 播 繁 逝去のお知らせエヌ・シー・エヌ
- ^ 第二回受賞者 播繁 あきたスカイドームの構造設計 日本建築構造技術者協会