摩耶大橋
神戸市の橋
摩耶大橋(まやおおはし)は、兵庫県神戸市灘区摩耶埠頭から同市中央区小野浜町に至る2径間斜め吊り橋である。日本で最初のヤジロベーススタイルの橋で、総延長510 m(うち海上部分210 m)、海面からの高さ18 mである。1965年(昭和40年)3月に着工し、1966年(昭和41年)6月に完成した[1]。神戸市港湾局が管理する。ハーバーハイウェイの第二摩耶大橋が並行して架かっている。1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災により被災したが、同年8月1日に復旧した[2]。
摩耶大橋 | |
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摩耶大橋 | |
基本情報 | |
国 |
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所在地 | 兵庫県神戸市 |
交差物件 | 神戸港 |
用途 | 道路橋 |
管理者 | 神戸市 |
建設 | 1965年 - 1966年 |
座標 | 北緯34度41分38.8秒 東経135度12分57.1秒 / 北緯34.694111度 東経135.215861度 |
構造諸元 | |
形式 |
上部構造:2径間連続斜張橋 下部構造:鉄筋コンクリート製橋脚 |
全長 | 510 m |
幅 | 14 m |
高さ | 18 m |
最大支間長 | 139.4 m |
地図 | |
摩耶大橋の位置 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
2022年(令和4年)9月に土木学会選奨土木遺産に認定された[3]。
開通以来神戸市港湾局の管理する有料橋であったが、2024年(令和6年)4月1日、並行するハーバーハイウェイにETCが導入されるのに合わせて無料開放された[4]。
橋梁の構造
編集- 橋長:210 m
- 支間:139.4 m + 69.4 m
- 幅員:14 m(うち歩道3 m)
- 上部構造:2径間連続斜張橋(鋼床版連続箱桁)
- 鋼重:1360 tf
- 下部構造:鉄筋コンクリート製橋脚
港湾技研資料 No.813より[5]
かつての通行料
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ 秋山一郎『兵庫県大百科事典』 下、神戸新聞出版センター、兵庫県神戸市、1983年1月。ISBN 978-4875211006。
- ^ 神戸市 みなと総局 経営企画部 総務課 (2009年3月25日). “震災からの復旧”. 2013年12月20日閲覧。
- ^ “土木学会 令和4年度度選奨土木遺産 摩耶大橋”. www.jsce.or.jp. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “ハーバーハイウェイのETC導入に伴う制度変更”. 神戸市 (2023年11月21日). 2023年12月17日閲覧。
- ^ 運輸省港湾技術研究所 (1995年9月). 港湾施設被害検討委員会: “港湾技研資料 No.813 兵庫県南部地震による港湾施設の被害考察” (pdf). p. 100. 2013年12月20日閲覧。
- ^ “消費税率引き上げに伴う「港湾幹線道路・摩耶大橋」の料金改定について” (PDF). 神戸市みなと総局 (2014年3月28日). 2014年12月20日閲覧。
- ^ a b c “摩耶大橋について教えてください。”. 神戸市総合コールセンター よくある質問と回答. 神戸市 (2014年10月26日). 2021年3月2日閲覧。