技監[1](ぎかん)は、内務省に置かれた官職。勅任官である。内務省国土局(旧土木局)に属す土木系技術官の最高位であり、内務三役(内務次官・警保局長・警視総監)に次ぐ地位であった。内務省分割後、建設省における建設技監を経て、現在の国土交通省における技監に継承される。

歴代内務技監

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内務省の歴代の技監は表の通り[2]

歴代内務技監
職名 氏名 学歴 大学卒業年次 在任期間 その他の主な職歴など
土木技監 古市公威 パリ大学理学部 明治13年 明治27.6-31.7(明治29.2-31.7は土木局長兼務) 帝国大学工科大学長、土木学会長、工学会(日本工学会)理事長
内務技監 沖野忠雄 エコール・サントラル・パリ 明治11年 明治44.4-大正7.7.10 土木学会
原田貞介 シャロッテンブルク高等工芸学校 明治24年 大正7.7.10-13.3.25 土木学会長、錦鶏間祗候
市瀬恭次郎 帝国大学工科大学土木工学科 明治23年 大正13.3.25~昭和3.8.15(在任中死亡) 土木倶楽部会長
中川吉造 帝国大学工科大学土木工学科 明治29年 昭和3.9.13~9.5.11 土木学会
青山士 東京帝国大学工科大学土木工学科 明治36年 昭和9.5.11~11.11.17 土木学会
辰馬鎌蔵 京都帝国大学工科大学土木工学科 明治40年 昭和11.11.17~14.6.6 土木学会
谷口三郎 東京帝国大学工科大学土木工学科 明治42年 昭和14.6.6~17.3.25 土木学会長、日本建設機械化協会会長
鈴木雅次 九州帝国大学工科大学土木工学科 大正3年 昭和17.3.25~20.4.19 土木学会長、日本大学教授、文化勲章
山下輝夫 東京帝国大学工科大学土木工学科 大正7年 昭和20.4.19~20.10.27 日本道路技術協会理事長
岩沢忠恭 京都帝国大学工科大学土木工学科 大正7年 昭和20.10.27~22.12.31(国土局長兼務) 建設院技監、建設次官兼建設技監、建設事務次官参議院議員土木学会長、日本道路協会会長

関連項目

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脚注

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  1. ^ 技監|アジ歴グロッサリー”. www.jacar.go.jp. 2022年4月29日閲覧。
  2. ^ JAPAN, 独立行政法人国立公文書館 | NATIONAL ARCHIVES OF. “内務省ニ土木技監ヲ置クノ件・御署名原本・明治二十七年・勅令第六十六号”. 国立公文書館 デジタルアーカイブ. 2022年4月29日閲覧。