懐かしのラヴァー・ボーイ
「懐かしのラヴァー・ボーイ」(なつかしのラヴァー・ボーイ、英語: Good Old-Fashioned Lover Boy)は、イギリスのロック・バンド、クイーンの楽曲。作詞・作曲はフレディ・マーキュリー。1976年に発売されたアルバム『華麗なるレース』に収録され、1977年には『Queen's First EP』にも収録された。
「懐かしのラヴァー・ボーイ」 | ||||||||||||||||
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クイーンの楽曲 | ||||||||||||||||
収録アルバム | 『華麗なるレース』 | |||||||||||||||
英語名 | Good Old-Fashioned Lover Boy | |||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
録音 | 1976年 | |||||||||||||||
ジャンル | ||||||||||||||||
時間 | 2分54秒 | |||||||||||||||
レーベル | ||||||||||||||||
作詞者 | フレディ・マーキュリー | |||||||||||||||
作曲者 | フレディ・マーキュリー | |||||||||||||||
プロデュース |
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その他収録アルバム | ||||||||||||||||
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曲の構成
編集曲は、マーキュリーのピアノの弾き語りから始まり、コーラス部分に突入すると同時にベースとドラムスが加わってくる。2番に入り、再びコーラス部分へと続き、2回目のコーラス終了後に、一度ギター、ベース、ドラムスがドロップアウトし、ブリッジ部分に入る。このブリッジ部分はマーキュリーとマイク・ストーンのツイン・ボーカルとなっている。
ブライアン・メイによるギターソロに続いて、3番の歌詞が歌われ、コーラス部分の歌い終わりと同時に曲が終了する。
ライブやメディアでの披露
編集1977年7月に放送されたBBCの音楽番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』で披露されており(一部はマイム演奏)、ストーンのパートはロジャー・テイラーが担当。この時の音源は、2011年に発売された『華麗なるレース』のリマスター盤にボーナス・トラックとして収録されている[2]。
ライブでは1977年のA Day at the Races Tourで初披露され、同年から翌1978年にかけて行われたNews of the World Tourでも演奏された。「キラー・クイーン」とのメドレー形式になっており、2回目のヴァースと最後のコーラス部分が演奏されていた。
リリース
編集1976年に発売された5作目のオリジナル・アルバム『華麗なるレース』のB面3曲目に収録された。
1977年5月20日にEMIより、『Queen's First EP』という4曲入りEPの収録曲としてリリースされ、イギリスの全英シングルチャートで最高17位を獲得した[3]。日本ではこれと前後する形で、同年3月25日に発売されたシングル盤『手をとりあって』のB面としてリリースされた。
1981年に発売されたベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ』に収録され、2020年に日本で発売されたベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパン』の収録曲を決めるファン投票では10位にランクインして収録された[4]。
演奏
編集収録作品
編集- オリジナル『華麗なるレース』
- EP盤『Queen's First EP』
- シングル盤「手をとりあって」 - B面に収録。日本のみの発売。
- ベスト『グレイテスト・ヒッツ』
- ベスト『ジュエルズII』 - 日本独自発売。
- ベスト『グレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパン』 - 日本独自発売。
メディアでの使用
編集2019年にNHK総合テレビジョンで「よるドラ」枠で放送されたテレビドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』の第1回のサブタイトルに使用された[5]。
脚注
編集出典
編集- ^ Georg Purvis (24 August 2012). Queen: Complete Works. Titan Books. pp. 115. ISBN 978-1-78116-287-3
- ^ “クイーン、デジタルリマスターにはボーナスディスクにレアトラック”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2011年1月28日) 2020年2月6日閲覧。
- ^ “good old fashioned loverboy|full Official Chart History”. Official Charts Company. 2020年2月6日閲覧。
- ^ “日本のクイーン・ファンが選ぶ来日記念ベスト盤『グレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパン』収録曲とジャケ写決定。メンバーのコメントも掲載”. uDiscoverJP (ユニバーサルミュージック). (2020年1月7日) 2020年2月6日閲覧。
- ^ “『腐女子、うっかりゲイに告る。』クイーンの楽曲が物語の要に フレディと重なる金子大地の苦悩”. リアルサウンド 映画部 (株式会社blueprint). (2019年5月18日) 2020年2月6日閲覧。