慧済寺
中国の寺院
慧済寺(けいさいじ)は、中華人民共和国浙江省舟山市普陀区にある仏教寺院[1]。普済寺、法雨寺と並んで「普陀三大寺」と称される。
慧済寺 | |
---|---|
饭堂 | |
基本情報 | |
所在地 | 中国・浙江省舟山市普陀区普陀山 |
座標 | 北緯30度01分04秒 東経122度23分52秒 / 北緯30.01778度 東経122.39778度座標: 北緯30度01分04秒 東経122度23分52秒 / 北緯30.01778度 東経122.39778度 |
宗教 | 仏教 |
神性 | 観音 |
宗派 | 禅宗 |
建設 | |
様式 | 中国建築 |
創設者 | 圓慧 |
創設 | 明 |
完成 | 1793年(再建) |
歴史
編集慧済寺は、明代の創建で、当時は慧済庵と称した。郡人の尚宝司丞沈泰鴻が「宝月含空」という題額を揮毫した。開山祖師は円慧。
清代の乾隆58年(1793年)、円通殿、玉皇殿、齋楼は能積によって建立された。光緒21年(1895年)に大雄宝殿が焼失している。光緒25年(1899年)には鐘楼と大悲閣を再建している。光緒33年(1907年)僧の德化はお寺に『大蔵経』を供える。
1966年、毛沢東が文化大革命を発動し、寺院の宗教活動は中止に追い込まれた。紅衛兵により對寺廟などの宗教施設が徹底的に破壊された。寺内のすべての文化財が消えた。
1980年より後、地元政府は寺院を修復する。1983年、中華人民共和国国務院は仏寺を漢族地区仏教全国重点寺院に認定した。1988年、観音殿が修築されている。1989年10月、仏像開眼式が行われた。1992年、漢白玉蓮花池を増築した。
伽藍
編集天王殿、大雄宝殿(本堂)、大悲殿、観音殿、蔵経楼、玉皇殿、方丈室
重要文化財
編集主な住僧
編集- 円慧
- 普順
- 能積
- 一泉
- 頂順
- 頂超
- 源皓
- 源順
- 文質
- 静山
- 徳林
ギャラリー
編集参考書目
編集- 『重修普陀山志』
- 『普陀洛迦新志』
脚注
編集