得点王 (ゲーム)
得点王は、SNKが発売したネオジオのサッカーゲームシリーズの総称である。
本ページでは、『得点王2 リアルファイトフットボール』、『得点王3 栄光への挑戦』、『得点王 炎のリベロ』についても取り扱う。
得点王
編集ジャンル | サッカーゲーム |
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対応機種 |
アーケードゲーム[AC] ネオジオ[NG] ネオジオCD[NGCD] PlayStation 3[PS3] PlayStation Portable[PSP] PlayStation 4[PS4] Xbox One[XB1] Nintendo Switch[NSW] iOS Android |
開発元 | SNK |
発売元 | SNK |
シリーズ | 得点王シリーズ |
人数 | 1人〜2人 |
メディア |
ROMカセット[NG] CD-ROM1枚[NGCD] ダウンロード[PS3][PS4][PSP][XB1][NSW][iOS][Android] |
発売日 |
[AC] 1992年12月[要出典] [NG] 1993年2月29日[要出典] 1993年[要出典] [NGCD] 1995年3月31日[1] [PS3] 2010年12月22日[要出典] [PSP] 2010年12月22日[要出典] [PS4][XB1][NSW](アケアカNEOGEO) 2017年7月27日 [iOS][Android](アケアカNEOGEO) 2022年4月21日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
システム基板 | [AC]Multi Video System |
得点王(英語: Super Sidekicks)は、得点王シリーズの最初の作品である。1993年に発売(アーケード稼働は1992年12月)された。
ゲームの特徴
編集- 十字キーまたはジョイスティックでドリブル。Aボタン(アーケードゲーム。以下ゲームボタンはこれに倣う):ロングパス・シュート(オフェンス)、スライディング(ディフェンス)。Bボタン:ショートパス(オフェンス)、タックル(ディフェンス)。ボタンでの選手切り替えは出来ない。
- アーケード版の初期設定は難易度レベル4、試合時間は3分。ROM版・ネオジオCD版は難易度ノーマル、3分ハーフ、とこれ以降のシリーズすべての作品で前後半通して遊べるようになっている。ただし前半と後半でエンドは変わらない。
- 「SNKカップ」(元ネタはFIFAワールドカップ)と対戦モード(2人用)から選択する。
- キックオフ時は、プレイヤー側がボールを持った状態で始まる。得点が入ると失点した側がボールを持った状態で始まる。
- "Ace"(エース。エースストライカーのこと)とマークの付く選手がシュートを打つと、それ以外の選手よりも強烈なシュートを放つ事が可能。
- オウンゴールあり。得点シーンと同じくオウンゴール時の演出もある。以後のソフトにも引き継がれた。
- 勝てば次の試合に進むが、負けか引き分けの場合はゲームオーバー。コンティニュー機能あり(ゲームオーバーの前に10カウント以内にコンティニューが可能)。コンティニューするとコンティニュー直前の試合からスタートする。全ての試合に勝つとエンディングとなり、スタッフロールが流れる。
- シリーズ中唯一、試合中にBGMが流れ、試合中に雨が降ることがある。
- KADOKAWAの家庭用ゲーム雑誌・『ファミ通』のクロスレビューでは25点(40点満点)の評価だった[2]。
出場チーム
編集この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
全部で12チームから選択可能。12チームの内訳は、ヨーロッパ:6,南米・北中米・アジア:各2。アフリカ・オセアニアからのエントリーは無かった。6チームずつグループA(Group A)とグループB(Group B)に分かれ、同グループ内の他の5チームに勝つと、4チームによるトーナメントに移る。
12チームの内容は以下の通り。なお、各チームとも独自のフォーメーションを持っている。
- グループA: ドイツ[注釈 1], イタリア[注釈 2], スペイン[注釈 3], イングランド, メキシコ, 日本
- グループB: アルゼンチン, オランダ, ブラジル[注釈 4], フランス[注釈 5], アメリカ合衆国, 韓国
また各チーム毎の簡単な説明もあった。
- ドイツ…前回SNKカップ優勝国[注釈 6]。攻守ともに最もバランスが良く、どんな苦しい試合もゲルマン魂で勝ち抜いていく。精神力と底力はナンバー1。
- イタリア…大会屈指の鉄壁のディフェンスが特長。チャンスを確実にものにする豊富な攻撃バリエーションは侮れない。サッカー界の最高峰に立つ日も近い。
- スペイン…ラテンのリズミカルなサッカーとヨーロッパの伝統的な組織プレーが融合したチーム。今大会のダークホースとしてマークされている。
- イングランド…強靭な体力とパワーが売り物。プレースタイルはオーソドックスで堅実。ゴール前の競り合いに絶対の強さを誇るヨーロッパの強豪だ。
- メキシコ…高地で鍛えられた体力が生み出すプレーは激しく、相手チームから恐れられている。あまりに激しすぎて時にはラフプレーも…。
- 日本…サッカーのプロ化[注釈 7] に伴い、選手の士気は最高潮に盛り上がっている。堅実な守りと、ブラジル帰りのエースストライカーに期待がかかる。
- アルゼンチン…エースストライカーは、世界一の天才と言われている。チームもオーソドックスなプレーで彼を支える。優勝候補の筆頭だ。
- オランダ…ヨーロッパで実力ナンバー1の呼び声が高い。二人の強力なストライカーを擁する攻撃陣は、世界でも屈指の得点力を誇っている。
- ブラジル…サッカーテクニックは参加国中トップ。細かいパスワークと柔らかいボールタッチで、相手を翻弄する。今大会の優勝候補のひとつ。
- フランス…ゴール前で次々と繰り出されるパスの見事さは、「ミラクル」と呼ぶ人がいるほど。芸術的なサッカーで観衆を魅了する人気チーム。
- アメリカ…次回のSNKカップ開催[注釈 8] に向けてチーム強化の最中。実力は未知数だが、一度調子に乗ると、計り知れない力を発揮するので油断は禁物だ。
- 韓国…強力な守備を中心に数少ないチャンスをものにする勝負強いチーム。アジア代表の誇りをかけた[注釈 9] ファイティングスピリットで戦い抜く。
得点王2 リアルファイトフットボール
編集ジャンル | サッカーゲーム |
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対応機種 |
アーケードゲーム[AC] ネオジオ[NG] ネオジオCD[NGCD] PlayStation 4[PS4] Xbox One[XB1] Nintendo Switch[NSW] |
開発元 | SNK |
発売元 |
SNK [PS4][XB1][NSW]ハムスター |
シリーズ | 得点王シリーズ |
人数 | 1人〜2人 |
メディア |
ROMカセット[NG] CD-ROM1枚[NGCD] ダウンロード[PS4][XB1][NSW] |
発売日 |
[AC] 1994年4月[要出典] [NG] 1994年5月27日[3] [NGCD] 1994年9月9日[4] [PS4][XB1][NSW](アケアカNEOGEO) 2018年5月10日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
システム基板 | [AC]Multi Video System |
得点王2 リアルファイトフットボール(英語: Super Sidekicks 2 : The World Championship)は、得点王シリーズの2番目の作品である。1994年に発売された。
ゲームの特徴
編集- 十字キーまたはジョイスティックでドリブル。Aボタン:ショートパス・シュート(オフェンス)、スライディング(ディフェンス)。Bボタン:ロングパス(オフェンス)、タックル・ラフプレー(ディフェンス)。Cボタン:ショートキック(オフェンス)、選手切り替え(ディフェンス)。この作品以降でも引き継がれた。
- この作品よりネームエントリーが導入。チーム選択後、3文字でアルファベット・.・&・!から20カウント以内に選択が可能。
- チームの能力を7つの方法によってパワーアップさせる事が出来る。強化方法は、全体強化(FULL TEAM-POWER UP)、攻撃力強化(ATTACK POWER UP)、守備力強化(DEFENSE POWER UP)、スピード強化(SPEED UP)、チームワーク強化(TEAMWORK UP)、エースストライカー強化(ACE STRIKER-POWER UP)、ゴールキーパー強化(GOALKEEPER-POWER UP)の7つより1つを選択。
- この作品のみ試合前のコイントスがある。
- 1試合の試合時間はタイムメーターにより進行。最初は残り時間が黄色だが、残り時間が少なくなると赤色に変化する。ロスタイムはなし。
- 実際のW杯同様、地区予選最終戦からスタートし、そこで勝つとW杯本戦になる。本戦ではグループリーグ3試合に勝つと、8チームによる決勝トーナメントになる。また対戦モード(2人用)もある。
- ファウルを導入。よって、イエローカード、レッドカード、ファウルによって発生する可能性のあるフリーキック、PKも導入された。ファウルの画面では、選手能力アップ(PSYCHE UP)、ダメージ無し(NO DAMAGE)、脚を負傷(LIGHTS OUT 動きが一定時間遅くなる)、負傷退場(WOUNDED [注釈 10])〔以上、ファウルを受けた時〕、カード無し、イエローカード(2枚でレッドカードとなり退場)、レッドカード〔以上、ファウルを犯した時〕がランダムに決定される。審判に暴言を吐く(BAD CALL)事で、カードを貰う(あるいは退場になる(EJECTED[注釈 11]))演出もある。この作品以降でも引き継がれた。
- フリーキックの場面では、ペナルティーエリアより遠いと、そのまま蹴る場面だが、ペナルティーエリアより近いと直接フリーキックの場面になる。PKの場合は、キーパー(キッカー)と対峙し、Aボタンで正面,矢印を左右に押しながらAボタンを押すと、ボールがを左右にシュートする(キーパーが左右に跳ぶ)。この作品以降でも引き継がれた。
- ペナルティーエリアより近くまで来ると"CHANCE"の文字が出て、その状態でAボタンを押すと、フィールド全体の状態から、キーパーとゴールポストを対峙した3D画面の状態になる。その状態でシュートを決めてもゴールになる。"CHANCE"の文字が出た後、更にペナルティーエリア内に進むと、"SHOOT"の文字が出て、シュートを打てるようになる。この作品以降でも引き継がれた。
- 勝てば次の試合に進むが、負けか引き分けの場合はゲームオーバー。コンティニュー機能あり(ゲームオーバーの前に10カウント以内にコンティニューが可能)。コンティニューするとPK戦かコンティニュー直前の試合を初めから行うか選択できる。全ての試合に勝つとエンディングとなり、スタッフロールが流れる。
- 選手の名前もこの作品より付けられた(以後の作品でも採用されている。ただし、得点王シリーズでは最後まで変名だった〔FIFA等の公式ライセンスが得られなかったため。例.MIRAI→三浦知良、YODOKAWA→長谷川健太、KITAKAZE→北澤豪、GOMEZ→ラモス瑠偉〕)[独自研究?]。ただし、選手の名前はファウルの時のみ表示された。
出場チーム
編集全部で48チームから選択可能。8チームずつ6つの地域[注釈 12] に分かれている。48チームの内容は以下の通り。なお、各チームとも独自のフォーメーションを持っている。
- ヨーロッパA: イタリア, イングランド, スペイン, オランダ, スイス, ノルウェー, トルコ, アイルランド
- ヨーロッパB: ドイツ, フランス, ブルガリア, スウェーデン, ロシア, ギリシャ, ベルギー, ルーマニア
- 北中米/オセアニア[注釈 12]: アメリカ合衆国, メキシコ, カナダ, オーストラリア, ニュージーランド, コスタリカ, エルサルバドル, ホンジュラス
- アジア: 日本, 韓国, サウジアラビア, 台湾, 中華人民共和国, イラン, 香港[注釈 13], アラブ首長国連邦
- 南米: ブラジル, アルゼンチン, パラグアイ, コロンビア, ボリビア, ウルグアイ, ペルー, エクアドル
- アフリカ: カメルーン, モロッコ, ナイジェリア, エジプト, 南アフリカ共和国, コートジボワール, ギニア, ザンビア
得点王3 栄光への挑戦
編集ジャンル | サッカーゲーム |
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対応機種 |
アーケードゲーム[AC] ネオジオ[NG] ネオジオCD[NGCD] PlayStation 4[PS4] Xbox One[XB1] Nintendo Switch[NSW] |
開発元 | SNK |
発売元 |
SNK [PS4][XB1][NSW]ハムスター |
シリーズ | 得点王シリーズ |
人数 | 1人〜2人 |
メディア |
ROMカセット[NG] CD-ROM1枚[NGCD] ダウンロード[PS4][XB1][NSW] |
発売日 |
[AC] 1995年3月[要出典] [NG] 1995年4月7日[5] [NGCD] 1995年6月23日[6] [PS4][XB1][NSW](アケアカNEOGEO) 2018年6月14日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
システム基板 | [AC]Multi Video System |
その他 | SNK アーケードクラシックス Vol.1(2009年5月21日、PSPで発売)に収録。 |
得点王3 栄光への挑戦(英語: Super Sidekicks 3 : The Next Glory)は、得点王シリーズの3番目の作品である。1995年に発売された。
ゲームの特徴
編集- ネームエントリーあり。チーム選択後、3文字でアルファベット・.・&・!・アラビア数字(このソフトより導入)から20カウント以内に選択が可能。
- チームの能力を8つの方法によってパワーアップさせる事が出来る。強化方法は、全体強化(FULL TEAM-POWER UP)、攻撃力強化(ATTACK POWER UP)、守備力強化(DEFENSE POWER UP)、スピード強化(SPEED UP)、チームワーク強化(TEAMWORK UP)、テクニック強化(TECHNIQUE UP。このソフトより導入)、キャプテン強化(CAPTAIN-POWER UP)[注釈 14]、ゴールキーパー強化(GOALKEEPER-POWER UP)の8つより1つを選択。
- ワールドカップモード(得点王2と同じシステム。ワールドトーナメント〔WORLD TOURNAMENT〕という名称である)の他に、各地区ごとの大陸選手権大会モードも導入され、選択が可能になっている。大陸選手権大会モードでは、まず3試合戦った後、3連勝すれば4チームによる決勝トーナメントになる。大陸選手権大会モードには以下の5つが用意され、ワールドカップモードを含めて1つを選ぶ事が出来る。山括弧内は元ネタとなった大会である。また対戦モード(2人用)もある。自分の選んだチームの能力に応じて、対戦相手が決定される[注釈 15]。
- ヨーロッパトーナメント(EUROPE TOURNAMENT)〈UEFA欧州選手権〉
- 南アメリカトーナメント(SOUTH AMERICA TOURNAMENT)〈コパ・アメリカ〉
- 北中米トーナメント(AMERICAS TOURNAMENT)〈CONCACAFゴールドカップ〉
- アフリカトーナメント(AFRICA TOURNAMENT)〈アフリカネイションズカップ〉
- アジアトーナメント(ASIA TOURNAMENT)〈AFCアジアカップ〉
- 1試合の試合時間はタイムメーターにより進行。最初は残り時間が黄色だが、残り時間が少なくなると赤色に変化する。ロスタイムがある。炎のリベロにも引き継がれた。
- キックオフ時は、任意にプレイヤー側かコンピューター側(もしくは1Pか2P)がボールを持った状態で始まる。得点が入ると失点した側がボールを持った状態で始まる。
- ファウルの画面では、選手能力アップ(PSYCHE UP / SUPER PSYCHE UP)、ダメージ無し、脚を負傷(LIGHT DAMAGE / HEAVY DAMAGE 動きが一定時間遅くなる)、負傷退場(WOUNDED ランダムで30秒から70秒ほど離脱。今作から選手が治療を受け、再びプレーできるようになった。[注釈 10])〔以上、ファウルを受けた時〕、カード無し、イエローカード(2枚でレッドカードとなり退場)、レッドカード〔以上、ファウルを犯した時〕がランダムに決定される。審判に暴言を吐く(BAD CALL)事で、カードを貰う(あるいは退場になる(EJECTED[注釈 11]))演出も引き継がれているほか、今作のみ実装された演出としてラフプレーによる一発レッドの判定時のみ、反則を受けた側のチーム全員の能力が上がる(ALL PSYCHE UP)ものがある。
- 勝てば次の試合に進むが、負けか引き分けの場合はゲームオーバー。コンティニュー機能あり(ゲームオーバーの前に10カウント以内にコンティニューが可能)。コンティニューするとPK戦、サドンデス(コンティニュー直前の試合)、コンティニュー直前の試合を始めから行うか選択できる。全ての試合に勝つとエンディングとなり、スタッフロールが流れる。
- 選手の名前がファウルの時のみならず、ゴールの時にも表示された。その際に、当該ゲームで上げた得点(SCORE)と通算得点(TOTAL)が表示され、ハイスコアランキングの対象となった(後述)。
- ハイスコアランキングが導入された。ランキングは2種類あり、チームランキング(試合数>勝利数>得点数>得失点差の順に上位10位以内。そのためコンティニューした方が、ランクインしやすい。)[注釈 16] と個人得点ランキング(得点数の多い選手の上位10位以内。フォワードが大半だったが、ミッドフィールダーがランクインすることもある)があった[注釈 17][注釈 18]。
- CD版のみチームのフォーメーション、選手名、選手とチームの能力パラメーター等のデータがオプションモードで閲覧できる。
出場チーム
編集全部で64チームから選択可能。8チームずつ8つの地域に分かれている。64チームの内容は以下の通り。なお、各チームとも独自のフォーメーションを持っている。
- ヨーロッパA: イタリア, オランダ, スイス, ノルウェー, イングランド, トルコ, ポルトガル, ポーランド
- ヨーロッパB: ドイツ, スペイン, アイルランド, ベルギー, ルーマニア, デンマーク, ウェールズ, チェコ
- ヨーロッパC: フランス, スウェーデン, ブルガリア, ロシア, ギリシャ, オーストリア, ハンガリー, フィンランド
- アフリカ[注釈 19]: ナイジェリア, モロッコ, カメルーン, エジプト, 南アフリカ共和国, ザンビア, コートジボワール[注釈 20], ギニア
- 北中米カリブ海: アメリカ合衆国, カナダ, グアテマラ, メキシコ, コスタリカ, エルサルバドル, プエルトリコ, パナマ
- 南米: ブラジル, コロンビア, アルゼンチン, ボリビア, ウルグアイ, エクアドル, ペルー, チリ
- アジアA(オセアニア含む): オーストラリア, ニュージーランド, 中華人民共和国, 台湾, イラン, ベトナム, イラク, シンガポール
- アジアB: サウジアラビア, 韓国, 日本, アラブ首長国連邦, 香港[注釈 13], タイ, インド, マレーシア
得点王 炎のリベロ
編集ジャンル | サッカーゲーム |
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対応機種 |
アーケードゲーム[AC] ネオジオ[NG] Wiiバーチャルコンソール[Wii・VC] PlayStation 4[PS4] Xbox One[XB1] Nintendo Switch[NSW] |
開発元 | SNK |
発売元 |
SNK [Wii・VC]D4エンタープライズ [PS4][XB1][NSW]ハムスター |
シリーズ | 得点王シリーズ |
人数 | 1人〜2人 |
メディア |
ROMカセット[NG] ダウンロード[Wii・VC][PS4][XB1][NSW] |
発売日 |
[AC] 1996年10月[要出典] [NG] 1996年12月20日[7] [VC] 2013年3月12日[8] [PS4][XB1][NSW](アケアカNEOGEO) 2019年2月28日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
システム基板 | [AC]Multi Video System |
得点王 炎のリベロ(英語: The Ultimate 11: SNK Football Championship)は、得点王シリーズの4番目かつ最後の作品である。1996年に発売された。
ゲームの特徴
編集- チームの能力を4つの方法によってパワーアップさせる事が出来る。強化方法は、バランスタイプ(攻守ともに最もバランスが取れており、使いやすい。初心者向け)、オフェンスタイプ(攻撃面を重点的に強化したタイプ。中級者向け)、ディフェンスタイプ(防御面を重点的に強化したタイプ。中級者向け),テクニカルタイプ(操作は難しいが、個人の技術力が高いタイプ。上級者向け)の4つより1つを選択。
- ワールドチャンピオンシップモード(WORLD CHAMPIONSHIP。得点王2や得点王3のワールドトーナメントと同じシステム)の他に、SNKフットボールチャンピオンシップモード(SNK FOOTBALL CHAMPIONSHIP)がある。SNKフットボールチャンピオンシップモードは、まず自分が選んだチームの所属する地域の試合から始まり、所属する地域以外の7つの地域を任意の順番で選択していき、その地域の中の1つのチームを選んで、対戦していくモードである。そのチームに勝つとその地域はクリアとなり、以後2度と選択できない。なお、対戦モード(2人用)もある。
- SNKフットボールチャンピオンシップモードにおいて、全ての国にランク(全80チームが登場するので、1〜80位まで)が付けられている。各国のランクについては後述。後半になるにつれて、ランキング以上にコンピューターが強くなる。
- SNKフットボールチャンピオンシップモードにおいて、3戦目終了までに15点以上を挙げると、エキストラマッチ(EXTRA MATCH。登場時に画面が点滅する。)となり、SNKスーパースターズ(SNK Super Stars。能力はこのゲームに登場するチーム中最強で、容易に勝てない。旗は、黒地にネオジオのロゴマークが入ったもの)なる架空チームが登場する[9]。SNKスーパースターズのメンバーについても後述。エキストラマッチとはいえ負けたらゲームオーバーになる。
- プレイ画面において、新たにエキサイトゲージシステムを導入した。これは、画面上部のゲージレベルに応じて、チーム状態が変化するシステムである(赤→黄→青の順に高くなる)。ゲージMAXの際(ゲージ全体が光って点滅する)には強化されたシュートを打つことができ、その威力はボールを通過する選手を(ゴールキーパーを含めて)、倒す事ができる程の物である。その為か、他の得点王シリーズのソフトに比べて点が入りやすい。ゲージは通常ドリブルやパスをすることで高まり、上昇減少の速度や持続時間はチームタイプの選択により異なる(ゲージの上昇速度はオフェンス>バランス>ディフェンス>テクニカルの順に速く(減少速度はこの逆になる)、持続時間は、バランス>オフェンス=ディフェンス>テクニカルの順に長い)。
- SNKフットボールチャンピオンシップモードにおいてゴールを決めると、スタンドには各地域の個性が表れた物が映し出される。各地域の内容は以下の通り。またゴールを決めた選手は、片手の拳を挙げるか両手を拡げて走るかのいずれかのパターンで喜びを表す。
- ヨーロッパA: イギリスの本土4協会のチームが全て所属しているせいか、バッキンガム宮殿風の門がある。
- ヨーロッパB: ドイツ系諸国のチームが多い影響で、ドイツ風の建物で踊っている楽団のシーンがある。
- ヨーロッパC: 東欧風の兜の装飾があり、「VICTORY」の看板が掲げられている。
- アフリカ : アフリカの民族オブジェ。屋上に、アフリカゾウらしき動物がいる。
- 北中米カリブ海: 鷲の彫刻がある。
- 南アメリカ: サルサを踊っている楽団のステージが映される。
- アジア・オセアニアA: イスラム圏のグループ故か、モスクらしき建物と門がある。
- アジア・オセアニアB: 中華風のあずまやが表示され、看板には、「熱烈歓迎」の四字熟語がある。
- SNKスーパースターズ: スタンドではジョー・ヒガシ,ユリ・サカザキ(ジョーとユリは最前席で拳を挙げて応援している)、ギース・ハワード、八神庵を始め、多くのSNKのゲームに登場したキャラクターが観戦している様子がある[9]。
- 選手の名前がファウルの時のみならず、ゴールの時にも表示された。ただし得点王3で表示されていた、当該ゲームで上げた得点(SCORE)と通算得点(TOTAL)が表示されなくなった。
- 得点王3に引き続き、ハイスコアランキングがある。ランキングは2種類あり、チームランキング(試合数>勝利数>得失点差の順に上位10位以内。そのためコンティニューした方が、ランクインしやすい。)[注釈 21] とワールドランキング(選択率〔パーセント表示。初期設定はどのチームも0%に設定〕の多い国の上位10位以内)があった[注釈 22]。
- ネームエントリーはあるが、ハイスコアランキングに入らないと入力できない。
- AKAI professionalがスポンサーの一つとなっている。
出場チーム
編集全部で80チーム(シリーズ中最多)から選択可能。10チームずつ8つの地域に分かれている。80チームの内容は以下の通り。なお、各チームとも独自のフォーメーションを持っている。国の横にある括弧内の数字は、初期設定におけるランク(SNKフットボールチャンピオンシップモードで使用)である。
- ヨーロッパA: イタリア(2), スペイン(6), ポルトガル(18), 北アイルランド(47), ウェールズ(58), フランス(7), イングランド(16), スコットランド(34), アイルランド(37), アイスランド(50)
- ヨーロッパB: ドイツ(5), スウェーデン(3), ベルギー(15), デンマーク(26), オーストリア(45), オランダ(8), スイス(12), ノルウェー(29), クロアチア(23), フィンランド(40)
- ヨーロッパC: ブルガリア(4), ロシア(21), トルコ(14), チェコ(30), スロバキア(41), ルーマニア(9), ギリシャ(39), ハンガリー(53), ポーランド(32), イスラエル(43)
- アフリカ: ナイジェリア(19), チュニジア(31), カメルーン(42), ザンビア(36), コートジボワール(48)[注釈 20], 南アフリカ共和国(27), エジプト(28), アルジェリア(46), モロッコ(60), ジンバブエ(71)
- 北中米カリブ海: アメリカ合衆国(13), カナダ(51), エルサルバドル(61), パナマ(56), グアテマラ(76)[注釈 23], メキシコ(11), プエルトリコ(79), コスタリカ(68), ジャマイカ(59), ホンジュラス(77)
- 南アメリカ[注釈 24]: ブラジル(1), コロンビア(22), ボリビア(24), パラグアイ(35), チリ(33), アルゼンチン(10), ウルグアイ(20), エクアドル(66), ペルー(55), ベネズエラ(74)
- アジア・オセアニアA: サウジアラビア(17), カタール(67), オマーン(70), インド(80[注釈 25]), イラク(57), アラブ首長国連邦(44), バーレーン(63), クウェート(69), イラン(65), ウズベキスタン(54)
- アジア・オセアニアB: オーストラリア(49), 中華人民共和国(52), 台湾(78), タイ(64), ニュージーランド(75), 韓国(25), 日本(38), 香港(62)[注釈 13], シンガポール(73), マレーシア(72)
また、SNKスーパースターズ(SNK Super Stars)のスターティングメンバーは以下の通りである[9]。
脚注
編集注釈
編集- ^ 後のシリーズソフトと異なり、略称が「FDR」と表記されている。
- ^ 後のシリーズソフトと異なり、略称が「ITL」と表記されている。
- ^ 後のシリーズソフトと異なり、略称が「SPN」と表記されている。
- ^ 後のシリーズソフトと異なり、略称が「BRZ」と表記されている。
- ^ 後のシリーズソフトと異なり、略称が「FRN」と表記されている。
- ^ 1990年イタリアW杯で実際に優勝している(ただし、当時は西ドイツの名前だった)。
- ^ 実際に発売された年(1993年)にJリーグが開幕している。
- ^ 実際に、1994年W杯の開催国だった。
- ^ 1993年当時(2014年現在でも)、アジア最多のW杯出場回数を誇っている。
- ^ a b 後のソフト(得点王3、炎のリベロ)ではINJUREDと表記された。
- ^ a b 後のソフト(炎のリベロ)ではSENT OFFと表記された。
- ^ a b 実際に、北中米とオセアニアが一緒の地区予選を戦った事はない。
- ^ a b c 香港返還(1997年7月1日)前だったため、旧国旗でのエントリーとなっている。
- ^ 得点王2よりエースストライカー強化(ACE STRIKER-POWER UP)が変更された物である。
- ^ 例えば、ブラジルを選んで、アジアトーナメントに参加した場合、初戦はアラブ諸国か日本・韓国などの強豪国が当てられる事が多い。
- ^ 初期設定では、上位からブラジル、イタリア、スウェーデン、ブルガリア、スペイン、ドイツ、オランダ、ルーマニア、アルゼンチン、サウジアラビアがランクインしている。
- ^ 初期設定では、上位からSUMAROKOV(ブルガリア。フリスト・ストイチコフがモデル)、SADKO(ロシア。オレグ・サレンコがモデル)、ROMAN(ブラジル。ロマーリオがモデル)、R.DUCCIO(イタリア。ロベルト・バッジョがモデル)、K.ARONSON(スウェーデン。ケネト・アンデションがモデル)、KLINGER(ドイツ。ユルゲン・クリンスマンがモデル)、DAHL(スウェーデン。マルティン・ダーリンがモデル)、BAUTISTA(アルゼンチン。ガブリエル・バティストゥータがモデル)、RADZIWILL(ルーマニア。フロリン・ラドチョウがモデル)、BENT(ブラジル。ベベットがモデル[要出典])がランクインしている。1994年W杯の実際の得点ランキングと一致している。
- ^ なお、アーケードの一部の筐体において、CHAPPE(スイス。ステファヌ・シャピュイサがモデル[要出典])がオープニングデモでゴールをしてしまい、ランクインし続けるバグが発生している。
- ^ 得点王2より、唯一メンバーが変わっていない。
- ^ a b 日本版アーケードでは「アイボリーコースト」(象牙海岸と呼ばれた頃の名残である)と表記された。
- ^ 初期設定では、上位からインド、ウズベキスタン、オマーン、アラブ首長国連邦、バーレーン、カタール、ベネズエラ、パラグアイ、ホンジュラス、ジンバブエがランクインしている。
- ^ 初期設定では、上位からブラジル、イタリア、スウェーデン、ブルガリア、ドイツ、スペイン、フランス、オランダ、ルーマニア、アルゼンチンがランクインしている。初期設定のランクに一致する。
- ^ 日本版アーケードでは「ガテマラ」(グアテマラの別称で表記される事もある)と表記された。
- ^ 南米サッカー連盟の全ての加盟国が参加している。
- ^ 全チーム中、最下位である。
出典
編集- ^ 得点王 NCD 【NEOGEO】 - Amazon.co.jp
- ^ 『ファミ通』1995年4月28日号(第332号)、26ページ。
- ^ 得点王2リアルファイトフットボール NG 【NEOGEO】 - Amazon.co.jp
- ^ 得点王2リアルファイトフットボールNCD 【NEOGEO】 - Amazon.co.jp
- ^ 得点王3 NG 【NEOGEO】 - Amazon.co.jp
- ^ 得点王3 NCD 【NEOGEO】 - Amazon.co.jp
- ^ 得点王 炎のリベロ NG 【NEOGEO】 - Amazon.co.jp
- ^ 「バーチャルコンソール」3月12日配信開始タイトル ― NEOGEO『得点王 炎のリベロ』 - Nintendo iNSIDE、2013年3月11日記事。
- ^ a b c Play against the SNK Super Stars(The Ultimate 11: SNK Football Championship - GameFAQs)
関連項目
編集外部リンク
編集- 得点王
- 得点王2 リアルファイトフットボール
- アーケードアーカイブス公式サイト 得点王2(PS4版) - ハムスター
- アーケードアーカイブス公式サイト 得点王2(Xbox One版) - ハムスター
- アーケードアーカイブス公式サイト 得点王2(Nintendo Switch版) - ハムスター
- 【079】得点王2【ネオジオ】 - ウェイバックマシン(2019年11月1日アーカイブ分)(ブログ:■Xbox(ハコ)と共に去りぬ■、2010年7月10日記事)
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