延辺富徳足球倶楽部
中国のサッカークラブ(解散)
(延辺長白山足球倶楽部から転送)
延辺富徳足球倶楽部(朝鮮語:연변부덕축구구락부、漢音読み:えんぺん-ふとく-そっきゅうくらぶ、英語:Yanbian Funde Football Club)は、中華人民共和国の吉林省延辺朝鮮族自治州延吉市をホームタウンとしていた、プロサッカークラブ。通称・延辺富徳。延辺朝鮮族自治州には朝鮮族が多数住むため、クラブの表記も中国語と朝鮮語の2種類がある。
延辺富徳足球倶楽部 | |||
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原語表記 |
연변부덕축구구락부 延边富德足球俱乐部 | ||
愛称 | 长白虎 | ||
クラブカラー | 赤、 白 | ||
創設年 | 1955年 | ||
解散年 | 2019年 | ||
ホームタウン | 吉林省延辺朝鮮族自治州延吉市 | ||
ホームスタジアム | 延吉人民体育場(新) | ||
収容人数 | 35,000 | ||
公式サイト | 公式サイト | ||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
延辺富徳足球倶楽部 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 延邊富德足球俱樂部 |
簡体字: | 延边富德足球俱乐部 |
拼音: | Yánbiān Fùdé Zúqiú Jùlèbù |
英文: | Yanbian Baekdu Mountain Football Club |
歴史
編集- 1955年 - 吉林省蹴球団として創立。吉林チームは中国のプロリーグが発足するまで甲級リーグと乙級リーグで昇降格を繰り返していた。
- 1965年 - 当時中国1部リーグである甲級リーグで昇格チームとして優勝。
- 1992年 - 甲級B組リーグで2位になり、1994年の甲級A組リーグ(現在の超級リーグ)に昇格。
- 1993年 - サムスン2年間スポンサーにつき、トップチーム名を吉林三星チームと名称を変更。
- 1994年 - 中国サッカー協会によるプロリーグの開幕に伴い、吉林省蹴球団がプロクラブの延辺蹴球倶楽部に転換。
- 1995年 - ヒュンダイが2年間スポンサーにつき、トップチーム名を延辺現代自動車チームと名称を変更、クラブ名は変更なし。
- 1997年 - 吉林敷東薬業集団がスポンサーにつき、トップチーム名を延辺敷東チームと名称を変更、クラブ名は変更なし。
- 1998年 - 吉林敷東薬業集団がスポンサー契約を1年延長、トップチーム名とクラブ名は変更なし。
- 1999年 - 吉林敷東薬業集団がスポンサー契約を1年延長、トップチーム名を吉林敷東チームと名称を変更、クラブ名は変更なし。
- 2000年 - 吉林敷東薬業集団がスポンサー契約を1年延長、トップチーム名とクラブ名は変更なし。甲Aリーグで最下位に終わり、甲Bリーグへの降格が決まる。同時にスポンサー契約が打ち切られ、クラブは存続の危機に立たされる。シーズン終了後、トップチームと甲級B組リーグの参加権を浙江緑城蹴球倶楽部に買収される。
- 2001年 - 2000年の乙級リーグに所属していたリザーブチーム(延辺白頭山チーム)をトップチームとして再整備し、乙級リーグに参加。チーム名入りスポンサーがなくなり、トップチーム名は延辺チームを使用、クラブ名は変更なし。(※クラブの名前は実際1994年から2010年まで延辺蹴球倶楽部のままで、変更したことはない。)
- 2004年 - 延辺世紀集団がスポンサーにつき、トップチーム名を延辺世紀チームと名称を変更、クラブ名は変更なし。乙級リーグで2位になり、甲級リーグへの昇格を決める。
- 2005年 - チーム名入りスポンサーがなくなり、トップチーム名は延辺チームを使用、クラブ名は変更なし。
- 2011年 - クラブ名を延辺長白虎蹴球倶楽部に変更する[1]、トップチーム名は延辺長白虎チームを使用。
- 2014年 - クラブ名を延辺長白山蹴球倶楽部に変更する。吉林森工集団がスポンサーにつき、トップチーム名を延辺泉陽泉チームと名称を変更、クラブ名は変更なし。
- 2015年 - チーム名入りスポンサーがなくなり、トップチーム名は延辺長白山チームを使用、クラブ名は変更なし。甲級リーグで1位になり、超級リーグへの昇格を決める。
- 2016年 - クラブ名を延辺富徳足球倶楽部に変更する、トップチーム名は延辺富徳チームを使用。
- 2019年2月25日 - スポンサーである富徳生命が経営難のため、税金滞納が生じチームを解散するという発表がされた。[2]
クラブ名・トップチーム名の変遷
編集- 1955年-1957年前半 吉林省蹴球団・吉林チーム
- 1957年後半-1958年 長春市蹴球団・長春チーム
- 1959年-1987年 吉林省蹴球団・吉林チーム
- 1988年 吉林省蹴球団・延吉藍猫チーム(チーム名入りスポンサー:延吉巻煙廠)
- 1989年-1992年 吉林省蹴球団・延辺大学チーム(チーム名入りスポンサー:延辺大学)
- 1993年 吉林省蹴球団・吉林三星チーム(チーム名入りスポンサー:三星電子<韓国>)
- 1994年 延辺蹴球倶楽部・吉林三星チーム(チーム名入りスポンサー:三星電子<韓国>)
- 1995年-1996年 延辺蹴球倶楽部・延辺現代自動車チーム(チーム名入りスポンサー:現代自動車<韓国>)
- 1997年-1998年 延辺蹴球倶楽部・延辺敷東チーム(チーム名入りスポンサー:吉林敖東藥業)
- 1999年-2000年 延辺蹴球倶楽部・吉林敷東チーム(チーム名入りスポンサー:吉林敖東藥業)
- 2001年-2003年 延辺蹴球倶楽部・延辺チーム
- 2004年 延辺蹴球倶楽部・延辺世紀チーム(チーム名入りスポンサー:延辺世紀)
- 2005年-2010年 延辺蹴球倶楽部・延辺チーム
- 2011年-2013年 延辺長白虎蹴球倶楽部・延辺長白虎チーム
- 2014年 延辺長白山蹴球倶楽部・延辺泉陽泉チーム(チーム名入りスポンサー:吉林森工)
- 2015年 延辺長白山蹴球倶楽部・延辺長白山チーム
- 2016年 延辺富徳足球倶楽部・延辺富徳チーム(チーム名入りスポンサー:富德生命人壽)
タイトル
編集国内タイトル
編集- 中国サッカー・甲級リーグ(1部リーグ):1回
- 1965
- 中国サッカー・甲級リーグ(2部リーグ):1回
- 2015
- 中国サッカー・乙級リーグ(3部リーグ):1回
- 1990
過去の成績
編集シーズン | ディビジョン | カップ | |||||||||
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リーグ | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 順位 | ||
2005 | 甲級リーグ | 26 | 10 | 3 | 13 | 43 | 41 | +2 | 33 | 8位 | 1回戦敗退 |
2006 | 甲級リーグ | 24 | 8 | 5 | 11 | 28 | 22 | +6 | 29 | 8位 | 1回戦敗退 |
2007 | 甲級リーグ | 24 | 9 | 6 | 9 | 36 | 35 | +1 | 33 | 6位 | - |
2008 | 甲級リーグ | 24 | 8 | 4 | 12 | 32 | 39 | −7 | 28 | 9位 | - |
2009 | 甲級リーグ | 24 | 7 | 8 | 9 | 29 | 30 | −1 | 29 | 6位 | - |
2010 | 甲級リーグ | 24 | 12 | 4 | 8 | 30 | 21 | +9 | 40 | 3位 | - |
2011 | 甲級リーグ | 26 | 8 | 6 | 12 | 30 | 36 | −6 | 30 | 10位 | 準々決勝敗退 |
2012 | 甲級リーグ | 30 | 10 | 4 | 16 | 39 | 51 | −12 | 34 | 13位 | 3回戦敗退 |
2013 | 甲級リーグ | 30 | 9 | 7 | 14 | 42 | 52 | −10 | 31 | 11位 | 2回戦敗退 |
2014 | 甲級リーグ | 30 | 3 | 9 | 18 | 29 | 45 | −29 | 18 | 16位 | 4回戦敗退 |
2015 | 甲級リーグ | 30 | 17 | 10 | 3 | 59 | 24 | +35 | 61 | 1位 | 3回戦敗退 |
2016 | 超級リーグ | 30 | 10 | 7 | 13 | 39 | 41 | -2 | 37 | 9位 | 3回戦敗退 |
2017 | 超級リーグ | 30 | 5 | 7 | 18 | 32 | 64 | -32 | 22 | 15位 | 3回戦敗退 |
2018 | 甲級リーグ | 30 | 11 | 5 | 14 | 34 | 36 | −2 | 38 | 10位 | 3回戦敗退 |
2019 | 甲級リーグ | 30 | 位 |
- 1955年 - 全国リーグ(下部リーグなし) 7位
- 1956年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 5位
- 1957年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 7位
- 1958年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 4位
- 1959年 - 全国運動会サッカー大会 8位
- 1960年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 4位
- 1961年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 8位
- 1962年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 5位
- 1963年 - 全国リーグ(下部リーグなし) 15位
- 1964年 - 乙級リーグ(2部リーグ) 2位
- 1965年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 優勝、全国運動会サッカー大会 4位
- 1966年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 順位なし(リーグが途中中断)
- 1973年 - 全国リーグ(下部リーグなし) 7位
- 1974年 - 全国リーグ(下部リーグなし) 8位
- 1975年 - 全国運動会サッカー大会 11位
- 1976年 - 全国リーグ(下部リーグなし) 順位なし(リーグが途中中断)
- 1977年 - 全国リーグ(下部リーグなし) 18位
- 1978年 - 乙級リーグ(2部リーグ) 3位
- 1979年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 15位、全国運動会サッカー大会 予選敗退
- 1980年 - 乙級リーグ(2部リーグ) 5位
- 1981年 - 乙級リーグ(2部リーグ) 3位
- 1982年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 11位
- 1983年 - 甲級北区リーグ(1部リーグ) 5位、全国運動会サッカー大会 予選敗退
- 1984年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 順位なし(途中でリーグ参加資格が停止される)、FAカップ 15位
- 1985年 - 甲級リーグ(1部リーグ) 16位、FAカップ 本選のグループステージ敗退
- 1986年 - 乙級リーグ(2部リーグ) 2位、FAカップ 予選は突破したが、本選は不参加
- 1987年 - 甲Bリーグ(2部リーグ、甲級リーグが甲Aリーグと甲Bリーグに分ける) 7位、全国運動会サッカー大会 予選敗退
- 1988年 - 甲級リーグ(1部リーグ、甲Aリーグと甲Bリーグが一つの甲級リーグに戻る) 20位
- 1989年 - 乙級リーグ(3部リーグ、甲級リーグが甲Aリーグと甲Bリーグに分ける) ベスト4
- 1990年 - 乙級リーグ(3部リーグ) 1位
- 1991年 - 甲Bリーグ(2部リーグ) 4位
- 1992年 - 甲Bリーグ(2部リーグ) 2位、FAカップ 1回戦敗退
- 1993年 - 全国運動会サッカー大会(1997年からはU20大会への変更とプロリーグのスタートもあり、正式大会として扱わない) 5位、甲Bリーグカップ 4位
- 1994年 - 甲Aリーグ(1部リーグ) 10位
- 1995年 - 甲Aリーグ 7位、FAカップ 1回戦敗退
- 1996年 - 甲Aリーグ 10位、FAカップ 1回戦敗退
- 1997年 - 甲Aリーグ 4位、FAカップ 1回戦敗退
- 1998年 - 甲Aリーグ 10位、FAカップ 1回戦敗退
- 1999年 - 甲Aリーグ 8位、FAカップ ベスト4
- 2000年 - 甲Aリーグ 14位、FAカップ 2回戦敗退
- 2001年 - 乙級リーグ(3部リーグ) ベスト8
- 2002年 - 乙級リーグ ベスト8
- 2003年 - 乙級リーグ ベスト4、FAカップ 予選敗退
- 2004年 - 乙級リーグ(甲Aリーグと甲Bリーグが超級リーグと甲級リーグのシステムに変更) 2位
- 2005年 - 8位、FAカップ 1回戦敗退
- 2006年 - 甲級リーグ 8位、FAカップ 1回戦敗退(参加資格停止)
- 2007年 - 甲級リーグ 6位
- 2008年 - 甲級リーグ 8位
- 2009年 - 甲級リーグ 6位
- 2010年 - 甲級リーグ 3位
- 2011年 - 甲級リーグ 11位、FAカップ ベスト8
- 2012年 - 甲級リーグ 13位、FAカップ 3回戦敗退
- 2013年 - 甲級リーグ 11位、FAカップ 2回戦敗退
- 2014年 - 甲級リーグ 16位、FAカップ 4回戦敗退
- 2015年 - 甲級リーグ 1位、FAカップ 3回戦敗退
- 2016年 - 超級リーグ 9位、FAカップ 3回戦敗退
歴代監督
編集- 마소화(馬韶華)<漢族> 1955〜1957
- 김사종(金士鐘) 1957〜1958
- 박상복(朴相福) 1959〜1960
- 김사종(金士鐘) 1961
- 박상복(朴相福) 1962
- 박만복(朴万福) 1963〜1965
- 리광수(李光洙) 1966
- 총안경(叢安慶)<漢族> 1973
- 리광수(李光洙) 1973〜1974
- 총안경(叢安慶)<漢族> 1975〜1978
- 왕수산(王守山)<漢族> 1979
- 정지승(鄭址勝) 1980〜1984
- 정동권(鄭東權) 1984〜1985
- 정지승(鄭址勝) 1985
- 정동권(鄭東權) 1986〜1987
- 정종섭(鄭鐘燮) 1987〜1988
- 박만복(朴万福) 1989
- 정종섭(鄭鐘燮) 1990〜1991
- 리호은(李虎恩) 1992〜1995
- 정종섭(鄭鐘燮) 1995
- 리호은(李虎恩) 1996
- 최은택(崔殷澤) 1997〜1998
- 고훈(高琿) 1998〜2000
- 리호은(李虎恩) 2001〜2003
- 고훈(高琿) 2004〜2007
- 조영원(趙永遠) 2008
- 황용(黄勇) 2008(代行)
- 황용(黄勇) 2009
- 김광주(金光柱) 2009(代行)
- 김광주(金光柱) 2010〜2011
- 정상룡(鄭相龍) 2011(代行)
- 정상룡(鄭相龍) 2012
- 조긍연(趙兢衍) 2012
- 김광주(金光柱) 2012(代行)
- 조긍연(趙兢衍) 2013
- 리광호(李光浩) 2013(代行)
- 리호은(李虎恩) 2014
- 리광호(李光浩) 2014
- 고종훈(高鐘勳) 2014(代行)
- 박태하(朴泰夏) 2015〜2018
歴代所属選手
編集→詳細は「Category:延辺富徳足球倶楽部の選手」を参照
脚注
編集- ^ 延边足球俱乐部更名为延边长白虎足球俱乐部 延辺新聞網 2011年2月24日掲載、2012年2月19日閲覧。
- ^ 延辺球団解体、行き場のないファン・ソンホン監督(韓国語)
外部リンク
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