広島市佐伯区スーパー強盗殺人事件
広島市佐伯区スーパー強盗殺人事件(ひろしましさえきくスーパーごうとうさつじんじけん)とは、2000年(平成12年)9月3日に広島県広島市佐伯区で発生した強盗殺人事件。犯人が未だ逮捕されていない未解決事件である。
広島市佐伯区スーパー強盗殺人事件 | |
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場所 | 日本・広島県広島市佐伯区五日市中央四丁目1-8 |
座標 | |
日付 | 2000年(平成12年)9月3日 (UTC+9) |
武器 | がまかつ社製フィッシングナイフ |
死亡者 | 1人 |
犯人 | 不明 |
容疑 | 強盗殺人 |
動機 | 金銭目的か |
対処 | 捜査中(未解決) |
管轄 | 広島県警察佐伯警察署 |
概要
編集2000年(平成12年)9月3日午後9時すぎ、広島県広島市佐伯区五日市中央四丁目のスーパーマーケット「マルショク五日市店」の商品搬入口で男性従業員(当時36歳)が仰向けで血を流して死んでいるのを同スーパーマーケットの警備員が発見した[1][2]。司法解剖の結果、被害者は首や顔など数か所を刃物の様なもので切られていた[2]。被害者の左手には犯人に抵抗した際についた傷が残っていた[2]。
店内から現金数千円と預金通帳の入っていた手提げ金庫や被害者の免許証や携帯電話、被害者が所有していた乗用車の鍵が無くなっていた[2]。他にも被害者の眼鏡がなくなっており、犯人の物と思われるサングラスが残されていたことから、犯人が間違って持ち去った可能性も高いと考えられていた。
男性従業員は9月3日21時の閉店後、1人スーパーマーケット内に残って後片づけをしていたとみられる[2]。翌9月4日、同店の警報装置が定時の同10時になっても設定されなかったため、不審に思った警備会社が警備員を派遣したところ、商品搬入口で倒れている男性従業員を発見、事件が発覚した。
その後の調べで、現場から約5キロ離れた広島県広島市西区の太田川放水路河口付近で現場から奪われていた手提げ金庫や被害者の眼鏡、免許証が発見された。手提げ金庫は鍵が開けられており、中身は空だった。免許証は細かく切り刻まれていた。金庫の付近からは凶器と見られる血液の付いたナイフが見つかった。被害者が倒れていた商品搬入口からおよそ50メートル北側にある駐車場に血痕が残されていた。被害者を刺した際のものか、犯人の傷からの出血と見られた。
また、捜査に投入された警察官は計17万6000人に上っている[3]。捜査本部にはこれまでに165件の情報提供があったが、2014年は3件、2015年も1件にとどまっている[4]。
犯人と思われる男
編集- 年齢:30〜50歳
- 身長:150〜162cm
- 体格:頬がふっくらとした小太り
- 着衣:紺色作業ズボン(広島県府中市の被服会社製「ベトナムズボン」ウエスト82cm、股下61cmに裾あげ[6])
- 靴:25~25.5cm(アサヒコーポレーション製「ブリヂストン195」サイズ25~25.5cm、黒色タイプ有[7])
遺留品
編集脚注
編集- ^ “店長刺殺:スーパーで手提げ金庫奪われる 広島”. 毎日新聞. (2000年9月4日) 2001年2月20日閲覧。
- ^ a b c d e “殺人事件:スーパー店員が商品搬入通路で刺され死亡 広島”. 毎日新聞. (2000年9月4日) 2001年2月20日閲覧。
- ^ “あらゆる情報を警察に…五日市スーパー従業員強盗殺人 未解決のまま発生から24年 広島”. RCC中国放送. 2024年9月3日閲覧。
- ^ “五日市スーパー強盗殺人事件から15年”. RCC. 2015年9月4日閲覧。
- ^ “スーパー従業員被害強盗殺人事件-犯人像”. 広島県警察. 2013年9月9日閲覧。
- ^ “スーパー従業員被害強盗殺人事件-作業ズボン”. 広島県警察. 2013年9月9日閲覧。
- ^ “スーパー従業員被害強盗殺人事件-運動靴”. 広島県警察. 2013年9月9日閲覧。
- ^ “スーパー従業員被害強盗殺人事件-凶器”. 広島県警察. 2013年9月9日閲覧。
関連項目
編集- 広島市中区地下道16歳少女刺殺事件 - 同年に同じく広島市で発生した未解決事件