平 有世(たいら の ありよ、生没年不詳)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。桓武平氏、参議・正躬王の子か。官位は従五位上・武蔵権守。
文徳朝の仁寿4年(854年)従五位下に叙爵する。天安2年(858年)清和天皇の践祚後まもなく左馬助に任ぜられる。貞観5年(863年)従五位上・刑部大輔に叙任されるが、翌貞観6年(864年)武蔵権守として地方官に転じた。
『六国史』による。