平成9年台風第8号
平成9年台風第8号(へいせい9ねんたいふうだい8ごう、国際名:ピーター〔Peter〕)は、1997年(平成9年)6月24日に発生し、日本に上陸した台風である。
台風第8号(Peter、ピーター) | |
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カテゴリー1の タイフーン (SSHWS) | |
台風第8号 | |
発生期間 |
1997年6月24日 15:00 ~29日 6:00 |
寿命 | 4日15時間 |
最低気圧 | 970 hPa |
最大風速 (日気象庁解析) | 35 m/s (65 knot) |
最大風速 (米海軍解析) | 65 knot |
被害総額 | - |
死傷者数 | 死者3名 |
被害地域 | 日本 |
プロジェクト : 気象と気候/災害 |
概要
編集6月24日15時にフィリピンの東海上で発生した台風8号は発達しながら北上し、発生から2日後の6月26日には南西諸島に接近、6月27日にかけて通過した。南西諸島を通過した台風は6月27日には九州西の東シナ海で最盛期を迎え、翌6月28日に中心気圧975ヘクトパスカル、最大風速30m/sの勢力で長崎県西彼杵半島付近に上陸した。台風は瀬戸内海を通過して岡山県倉敷市に再上陸した後、本州地方を横断するような進路を取り6月29日6時に三陸沖で温帯低気圧となった。
台風が6月に上陸することは九州地方でも珍しいことであるが、1997年はこの8日前にも台風7号が愛知県蒲郡市に上陸しており、6月に入って2つの台風が相次いで上陸したのである。6月に2つの台風が上陸することは珍しく、1951年以降の統計では1997年と2004年の2回のみである。