平好風
平 好風(たいら の よしかぜ)は、平安時代前期の貴族。桓武平氏、刑部卿・茂世王の長男。官位は従四位下・右近衛中将。
時代 | 平安時代前期 |
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生誕 | 不詳 |
死没 | 不詳 |
改名 | 好風王→平好風 |
官位 | 従四位下、右近衛中将 |
主君 | 清和天皇→陽成天皇→光孝天皇 |
氏族 | 桓武平氏 |
父母 | 父:茂世王 |
子 | 貞文、藤原守義室、等子 |
経歴
編集初め好風王を名乗る。清和朝の貞観15年(873年)降雨祈願のため、神祇大祐・大中臣常道と共に伊勢神宮に派遣される(この時の官位は散位従五位下)[1]。翌貞観16年(874年)に父・茂世王の上奏により、子・貞文と共に臣籍降下して平朝臣姓を名乗る。
越前介を経て、仁和元年(885年)大宰少弐に任じられるなど、陽成朝から光孝朝にかけて地方官も務めた。
宇多朝の寛平8年(896年)五位蔵人に補せられ、寛平9年(897年)従四位下に叙せられる。また、時期は不明ながら右近衛中将を務めた。
官歴
編集注記のないものは『日本三代実録』による。