常呂川
北海道の河川
常呂川(ところがわ)は、北海道オホーツク総合振興局管内を流れオホーツク海へ注ぐ一級河川[1]。常呂川水系の本流である。オホーツク海側では最大の河川であり[2]、サケも遡上する[1]。
常呂川 | |
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水系 | 一級水系 常呂川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 120 km |
平均流量 |
26.41 m3/s (北見観測所 2000年) |
流域面積 | 1,930 km2 |
水源 | 三国山(置戸町) |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | オホーツク海(北見市) |
流域 |
日本 北海道オホーツク総合振興局管内 |
「常呂」の語源は、アイヌ語地名研究者の山田秀三によると、「ト・コㇿ・ペッ」(沼を持つ川)と解されるが、今は湖沼とつながっていない。また、『永田地名解』によると、昔の常呂川はライ・トコロ(死んだトコロ川)と呼ぶ支流が本流で、サロマ湖とつながっていたことに由来するとしている[2]。
地理
編集北海道常呂郡置戸町西部付近にある三国山に源流を発し、北東に流れる。鹿ノ子ダムを経由し、北見市常呂町字常呂でオホーツク海に注ぐ。
上流は森林資源が豊富で、林業や木材加工業が盛んである。中流域の北見盆地には肥沃な土地を生みだし、米、小麦、テンサイ、タマネギなど多様な作物が作られている。下流の平野でも畑作が盛んである。
流域の自治体
編集支流
編集括弧内は流域の自治体
- 上ホロカトコロ川(置戸町)
- 仁居常呂川(置戸町)
- 林班界の沢川(置戸町)
- オンネアンズ川(置戸町)
- ポンオンネアンズ川(置戸町)
- 緑川(置戸町)
- 種川(置戸町)
- 愛の川(置戸町)
- ホロイッチャン川(置戸町、訓子府町)
- ケトナイ川(置戸町、訓子府町)
- ポンケトナイ川(訓子府町)
- シルコマベツ川(訓子府町)
- オシマ川(訓子府町)
- 第二オロムシ川(訓子府町)
- オロムシ川(訓子府町)
- 上常呂川(訓子府町、北見市)
- 別着の沢川(北見市)
- サラキシエナイ川(北見市)
- イワサキ川(北見市)
- 訓子府川(置戸町、訓子府町、北見市)
- 無加川(北見市)
- シュブシュブナイ川(北見市)
- 小石川(北見市)
- 松下川(北見市)
- チャシポコマナイ川(北見市)
- トペンピラウシナイ川(北見市)
- 小幡川(北見市)
- キナチャウシナイ川(北見市)
- オンネシルクタウシナイ川(北見市)
- 仁頃川(北見市)
- ポン隈川(北見市)
- 隈川(北見市)
- 日吉川(北見市)
- 柴山沢川(北見市)
- 東亜川(北見市)
- トコロ幌内川(北見市)
- 福山川(北見市)
- イワケシュ川(北見市)
- 伊藤沢川(北見市)
主な橋梁
編集- 勝山橋 - 北海道道211号春日置戸線
- 拓殖橋 - 国道242号
- 置戸橋
- 学友橋
- 境野四号橋
- 境野一号橋
- 清住橋
- 訓子府大橋 - 北海道道143号北見白糠線
- 叶橋
- 穂波橋
- 日の出橋 - 北海道道494号訓子府津別線
- 金比羅橋 - 北海道道986号置戸訓子府北見線
- 開成橋 - 北海道道27号北見津別線
- 蘭国橋
- 蘭栄橋
- 観月橋
- 若松大橋 - 北海道道122号北見端野美幌線
- 見晴大橋(人道橋の見晴橋を自動車用に架け替え)[3]
- 北見大橋
- 端野橋 - 北海道道1024号川向端野線
- 中央橋
- 端野大橋 - 国道39号
- 忠志橋
- 日吉橋
- 栄福橋
- 太幌橋
- 共立橋
- 常呂大橋 - 国道238号
- 常呂橋 - 北海道道1033号土佐東浜線