市川小米
歌舞伎役者の名跡
市川 小米(いちかわ こよね)は、歌舞伎役者の名跡。屋号は初代とその次が高島屋、二代目が瀧乃屋。
市川子米は初代市川左團次のが子供芝居の時代に名乗っていた前々名で、その長男である二代目市川左團次もまた若い頃にこれを二代目として名乗っていた。ところが1969年(昭和44年)に満9歳の七代目市川門之助の長男が初舞台を踏むにあたり、市川子米を改めて二代目として襲名したため、本来の二代目子米の方は何故か代外扱いとなってしまった。屋号が左團次系の高島屋から門之助系の瀧乃屋に変わったのもこの時である。