川本直
日本の小説家・文芸評論家
人物・来歴
編集東京都生まれ。暁星中学校・高等学校卒業。立教大学文学部英米文学科中退。2011年、「ゴア・ヴィダル会見記」を『新潮』に発表してデビュー。2014年、女装の世界に取材したノンフィクション『「男の娘」たち』を上梓したのち[2]、文芸評論に復帰し、アメリカ文学、イギリス文学、日本文学の評論と書評を『新潮』『文學界』『文藝』『週刊読書人』などに寄稿している。
2019年には樫原辰郎との共編著『吉田健一ふたたび』が第10回紀伊國屋じんぶん大賞第14位にランクインした[3]。
2021年、初の小説である『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』で、第73回読売文学賞(小説部門)と第9回鮭児文学賞を受賞し、Twitter文学賞の後継である第2回みんなのつぶやき文学賞で国内篇第1位を獲得した[4]。同作は第35回三島由紀夫賞の候補にもなった[5]。
著作
編集小説
編集ノンフィクション
編集- 『「男の娘」たち』(河出書房新社、2014年9月)
共編著
編集- 樫原辰郎共編『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル、2019年2月)
- 樫原辰郎、武田将明共編『吉田健一に就て』(国書刊行会、2023年10月)
共著
編集脚注
編集- ^ ツイッターより
- ^ 『「男の娘」たち :川本 直|河出書房新社』 。
- ^ “発表!!紀伊國屋じんぶん大賞2020――読者と選ぶ人文書ベスト30 | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店”. www.kinokuniya.co.jp. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “川本直のデビュー小説『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』が第2回「みんなのつぶやき文学賞」国内篇第1位に決定!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “三島由紀夫賞 | 新潮社”. 新潮社コーポレートサイト. 2023年2月11日閲覧。
外部リンク
編集川本直 (@kawamotonao11) - X(旧Twitter)