岩見沢駒澤短期大学

廃止された大学

岩見沢駒澤短期大学(いわみざわこまざわたんきだいがく、英語: Iwamizawa Komazawa Junior College[1])は、北海道岩見沢市緑が丘5-102[注釈 1]に本部を置いていた日本私立大学である。1965年に設置され、1989年に廃止された。

岩見沢駒澤短期大学
大学設置/創立 1965年
廃止 1989年
学校種別 私立
設置者 学校法人駒澤大学
本部所在地 北海道岩見沢市緑が丘5-102[注釈 1]
学部 国文科
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概要

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大学全体

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建学の精神(校訓・理念・学是)

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教育および研究

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  • 一般教育科目として「宗教学」を必須としていた。
  • 科目の多くが、駒澤大学北海道教養部の教員が兼任担当していた。

学風および特色

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  • 岩見沢駒澤短期大学は、母体である駒澤大学の禅宗思想をベースとした教育を行っていたところに特色がある。
  • 女子学生を対象とした短大であった。

沿革

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  • 1951年
    • 3月8日 学校法人駒澤大学の設置が認可される[7]
  • 1965年
    • 1月25日 左記を以て文部省[注 1]より短期大学の設置が認可される[8]
    • 4月1日 岩見沢駒澤短期大学が以下の学科体制にて開学する[9]
      • 国文科 入学定員50名
  • 1966年
    • 翌年の開学を目指して以下の学科を増設するために申請を行うも不認可となり申請を取り下げる。
      • 経済科 入学定員50名[10]
  • 1971年
    • 附属語学研究所を設置。
  • 1987年
    • 4月1日 この年度で学生募集を最終とする[注釈 2]。附属語学研究所閉鎖。
  • 1989年

基礎データ

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所在地

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象徴

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  • 岩見沢駒澤短期大学のカレッジマークは駒澤大学と同じものを使用[8]

教育および研究

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組織

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学科

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設置計画のあった学科
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  • 経済科 入学定員50名[10]

専攻科

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  • なし

別科

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  • なし

取得資格について

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年度別学生数

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- 入学定員 総定員 学生数 出典
1965年 50 50 74 [15]
1966年 50 100 127 [注 4]
1967年 50 100 89 [18]
1968年 50 100 84 [19]
1970年 50 100 31 [20]
1971年 50 100 35 [21]
1972年 50 100 48 [22]
1973年 50 100 43 [23]
1975年 50 100 99 [24]
1976年 50 100 111 [25]
1977年 50 100 114 [26]
1978年 50 100 135 [27]
1979年 50 100 140 [28]
1980年 50 100 140 [29]
1981年 50 100 162 [30]
1982年 50 100 140 [31]
1983年 50 100 126 [32]
1984年 50 100 128 [33]
1985年 50 100 100 [34]
1986年 50 100 65 [35]
1987年 50 100 65 [36]
1988年 50 50 32 [37]

附属機関

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  • 語学研究所

研究

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  • 『岩見沢駒沢短期大学論集』[1]
  • 『北海道駒沢文芸』[38]

学生生活

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概要

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  • 年1回、卒業論文作成のための研修旅行という全国各地の神社仏閣を見聞する行事が2年生全員で行われていた[14]

部活動・クラブ活動・サークル活動

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  • 岩見沢駒澤短期大学で活動していたクラブ活動
    • 文化系:茶道部・花道部(サークル活動の多くは、駒澤大学北海道教養部と合同で行われることが多かった[14]

大学関係者と出身者

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歴代学長

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教職員

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施設

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キャンパス

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  • 本館:1~2階はロビー・職員室・教養部長室など、3階はプラネタリウム[注 5]、座禅堂、同窓会事務室
  • 1号館:1階は、学生ホール・教室・研究室など。2階は、教室・演習室・コンピュータ室[40]
  • 2号館:1階は、教室・演習室。2階は、教室など。3階は、研究室・講堂[40]
  • 1号館と2号館の間にスノーシェルターとしての連絡通路があり、駒澤大学附属岩見沢高等学校ともつながっていた[41]
  • この他に、スノーシェルターとしての連絡通路でつながった2階建ての図書館があった[41]
  • 専用体育館、厚生会館(食堂・喫茶室など)、学長公宅、サークル棟、大学用テニスコート[41]
  • 駒澤大学附属岩見沢高等学校や駒澤大学北海道教養部と共用の本館前の正門に繋がる中央部ロータリーには二十周年記念事業の一環として、慈光観音像が建立された。身丈3メートル30センチ・総高3メートル80センチで全体が金色であったという[42]
  • 元正門と2015年9月に建立された閉校記念碑(駒澤大学附属岩見沢高等学校野球部甲子園出場記念を併記)、[注 6]

交通アクセス

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北海道中央バス「緑ヶ丘5丁目」(当時は「駒沢高校前」)から徒歩2分[44]

系列校

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附属校

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姉妹校

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関係校

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卒業後の進路について

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編入学・進学実績

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  • 駒澤大学への編入学制度が設けられていた。

関連項目

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注釈

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注釈グループ

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  1. ^ a b かつてのキャンパス跡は駒澤大学看護福祉専門学校に転用され、現在は岩見沢市の市有地となっている。
  2. ^ a b 昭和63年度より学生募集停止[4][5]

補足

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  1. ^ 現在の文部科学省
  2. ^ 最終募集となった1987年における体制[11][12]
  3. ^ 出発[13][14]
  4. ^ 出典[16][17]
  5. ^ 右記資料に拠れば、地域貢献の一環として地元の小中学生・幼稚園児・老人ホーム入所者に見せるために作られたという[39]
  6. ^ 出典[43]。駒澤大学への土地譲渡記念碑を除き、2015年度中に全て解体された。

出典

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  1. ^ a b 岩見沢駒沢短期大学論集より。
  2. ^ 文部大臣所轄学校法人一覧 昭和60年版より。
  3. ^ 事業年報 昭和39年度より。
  4. ^ 文教協会'1988.
  5. ^ 短期大学教育 (45)より。
  6. ^ a b 文教協会'1990.
  7. ^ 学校法人名簿 昭和40年度より。
  8. ^ a b 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 2.
  9. ^ 短期大学一覧 昭和40年度 (短期大学資料)より。
  10. ^ a b 学習研究社'1966, p. 255.
  11. ^ 文教協会'1987, p. 27.
  12. ^ 短期大学教育 (44)より。
  13. ^ 現行法令輯覧 26-2巻 学事2より。
  14. ^ a b c 岩見沢駒沢短期大学'1976.
  15. ^ 文部省'65, p. 27.
  16. ^ 文部省'66, p. 28.
  17. ^ 北海道私学教育年報 昭和43年度版より。
  18. ^ 文部省'67, p. 28.
  19. ^ 文部省'68, p. 30.
  20. ^ 文部省'70, p. 30.
  21. ^ 文部省'71, p. 30.
  22. ^ 文部省'72, p. 32.
  23. ^ 文部省'73, p. 33.
  24. ^ 文部省'75, p. 37.
  25. ^ 文部省'76, p. 37.
  26. ^ 文部省'77, p. 37.
  27. ^ 全国学校総覧 昭和54年版より。
  28. ^ 全国学校総覧 昭和55年版より。
  29. ^ 全国学校総覧 昭和56年版より。
  30. ^ 全国学校総覧 昭和57年版より。
  31. ^ 全国学校総覧 昭和58年版より。
  32. ^ 全国学校総覧 昭和59年版より。
  33. ^ 全国学校総覧 昭和60年版より。
  34. ^ 文部省'85, p. 47.
  35. ^ 文部省'86, p. 47.
  36. ^ 文部省'87, p. 48.
  37. ^ 文部省'88, p. 51.
  38. ^ 北海道駒沢文芸より。
  39. ^ 岩見沢駒沢短期大学'1979.10, p. 181-182.
  40. ^ a b 駒沢大学北海道教養部'1999.3, p. 85.
  41. ^ a b c 駒沢大学北海道教養部'1999.3, p. 巻末2.
  42. ^ 駒沢大学北海道教養部'1984, p. 97.
  43. ^ 母校跡、石碑が建ってた
  44. ^ ホームメイトリサーチより。

参考文献

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全国学校総覧

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全国短期大学高等専門学校一覧

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日本の私立短期大学

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学研

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短期大学入学案内冊子

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その他

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