岩手和井内駅
かつて岩手県宮古市にあった東日本旅客鉄道の駅
岩手和井内駅(いわてわいないえき)は、かつて岩手県宮古市和井内にあった、東日本旅客鉄道(JR東日本)岩泉線の駅である。同線の廃線により2014年(平成26年)3月31日限りで廃止となった。
岩手和井内駅 | |
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駅舎(2006年10月) | |
いわてわいない Iwate-Wainai | |
◄中里 (2.8 km) (5.8 km) 押角► | |
所在地 | 岩手県宮古市和井内21-11 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■岩泉線 |
キロ程 | 10.0 km(茂市起点) |
電報略号 | ワナ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1942年(昭和17年)6月25日[1] |
廃止年月日 | 2014年(平成26年)4月1日 |
備考 | |
歴史
編集- 1942年(昭和17年)6月25日:小本線の駅として開業[1]。
- 1948年(昭和23年)11月26日:風水害により営業休止[1]。
- 1949年(昭和24年)3月5日:営業再開[1]。
- 1972年(昭和47年)2月6日:貨物取扱廃止[3]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[3]。
- 1986年(昭和61年)3月3日:無人化[2]。岩手和井内駅長が廃止され、茂市駅長管理下となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[1]。
- 2004年(平成16年)12月:駅舎が撤去される。
- 2010年(平成22年)
- 2014年(平成26年)4月1日:岩泉線の廃止に伴い廃駅[4][5]。
駅構造
編集廃止時点では、単式ホーム1面1線を持つ地上駅で、茂市駅管理の無人駅であった。さらに以前には2面2線の相対式ホームを持っていた。貨物用の切欠きホームの跡も残っていた。
駅舎は開業以来の木造駅舎があったが2004年12月に撤去され、その後小さな待合所が建てられた。待合所は岩泉線廃線後も、代替バスの待合所として利用されている。
駅周辺
編集隣の駅
編集レールバイク
編集2016年(平成28年)6月より、土曜・日曜・祝日を中心に季節限定(おおよそ4月から11月)で隣の中里駅跡との間に、予約した参加者が操縦するレールバイクの運用が開始されている。午前10時から午後3時まで。運営は、和井内刈屋地域振興会が行っている[6]。
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レールバイクステーションを兼ねて建て替えられた現在の岩手和井内駅
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旧岩手和井内駅構内で待機するレールバイク
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中里駅付近を走るレールバイク参加者
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レールバイク折り返し地点の現在の中里駅
脚注
編集- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、21頁。
- ^ a b 「通報 ●紀勢本線朝来駅ほか17駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年3月1日、8面。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、501頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “岩泉線の廃止について” (PDF). 東日本旅客鉄道 (2013年11月8日). 2015年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
- ^ 「岩泉線きょう廃止届 押角トンネルなど無償譲渡」『YOMIURI ONLINE』2013年11月8日。オリジナルの2013年11月12日時点におけるアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
- ^ “岩泉線レールバイク”. 宮古市. 2024年5月15日閲覧。