岡山港駅

日本の岡山県岡山市にあった岡山臨港鉄道の駅

岡山港駅(おかやまこうえき)は、かつて岡山市(現・南区)海岸通に存在した岡山臨港鉄道廃駅)である。岡山臨港鉄道線の廃止により、1984年昭和59年)12月30日に廃駅となった。

岡山港駅
おかやまこう
Okayamakō
南岡山駅 (1.3 km)
地図
所在地 岡山県岡山市海岸通
北緯34度35分53.6秒 東経133度57分28秒 / 北緯34.598222度 東経133.95778度 / 34.598222; 133.95778座標: 北緯34度35分53.6秒 東経133度57分28秒 / 北緯34.598222度 東経133.95778度 / 34.598222; 133.95778
所属事業者 岡山臨港鉄道
所属路線 岡山臨港鉄道線
キロ程 8.1 km(大元起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1951年昭和26年)8月1日
廃止年月日 1984年(昭和59年)12月30日*
備考 路線廃止に伴う廃駅
* 1973年(昭和48年)1月1日から貨物駅に転用
テンプレートを表示

歴史

編集

岡山臨港鉄道開業時の終着駅であった。児島湾締切堤防完成前まで、児島湾対岸の北浦と渡し船で結ばれ、児島半島対岸住民の利用があった[注釈 1]1959年(昭和34年)2月に締切堤防が完成し、それ以降利用客が激減した。1958年(昭和33年)4月15日無人化された。この時期、旅客用ホームが駅中心から運河と踏切を挟んで100 m北に設けられ、以前の旅客用ホームは貨物の積卸場に変わった。1962年(昭和37年)6月に自社倉庫への専用線が新設された。1960年(昭和35年)より、南岡山駅(後の岡南元町駅)を折り返す旅客列車が増加し[注釈 2]、晩年の乗降客数は、1日10人に満たない状況にまで至った。1973年(昭和48年)1月1日に旅客営業を廃止し、貨物駅となった。

利用状況

編集

1984年度の統計によると、年間の貨物取扱量は、到着量0 t、発送量75 tであった。

隣の駅

編集
岡山臨港鉄道
岡山臨港鉄道線
南岡山駅 - 岡山港駅

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 岡山港駅跡近くにある岡山電気軌道(岡電バス)福島・中央市場線のバス停名称は、2022年令和4年)1月現在も「北浦渡船場」である。
  2. ^ (1970年10月現在においては、大元駅 - 南岡山駅間が11往復である一方、南岡山駅 - 当駅間はわずか1往復であった)

出典

編集

参考文献

編集
  • 寺田裕一 著「線路・駅」、名取紀之 編『岡山臨海鐡道』(初版)ネコ・パブリッシング、東京都目黒区〈RM LIBRARY 197〉、2016年1月1日、28-33頁。ISBN 978-4-7770-5391-9 

関連項目

編集

外部リンク

編集