山陰海岸ジオライナー
山陰海岸ジオライナー(さんいんかいがんジオライナー)は、かつて西日本旅客鉄道(JR西日本)が鳥取駅 - 豊岡駅間を山陰本線経由で運行していた臨時快速列車である。
山陰海岸ジオライナー | |
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概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 快速列車 |
現況 | 運行終了 |
地域 | 鳥取県、兵庫県 |
運行開始 | 2011年4月2日 |
運行終了 | 2021年1月31日(運休前の最終運行) |
後継 | あめつち〜因幡・但馬〜 |
運営者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
路線 | |
起点 | 鳥取駅 |
終点 | 豊岡駅 |
営業距離 | 81.9 km (50.9 mi) |
運行間隔 | 土休日1往復 |
列車番号 | 9552D・9555D |
使用路線 | 山陰本線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
技術 | |
車両 |
キハ126系気動車 (後藤総合車両所) |
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) |
電化 | 非電化 |
最高速度 | 95 km/h (59 mph) |
概要
編集2010年10月に山陰海岸ジオパークが世界ジオパークネットワークに加盟認定されたことを受けて、域内の観光促進を目的に2011年4月2日より運転を開始した。運行開始当初は2往復で運転されていたが[1]、後に1往復は愛称無しの快速に変更され1往復体制となった[2][3]。
2020年3月のダイヤ改正以降、それまで通過していた東浜駅に停車するようになった[4]が、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、2021年2月6日以降、長期運休が続いている[5]。2022年3月改正段階でもあくまで運休扱いである旨がJR西日本公式サイトにてアナウンスされていたが、特急「はるか」が全列車運行を再開した2022年11月には運休情報のページ自体が削除されたため、事実上廃止されたものとみられる。
2024年4月20日より特定日のみの臨時列車として鳥取駅 - 城崎温泉駅間に『あめつち〜因幡・但馬〜』が運行されており[6]、列車の性質は異なるものの、鳥取発の往路をほぼ同じ時間に設定するなど、事実上の後継となっている。
運行概況
編集土曜・日曜・祝日に運行された。朝の鳥取発、昼の豊岡発のダイヤで鳥取駅 - 豊岡駅間を1往復していた。 ジオパーク内を走り抜ける観光列車としての要素もあるため、一部区間では減速運転も実施していた。
停車駅
編集鳥取駅 - 岩美駅 - 東浜駅 - 浜坂駅 - 餘部駅 - 香住駅 - 竹野駅 - 城崎温泉駅 - 豊岡駅
使用車両
編集後藤総合車両所に所属するキハ126系気動車が使用されていた。
主に「山陰海岸ジオパークラッピング列車[7]」2両編成(キハ126-11+1011)で運行されている。ラッピングのデザインは鳥取砂丘と浦富海岸がメインテーマとなっており、外装だけでなく内装にも施されている。この編成は本列車の運行が無くなって以降、山陰本線の一部列車のほか、境線を中心とした普通列車としての運用に入っていたが、2023年中にラッピングが解除されている。
脚注・出典
編集- ^ railf.jp(鉄道ニュース) (2011年4月7日). “臨時快速”山陰海岸ジオライナー”運転”. 交友社. 2016年1月13日閲覧。
- ^ 土曜・日曜・祝日運転!JR臨時快速列車 山陰海岸ジオライナー ご利用ください! 香美町
- ^ 臨時快速列車「山陰海岸ジオライナー」運行中! 鳥取県
- ^ “2020年 春の臨時列車運転のご案内” (PDF). 西日本旅客鉄道米子支社 (2020年1月17日). 2024年4月26日閲覧。
- ^ “山陰海岸ジオライナー(山陰本線)運休のお知らせ” (PDF). 西日本旅客鉄道 (2021年1月24日). 2021年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月8日閲覧。
- ^ 『観光列車「あめつち」2024 年 3 月~9 月の運行について~運行区間を拡大します~』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2023年12月15日 。2023年12月16日閲覧。
- ^ 山陰海岸ジオライナーラッピングデザイン 鳥取県