山田真巳
山田 真巳(やまだ まさみ、1938年2月22日 - )は、日本の日本画家。東京都出身。本名同じ。
1950年に東京教育大学附属小学校(現・筑波大学附属小学校)、1956年に東京教育大学附属中学校・高等学校(現・筑波大学附属中学校・高等学校)、東京芸術大学美術学部日本画科卒業。東京芸術大学日本画科大学院修士課程修了。
経歴
編集東京芸術大学美術学部日本画科修学中に日本美術院展に入選する。
1975年、友人に誘われて極楽鳥をスケッチするためにパプア・ニューギニアを訪問[1]。その後、日本画家として活動を続けながら世界各国を歴訪し、その国々においての作品を残している。現在も定期的に個展を開き活動を続けており、最近の活動では2006年2月に東京アメリカンクラブ、2014年9月には在日インド大使館にて個展を開催しており、後者には来日中のナレンドラ・モディ第十八代インド首相が訪れた。2016年10月にはインド文化交流評議会(I.C.C.R.)主催の国際会議にて「インドの画題と画材を用いた日本画の技術(The Technique of "Japanese Style Painting" with Indian Subjects and Pigments)」のテーマで特別講演(英語)をした。
妻は作家の山田真美。
作品
編集ひとつのテーマを取り複数の作品を残している。
- テーマ 梟・・・『朝を待つ』など
- テーマ パプア・ニューギニア・・・『祭りの男』など
- テーマ オーストラリア・・・『カントリー・ホテル』など
- テーマ インド・・・『蓮』など。
- テーマ ヒマラヤ・・・『ラダック風景』など
主なコレクション
編集- 『極楽鳥屏風』(パプアニューギニア国会議事堂・蔵)
- 『エアーズロック屏風』(駐オーストラリア日本大使館・蔵)
- 『カタカリ屏風』(駐インド日本大使館・蔵)
- 『マチャプチャレ山』『シヴァとパールヴァティ』(駐ネパール日本大使館・蔵)
- 『飛ぶ鳥』(オーストラリアNSW州立美術館・蔵)
役職
編集- ヒューストン・インターナショナルフェスティバル委員会美術顧問(1991年~)
- 日印芸術研究所(インド政府認可法人)を設立(1996年)、代表
- ナムギャル旧王家ラダック芸術文化研究所ディレクター(1996年~)
- 日本ブータン芸術委員会を設立(2003年)、代表理事
脚注
編集- ^ 日本画に鮮やか「最後の楽園」『朝日新聞』1979年(昭和54年)10月22日夕刊 3版 11面