山田ババアに花束を
花井愛子による日本のライトノベル
『山田ババアに花束を』(やまだババアにはなたばを)は、花井愛子による日本のライトノベル。イラストは折原みとが担当している。1989年にはミュージカル化が、1990年には映画化が行われた。
山田ババアに花束を | |
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小説 | |
著者 | 花井愛子 |
イラスト | 折原みと |
出版社 | 講談社 |
レーベル | 講談社X文庫ティーンズハート |
発行日 | 1987年5月 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル |
ポータル | 文学 |
あらすじ
編集名門女子高のオールドミス(昭和19年生まれの設定)女教師・山田正子は、ほとんど男性と付き合った経験もなく、非常に堅い性格で厳しく生徒指導に当たる。一方で同高校の1年生・神崎瑠奈は今時の女の子らしく遊びまくる毎日で、山田とは天敵ともいえる関係にあった。しかし山田のお見合い中に、とあるきっかけで二人の体が入れ替わってしまった。
登場人物
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既刊一覧
編集- 花井愛子(著) / 折原みと(イラスト) 『山田ババアに花束を』 講談社〈講談社X文庫ティーンズハート〉、1987年5月発行、ISBN 4-06-190097-8
映画
編集1990年12月15日に東宝で映画化された。同時上映作品は『スキ!』[1]。当時VHS化はされたものの、それ以降は映像ソフト化されていない。
当時の好感度上位タレントであった山田邦子を主演に起用しているものの、年間のブロックブロッキングを組んでいる東宝の正月興行としてはシリーズものやアイドルものでもない作品は異色であり、興行も振るわなかった[1]。本作品の公開時点で翌年の正月興行である『ゴジラvsキングギドラ』の企画が進行しており、書籍『平成ゴジラ大全』では同作品までのショートリリーフであったと推測している[1]。
キャスト
編集- 名門女子校「清花女学院」に勤務する女性教諭。生活指導担当という事もあり、生徒たちからは恐れられている。恋愛から縁遠くなっており、独身。所謂「オールドミス」で生徒達からは「山田ババア」と呼ばれている。
- 清花女学院の生徒。活発な性格で友達が多く、ボーイフレンドもいる所謂「今どきの女子高生」タイプ。正子と体が入れ替わってからは彼女の苦労などを知るようになり、正子と裕二との恋を成就させるべく奔走する。
- 正子にお見合いの話を持って来る。
- 医大生。瑠奈のボーイフレンド。
- 正子のお見合い相手。実は正子の15年前の初恋の人。
- 北川先生 - 楠見彰太郎[2]
- 戸念病院看護婦長 - ペコちゃん
- 佐藤 - 山田吾一[2]
- 井上 - 横山あきお[2]
- マミ - 金剛寺美樹[2]
- ユキコ - 森下桂[2]
- ミカ - 大神いづみ[2]
- リン - 李媛[2]
- ミユキ - 飯田かおり[2]
- タカシ - 川本昭彦[2]
スタッフ
編集ミュージカル
編集1989年に青山円形劇場公演としてミュージカル化された。このミュージカル版を元に、シナリオブックが講談社、ミュージカルの曲を収録したCDがEMIミュージック・ジャパンから発売されている。