山本進一 (法学者)
日本の法学者、裁判官 (1925-2013)
山本 進一(やまもと しんいち、1925年(大正14年)2月5日 - 2013年(平成25年)1月25日[1])は、日本の法学者・裁判官・弁護士だった人物。法学博士(明治大学)。明治大学学長。専門は民法全般。
生涯
編集東京出身。1942年、慶應義塾商業学校卒業。1944年、明治大学専門部法科卒業。赤紙で召集を受ける。1945年、復員。1947年、高等試験司法科試験合格。1949年、明治大学法学部卒業。東京地方裁判所判事補に任官。1952年、東京簡易裁判所判事を併任。1953年、退官。明治大学法学部助教授(民法担当)。弁護士登録。1954年、明治大学法学部教授。1962年、博士(法学)。論文の題は「無効行為転換の理論」[2][3]。1967年、旧司法試験第二次試験考査委員(~1971年)。1968年、明治大学評議員(~1972年)。1972年、同法学部長(~1975年)。1978年、同法制研究所所長(~1980年)。1980年、明治大学評議員(~1984年)。明治大学学長に就任(~1988年)。1992年、明治大学評議員(~1995年)。1995年、明治大学定年退職。同名誉教授。松坂大学現代法経学部客員教授(~2000年)[4]。
主要著書
編集- 『民法概論』共著 弘文堂 1959年
- 『不動産売買の法律相談』共編 有斐閣 1969年初版/1993年第6版
- 『総則』共編 有斐閣 1969年初版/2004年第4版増補補訂3版
- 『不動産取引:不動産ビジネスの基本書』不動産法研究会編 有斐閣 1970年初版/1995年第10版
- 『物権』共編 有斐閣 1970年初版/2003年第4版増補版
- 『担保物権』共編 有斐閣 1970年初版/2003年第4版増補版
- 『債権総論』共編 有斐閣 1970年初版/2002年第4版増補補訂版
- 『契約各論』共編 有斐閣 1970年初版/2002年第4版増補補訂版
- 『事務管理・不当利得・不法行為』共編 有斐閣 1970年初版/1997年第4版
- 『親族』共編 有斐閣 1971年初版/2000年第4版増補版
- 『相続』共編 有斐閣 1971年初版/2005年第4版増補補訂版
- 『宅地建物取引業法(自由国民・口語六法全書 第25巻)』監修 自由国民社 1974年
- 『民法研究(学術選書)』信山社出版 1995年
などがある。
脚注
編集- ^ 山本進一氏が死去 元明治大学長山本進一先生 お別れ会のご報告
- ^ 博士論文書誌データベースによる
- ^ 国立国会図書館. “博士論文『無効行為転換の理論』”. 2023年4月2日閲覧。
- ^ 以上につき、『法学論叢 第67巻第4・5・6合併号』(明治大学法律研究所、1995年3月535-558頁)